「老人の平穏に味方したい」ドント・ブリーズ パン祭さんの映画レビュー(感想・評価)
老人の平穏に味方したい
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もうみんな観てると思うけど、盲目の老人が可愛がっていた娘?(もはや覚えてないけど2度と観たくないし調べたくもない)を、どこぞの富豪の娘に殺され、事実すら闇に葬られた悲しいストーリーがベースにある。
その、悲しみの老人宅に、主人公たち若者グループが強盗に入る。彼らにも、どうしても金が必要な理由があって、それはわかるし助かってほしいと思う。
さて、いざ強盗に入ってみると、地下には妊婦が監禁されており、それは例の罪人である富豪の娘であり、殺された子の代わりを、老人が自分の子を産ませようとしていたことが発覚した。
ここが、観た者の感情の大きな分かれ道かと思う。
私が当時見てきた数々のレビューでは、人道に反した恐ろしい老人vs助けて退治しようとする若者、といった、若者側視点の方が多くみられたので、とても気分が悪くなり、調べるのを辞めた。
ここでレビュータイトル回収だが、私はどう足掻いても老人側の味方なので、今でも辛くなる。
老人には性的な目的は一切無く、ただ、娘を亡き者にしたお咎め無しの張本人に、罪を償わせようとした、だけ。どう考えても、事故にしろ殺人を帳消しにしてもらった富豪の娘が悪いし、やっと目的を果たせる直前だったところ、赤の他人である強盗たちに掻き回されたうえに泥棒された老人が可哀想でならない。
例えば、富豪の娘が、私の友人や家族だったら…と考えたが、そうであってもやはり報復を受けるのは仕方ないなと思った。
私の意見のまとめとしては、老人は無差別モンスターではないということ。
私にとっては悪い意味で印象に残り続ける呪いの映画なので星2つにします。
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