MERU メルーのレビュー・感想・評価

圧倒的としか言いようのない映像でした。
垂直の大岩壁との極限の戦いを観たければ、この映画が最も適していると断言します。

ドキュメンタリーとしては、失礼ながら自分自身のドキュメンタリー映画の視聴経験の少なさゆえに良さがいまいち説明できません。
しかし、あの白い壁と深いブルーの空を舞台にあくまで自分の限界に挑む登山家達の内面に少し触れられた気がしました。

これは、映画のレビューとは少し離れますが、クライマーの山に対する意識というものは詰まるところ、やはり限界への挑戦なのだと思います。
その意識はそこまで特別なものではなく、むしろありふれた存在です。
例えばタイムに挑む陸上選手や、業績を伸ばそうとする経営者などです。
しかし、登頂し、生きて帰る。
その難しさを考えると、意識はもしかしたら同じでも、その行為はあまりに特殊と言わざるを得ないと思います。

すごい、俺には無理。
4日も壁面テントに居たら、もうやる気にはならんな。頭蓋骨骨折しててもまた行くのもすごい。
登頂した達成感は、想像もできない。

ヒューマンドラマだった！
3人の生き様に、40男の私はホロリとさせられ、人生考えさせられてしまう。
山ヤなので、星半個〜１個多いかな？笑
いや、構成も素晴らしかった

３人とも三者三様にクレイジー過ぎる。
しかし文字通り命を懸けて何かを成し遂げるというのは人間にとって本懐であると思う。
久しぶりに別府鶴見岳程度に登ってみたくなったよ。
25

登山家、恐るべし。
ドキュメンタリー、恐るべし。
実話、実写でこれを撮られたのでは、
登山映画のジャンルでフィクションでこれを超えることはできるのだろうか？
そもそも、登山家の生き方や考え方、その体験してきたこと、それらが全て、自分にはフィクションではないかと思える。
必見！

ドキュメンタリーでしか撮る事が出来ない映像。
登ってる人達もすごいけど、撮ってるスタッフがすごいなぁと思ったら、撮影・監督もクライマー本人だった。
少しナルシス感はあっけど、構成がすごくしっかりしている。（今まで頻繁に出ていたインタビュー映像が途中出てこなくなったり）
見た事ないものって、やっぱり見たいんだな。

まるで宇宙飛行士のよう。
登頂できなかった、骨折して登山家を引退するしかなかった、そんな失敗経験で終わってしまう人生は選択しなかった人間を、見捨てられない気持ちはわかる。危険だし、死んでいてもおかしくない。けどたぶん、死は恥で恐怖に包まれている事象で、彼等にとってはひとつの結果でしかないんじゃないか。むしろ、希望と不安に駆られている仲間を、自分だけが支えてあげられるから、やめろとは言わなかったんじゃないか。大怪我をした仲間が意志を持って、次を目指しているのを、チームメイトが支えてくれるのは感動を禁じ得ない。本人たちには多大な見栄があるし、頑固すぎて実際馬鹿だと思う。でも結果を残してしまったんだからすごい。手放しに讃えられることではないが、人類初を成し遂げたのだから、やっぱりすごい。

難攻不落のメルー、シャークスフィンを登頂しようとする男達のお話。

エベレスト等とは装備も違い、シェルパもいないために自分達で１００キロを超える装備を運び挑まないとダメらしい(笑)

そこまでしてなんで？w
と思ったけどなんか納得もしてしまったw

ドキュメンタリーとして作られており、みているそれはナショジオの特番みたいであったが、やはり大きなスクリーンでは感じ方がちがう。

途中から見下ろすパノラマは高い所が苦手な人は目を覆いたくなるくらい、雪を削る音、カラビナの金属音、日常では聞く事のない音がまたドキドキさせてくれる。

写真で見たことのある崖に張るテントw
いやいや、そんな事までして登りたいの？ってマジてビックリしたけど、本当に ただひたむきに上を目指す人たちには純粋にエールを送ってしまう。

