「とても濃い時間を過ごしてきました」沈黙 サイレンス グッドラックさんの映画レビュー(感想・評価)
とても濃い時間を過ごしてきました
長い映画なのでどうかなと思っていましたが、なにか、とても濃い時間を過ごしてきました。
次々と突きつけられるものに心を揺さぶられました。
時間をかけてまとってきたものをどんどん剥ぎ取っていくようで、苦しく、どきどきしました。
ロドリゴがたどり着いたのは、静けさの中でしょうか、包まれているでしょうか。
テンポが良く、時間の長さが気になりませんでした。
俳優陣もとても良かった。苦しみ迷い続ける主人公を演じたアンドリュー・ガーフィールドの、優しい声が心に残りました。
あと、浅野忠信演じる通訳の豪胆な雰囲気が、井上様の食えない感じと良いコンビネーションでした。ああいうのが本当に恐い。
走り去るキチジローは百点満点!でした。
コメントする