沈黙 サイレンスのレビュー・感想・評価
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妥協が見える自己満
内容ではなく、映画として。
日本の農民はキリスト教徒であれば
誰でも英語を話せるということ、
武士も役人は当然、
下々の牢番まで英語を話せること。
これでは浅野忠信の通訳は不必要。
異国の中でしっかり英語を話せる通訳だからこそ、
心を通じる(かは分からないけど)
という大事なポジションなのでは?
そしてそもそもはポルトガル語なのでは?
この言語の描写をスルーしてレビューすることは
この映画に関してはとてもできません。
違和感持たないですか?
結局、マーティンスコセッシはハリウッド目線の映画を作ったこと。
あそこまで日本の小説で日本を舞台にし、
宗教のそれを描くのであれば、
そこは妥協すべきではないところと思う。
浅野忠信もイッセー緒方も良くなかった。
窪塚洋介のくすんだ目と、
人間らしすぎる卑屈さは良かった。
「考えさせられる」
それはその言葉を発することで満足しているだけ。
原作を読もうと思う。
原作イメージ守っている
つまらない
人は弱い
重い映画。
小説を読んでいる気分そのまま。
救いを求め、苦痛に耐え、信仰し続けているのに、
何故神は沈黙するのか。
家族が踏み絵を踏まず、処刑される中で
キチジローは、踏み絵を何度も踏み、
時に仲間を裏切り、何度もその都度、許しを乞い
許されたいが為に、神にまた頼る弱いキチジロー。
信仰を、『踏み絵を踏まない』という見えるもので、
示そうとする人々。
人の心は、目に見えない。
信仰とは、見えないものなはずなのに。
踏み絵を踏んだ宣教師。
しかし、その心は見えない。
彼が最後に信じていたものは、誰にもわからない。
信仰とかなんなのか?
目に見える行為が信仰なのか?
人の弱さ、強さとはなんなのか?
をずーーーと、語り続けてる映画。
泣けるとかはなく、ひたすら考えさせられる。
私は自分の弱さや日本の信仰、はたまたイスラム教、キリスト教について考えてしまった。
残酷な拷問シーンもあるよ!
沈黙
弱きものへの迫害は今なおつづく
迫害の中でいかに信仰を貫くか、いかに生き抜くのか。どんなに迫害が厳しくとも神は沈黙し、命をさらして生き方を問われるのは人間だ。
結局、生きることと信仰を貫くことを両立させるために必要なことは、心すら閉ざして沈黙することだった。
為政者が弱きものへ求める服従は、声をあげることを奪った。そして沈黙することすらも奪おうとする。
あの拷問は、"進化"して特高警察に引き継がれた。弱きものに服従を求める為政者の欲望は、今もなお姿を変えてこの国を覆う。
弱きものへの迫害は、今なおつづく。基地被害地を見よ。被災地を見よ。過労死を生む企業社会を見よ。民族や信仰を理由に差別するものを許容する為政者を見よ。
本質的には"進化"していない、弱きものが多数を占める我が国ニッポンだ。本当に困ったもんだ!なんて、なっ。
神の存在を問う
最初から最後まで幕府のキリスト教信者への弾圧やあらゆる拷問にそれでも神を信じ続ける信徒たちのいわば我慢くらべのような映画です。
特筆すべきはやはり現代にも通じる外国人から見た日本人の様々な特徴を細かく捉えた正直な描写です。
主役の外国人神父の視点で映画は進むので出てくる日本人が良い人も悪い人もとにかく不気味でキモいです。それでも今までの日本を扱う作品なら主人公と恋に落ちる若い邦人女性が出てきたりしましたがこの映画にはそんな甘ったれた展開はなし!最初から最後まで脱線せずにひとつのテーマを追い続けるので長時間ですが目が離せません。
日本の俳優陣も予想をはるかに超えた素晴らしい演技で特に浅野忠信さんはこんなに存在感のある俳優だったのかと再認識させられます。
信徒への拷問が見るに耐えないものもあるので要注意です。そしてこの作品独特の雰囲気は映画館じゃないと味わえないような気がします。
余談ですが映画が終わった後のエンドロールはありませんのでエンドロール中に帰る方はタイミングが難しいでしょう
期待したほどでも
日本人俳優達の素晴らしい演技
信仰とはなんなのか…
日本の小説を海外の監督が映画化したいと熱望したと聞いて興味が湧きました。
リーアム・ニーソンが出演していた事も大きかったですね。
冒頭から生首と凄惨な拷問が映し出されて痛々しく辛かったです。
同じ日本人同士で厳しい拷問というか処刑だよねあれは…
日本にも、こんな時代があったのかと今のイスラムを見てるようで複雑な気持ちになりました。
あんまり宗教云々は言いたくないので映画の話だけすると役者が良かった。
アンドリュー、アダム、リーアム、この3人の声が聞いてて耳心地が良かった。
この沈黙という作品は、あえてだと思うがBGMがほぼなく自然の音や声がそのまま流れてて、だからより没入できたのかなと思います。
3時間近い作品だったけど長くは感じませんでした。
日本人キャストも有名どころが出演してて、たまにあるアジア系の人を適当に使ったエセ日本人じゃないところは安心でした。
日本人は大半が百姓役なんだけど、この人達が、物凄く痩せこけてて、そういう体型の人を選んだのか減量したのかわからないけど胸や肋に骨が浮いてて、それがより拷問シーンを辛く過酷にみせてたと思います。
信仰に救われる人、揺さぶられる人、捨てる人。
色々な人がいたけれど人の奥底の心理をのぞいたようで難しく暗く悲しい話だったかな。
静かに淡々とでも確実に何かが蝕まれて消えていく、そんな感覚でした。
ロドリゴもフェレイラも、日本人の様に生きていたけど、ロザリオや聖書が無くても心の底では信仰心は捨ててなかったんじゃないかなと私は思いました。
よくぞ映画化してくれた
みんなが知らない日本の歴史
海外の監督から学ぶとは。
これが事実だとは思いたくないけど。
宗教っていったいなんだろう。
と考えさせられた。
海(波)が人間の不安や残酷などを表現していて、最近の日本映画ではこういうシーンは見てないな。
野村芳太郎監督作品を思い出しました。
皆さんが言うようにおすすめはしません。自分が見たいと思ったら見にいくべき作品ではあります。
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