スノボで雪山に行くのとは全く違う零下３０度とかの世界は想像できないが、僕はどんなに勧められても勘弁したいなー。

でもてっぺんの景色は見てみたいなーw

以前、「クライマー パタゴニアの彼方に」を見に行きましたが、同様のドキュメンタリー作品なので、映像がハンパ無いです。
人が極限に挑む際、殆んどが寒い場所での戦いになります。
それを乗り越えて行くのですが、あの氷った壁で1週間以上も格闘するのは、常人には出来ないですね。
高所恐怖症の私にとっては、あの狭い頂上の風景を見ただけで、目が眩んでしまいました。
ただ、ただ、凄い！と感じた作品でした。
でも、一番凄いのは、撮影したカメラマンさんではないでしょうか。お疲れ様でした。

劇場で観たかった作品。
映像美！素晴らしかった！

誰も見たことのない景色を見たい
自分を試したい
メンターが成し遂げられなかった志を受け継ぎたい
想いは様々に山に駆り立てられる情熱と、
生きて帰ることを判断する冷静の間で、
単なるドキュメンタリーとしてでなく、クライマーの本質に迫る良い作品だった。

ヒジョーニ良かったッス。

本物です。とはいえ、商業的に成功するための演出は当然されています。
監督 制作 撮影 出演 のジミーチェンにはすごい才能と情熱を感じる。
無事に帰還してこその冒険です。撤退の勇気が描かれているのも良かった。
クライミングの道具の説明があるともっと良かったんじゃないかな。
高度順応についても描くと、より困難さが伝わると思う。6500mではじっとしていても体力を消耗するような酸素の薄さだ。そこで何十キロを担ぎ、あの壁を登るんだから。

単なる山岳映画かと思ったが、前人未到の頂に挑んだ三人にこんなドラマがあるとは思いもしなかった。命を預けられるほど信頼する仲間と、誰もなし得なかったことをやり遂げる。人生にこれ以上の喜びがあるだろうか。なぜ山に登るのかという問に対する答えの一端を垣間見た。映像も素晴らしかった。

Meru の凄さが伝わりました。

また彼らの登山家としての凄さも。 またMERU登頂のドキュメンタリーだけでなく、彼らの生き様、周りの理解者達、サポーターなどチームとしての信頼度など、たくさんの感動をもらいました。

最後にジミーチンさん、かっこいいなぁ〜（笑）

実は私の兄貴は、よく仲間と山岳地帯に行っていました。あまり話しをしない兄貴でしたが、ある日、帰って来た時、指が凍傷になっていました。
家族全員が、そのことに注目することになり、体調、現地の天候、気温、風向き持って行く器材…それが1つでも欠けていたら命にかかわる危険なスポーツ？
と思うようになりました。
両親は、ただの山登りぐらいに感じていたため、それがきっかけで兄貴は行かなくなりました。

数学と英語は抜群に成績が良く毎年表彰された兄貴はもういません。

精神と肉体を鍛える坊さんの苦行となんら変わらない。
登山する理由が良く分かった。

知識や経験だけでは登れない

困難を通過した人間
困難を抱えてる人間
にしか登ることはできない

男たちの精神の到達点

スクリーンで体感すべき一本です。

4本目。
選ばれた中から更に、選ばれた人達何だろうな。
俺には無理。

完全なるノンフィクションでリアルな雰囲気が味わえ、しかもその中に小さなドラマもあり満足でした。
もう一度レンタルしてみたいかも。

「山に何故、登るのか」との問いに「そこに山があるからだ」と答えたのは、ジョージ・マロリーという人らしいのですが、私であれば、例え、そこに山があったとしても、決して危険を冒してまで登山することはないでしょう。山岳遭難のニュースを見るたびに、山に対する恐怖心は昂じてきます。
　この映画の監督、ジミー・チンは仲間が滑落し、瀕死の重症を負っても、再度、登山に挑戦させます。映画を観ていて私はこの連中は完全に狂っていると、思いました。自分のまわりの人々をいたずらに悲しませてはいけないのです。自分の命を粗末に扱うような行為を生きがいにしてはいけないのです。何の苦労もしていないかのように、飄々と経験談を語り続けるエゴイスト、ジミー・チンの姿を見ていると怒りがこみ上げてきました。
　このレビューは登山という行為を全く理解できない（理解したくもないのです）いち個人が書いた文章です。登山に理解のある人は私の意見と１８０度違う感想を持つことでしょう。
　そういう訳で低い評価、悪しからず。

ドキュメンタリーとはいえ、ものすごい斜面でした。現場でないと撮れない迫力。私も山登りはしますが、山にかける人は狂ってる（失礼）かと思わせるほどでした。ストーリーはそれなりですが