劇場公開日 2016年11月18日

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「失踪事件に巻き込まれたアル中が引き起こす騒動が辿り着く真相に唖然」ガール・オン・ザ・トレイン よねさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0失踪事件に巻き込まれたアル中が引き起こす騒動が辿り着く真相に唖然

2016年10月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

離婚間もないレイチェルは通勤電車の車窓から毎朝見かける若い夫婦スコットとミーガンの姿に自身の理想の夫婦像を重ねていた。ある日ミーガンが違う男性とベランダにいるところを目撃し、動揺したレイチェルはバーで泥酔した後記憶をなくして自室で傷だらけの状態で目覚める。その後自宅を訪ねてきた刑事からミーガンが行方不明になったことを知らされるが・・・。

実はアル中で前夫に電話かけまくるような厄介者であるレイチェルが、ミーガンの失踪をきっかけに色々と騒動を起こしていく果てに辿り着く真相に客席全員が息を呑み、その後訪れるクライマックスで思わず客席が大喝采という冒頭からは想像のつかない意外な展開が実に見事なサスペンス。

レイチェル役のエミリー・ブラント、ミーガン役のヘイリー・ベネット、そしてレイチェルの前夫トムの妻アン役のレベッカ・ファーガソンの3人の演技がとにかく素晴らしく、とりわけミステリアスな雰囲気を漂わせるヘイリー・ベネットが特に印象的、今後の活躍が期待される女優だと思います。

よね