劇場公開日 2017年1月21日

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「哲学や宗教の本質を教えてくれる珠玉作品」沈黙 サイレンス Kazu Annさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0哲学や宗教の本質を教えてくれる珠玉作品

2017年4月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

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Kazu Ann
きりんさんのコメント
2021年11月26日

自分の命よりも、自分の魂を救済してくれたと信ずる神に忠誠を貫いて殉教していったのが五島のキリシタンたちな訳です。

きりん
きりんさんのコメント
2021年11月26日

ご参考までに

中東で誕生したキリスト教は西と東に伝播して行きました。

西はヨーロッパ。
興味深いのは飢饉や餓死の多かった貧しく寒冷の地であったドイツでは、「一人の人(キリスト)が死んでその分で残りの者が食いぶちを得て生きのびた」というキリスト教義が民衆の暮らしの中で実体験として受け入れられていたためキリストの救済信仰が強固に定着し、

かたや東に伝播したキリスト教は中国では景教と呼ばれて信仰されていたものの、ドイツと異なり稲作の豊かな国土では餓死が起こらなかったため、十字架の身代わり=あがないによって人は救われたという教義が実感を持たなかったがゆえにじきに廃れてしまった経緯があります。

この農業国で肥沃なアジアではキリスト教が消滅し、根付かなかったという結果のいくつかの例外が
・餓死と圧政で息も絶え絶えだった日本の貧民と、
・日本の植民地下での韓国です。
(韓国では独立運動の原動力はキリスト教が担っています。韓国は確か今でもクリスチャン人口は30%、それ故国政選挙の投票日も教会の礼拝がある日曜日ではなくて平日が投票日になります)。

きりん
CBさんのコメント
2021年11月26日

いい映画ですよね

CB