「「20年に一本の恐怖」に納得」ドント・ブリーズ ぐちたさんの映画レビュー(感想・評価)
「20年に一本の恐怖」に納得
クリックして本文を読む
アメリカ、デトロイトで暮らす若者たちが、家から逃げ出してカリフォルニアに向かう資金を得るために強盗に入る。
家に住むのは一人暮らしの盲目の老人で、娘を交通事故で失った退役軍人であるから、同情すべきはこの老人である。しかし、盲目だから明かりがなくても支障なく動き回り、聴覚を頼りに機敏に攻撃をしかける。しかも的確で強い。聴覚だけでそれは無理なんじゃないか、というぐらいに。
老人の家に侵入したのが、資金が手に入れば強盗はこれで最後にする、という悪事に慣れていない若者たちだから、ビビってるから、彼らの恐怖を我々は共有してしまう。そもそも悪いのは強盗に入った若者たちだったが、老人が強すぎる。
強盗と被害者の立場がいきなり逆転して、そのままジェットコースターのような緊張感が続く1時間半。ポスターの「20年に一本の恐怖」に納得。
コメントする