光をくれた人のレビュー・感想・評価
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赦すと言うこと
それぞれの立場のそれぞれの思い、誰が悪いとか何が正しいこととか多くの情報が入り交じった中で展開してゆく骨太なストーリー。結末のわかる単純な作品として片付けられない、人間的思いがたくさん詰まっています。非常に難しいテーマでありながら、それを無理のない構成で演出。
「一度は赦す」というこの作品で最も深みのある言葉に唸り、それを踏まえて成り行きを見守ると、涙あふれるほどに数多くの愛を感じられました。
真実を伝えること、赦すということ、そして愛するということ。夫婦として、家族として、人間として、とても心に深く入ってくる作品でした。邦題も素敵ですね。
なんか犯罪を正当化してるけど…。
孤島の灯台守の孤立感はすごいのだと思うけど、結局は罪犯してるんだよなー、と。
妻を思う愛情も、子を思う愛情もひしひしと伝わってはくるがもとをただせばどうなのかと。
1度赦せばそれでいい、と言うセリフが心に沁みました。
心を偽っては生きていけない
ロケ地が凄い所ですね。
ご主人の心の葛藤がひしひしと伝わってきます。
奥さんの身勝手さを腹立たしく思ったり、「自分ならどうするか?」と考えながら見てしまったが、その立場にならないと絶対に分からないものだと思う。
ラストシーン、彼はどんな風に生きていくのだろうか?
よかった
登場人物それぞれの愛がしっかりと表されていだと思う。ドイツ人の夫が幸せに生きるコツは?と聞かれた時に言っていた「相手を恨み続けないで一度赦してしまうことだよ。」というセリフがすごく素敵だと感じた。
道を間違えた灯台守の悲しい物語
小さな島の灯台守が犯してしまった過ちが後々大きな波紋を呼んでしまう物語。
幸せの絶頂にいた人が、ある人突然奈落の底に突き落とされ
絶望していた人にかすかな希望の光がさす
どうすれば皆が幸せになれるかを考えても、100点満点の答えは見つからない
互いが譲歩し合い、何かを諦めるところに答えはある
灯台がいつも光を発していないと旅人は道を誤ってしまう
私たちも道しるべを見失うと、いつの間にか間違った人生を歩み、いつか元に戻れないところまで行ってしまう
間違えは誰でもしてしまうもの
でも、道しるべを見失ってはいけない
素晴らしい映画だったので、公開されたら是非。
切なかった
家族愛、夫婦愛、親子愛、それぞれの深い愛
そして罪と赦し
とても重いテーマに胸が苦しくて切ないのに
美しい風景や風の音、海と波、光、雨、土
全てが心情とリンクしていて否応なしに
映像に引き込まれてしまいました
子を持つ母として二人の母の気持ちが
理解出来るので余計に心が苦しくなりました
愛とは何か・・・
抗うことが出来なかった犯した罪
夫の深い愛
そして赦しとは・・・
泣かずにはいられませんでした
とても切ない物語の中で最後に邦題である
「光をくれた人」この題名に納得
最後に救われました
今ある幸せを噛みしめながら
人生について愛について真剣に考える
いい機会を与えて頂きました
とても重いテーマではありましたが
観て良かったと思っています
原作を読みたいと思います
*
子役が凄く可愛いそして主役のお二人アリシア・ヴィキャンデルと
マイケル・ファスベンダーは実際に交際されているそうで
二人のラブシーンはとても美しくて髭を剃るシーンは
とても微笑ましかったです
静かで美しい物語
展開は大体予想がついてしまう系統の映画であることは否めない。ただ、それでも面白い。
子供の親権を争う物語ではない。夫婦の愛の物語でもあれば、それぞれの辛い葛藤の物語でもある。とても繊細な映画。
誰も悪くない状態で、それぞれが思ってることはどれも正しい。そんな状況下でのトムの決断はみていてとても辛い…
子供にとっては何が大切なのか?残された人々にとっては?過酷な選択を強いられる登場人物たち一人一人の心情を考えるだけでも、こみあげてくるものがある。
そのようなものを全て繊細に描かれているため、心に染みるものがあるのは間違いない。キャストもそれぞれ、繊細で素晴らしい演技をして観客を世界観に引き込む。
とてもクオリティの高い映画だった。
欲を言えば、想像通りであったのも確かではある。
高倉健風なファスベンダー
ラブストーリーというより、愛の話。恋人、夫婦、親子、母子、父子のそれぞれの愛。悪人がいない、だから泣ける。話としては角田光代さんの「八日目の蝉」を思い出したが、あちらはサスペンス、こちらはドラマ。高倉健さんを彷彿とさせるキャラクターで父親役を演じるファスには、ズッキュンズッキュンやられました。アリシアちゃんとのラブシーンはもはや演技の域ではないことがスクリーンからダダ漏れ。
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