「弱くてもいい。」沈黙 サイレンス Kentaroさんの映画レビュー(感想・評価)
弱くてもいい。
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信じる人が救われればそれでいいんだと思う。それにしても、人の宗教を弾圧するという恐ろしいことが、あの時代には行われていたというのに、驚いた。踏絵は学校では習っていたが、踏めないという人がいて、殺されていたという事実。
ひどいだけでは語れない。当時は、本当に脅威を感じていたんだろう。そして、殺されていく人たちも、神を裏切らないということで、死後の幸せを得たのかもしれない。
そして、奉行も、殺したくて、殺しているわけではない。
パードレ二人も、結局、心の中までの改宗はされなかった。信じ続けていた。これを、日本の監督ではなく、マーティンスコッセッシが撮影している。すごい。すごいの一言。
ただ、エンタメではない。これは、作品である。いい映画でした。
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