関ヶ原のレビュー・感想・評価
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いやぁまずまず。 関ヶ原を約二時間に詰め込むのはこの程度が限界か。...
いやぁまずまず。
関ヶ原を約二時間に詰め込むのはこの程度が限界か。
原作は文庫三冊。
尻の青い三成坊やと、政治力の権化家康との対決。
この対比が関ヶ原の魅力と思う。
そこはわかった。
底辺の伊賀者たちも絡めてエンターテイメントとしても面白かった。
ただやっぱり個々の人物の魅力は語りきれないね、歴史物はこういうとこが残念。
誰か戦国ユニバースみたいんやってくんないかな。
マーベルやDCみたいに。
個々の映画で清正や秀秋の人物像の堀込や、島津の立ち位置など。
アベンジャーズ1で関ヶ原、2で大坂の陣みたいに。
そしたら豪華キャストで壮大な戦国絵巻が見れるのに。
中途半端
三成の信念というものが強く伝わってこないので、映画としてのテーマが弱く入り込めませんでした。 また肝心の合戦シーンでは東軍なのか西軍なのかよくわからない。 他の方も言われるように、一部セリフが聞きにくい、早口過ぎる点もある。 ナレーションや字幕で解説が入れたほうが良かったと思います。 一方、"忍びの国"の忍者よりもこちらの忍者のほうが良かった。 特に、有村 架純の初芽が良かった。こっちをテーマにした関ヶ原でも良かったのでは? 総じてインパクトに欠ける中途半端な仕上がりの映画と思いました。
回りくどく長く眠い
はっきり言って長い割に中身が詰まってない、脚本の方向がブレていて途中眠くなりました。残念ながら合戦のシーンが一番つまらない。
確かに司馬遼太郎の原作を再現するのは無理なので、色々端折る事になったのだろうけど端折るべきところがそこだったのかは疑問である。
というのも、一貫したテーマが分からないからである。
エンターテイメントに傾倒するなら、あの難解な物言いや分かりづらい感情表現に走らずに、合戦のダイナミックさをもっと前面に出すべきだった。
破れた西軍、裏切った豊臣家臣達を救済するなら、描写が足りない。
三成の義や人間らしさを表現するなら、婉曲的表現ではなくダイレクトに表現して欲しかった。司馬遼太郎さんの時代だったらああいう表現もありだったのかもしれないけど、今の時代には合わないかな。
ただ戦国時代のテーマをそのまま扱ってくれた事は配給会社、企画作成に携わった方々に感謝したい。
うーん、いかがなものか?
せっかく、三谷&NHKがすっ飛ばしてくれた「関ヶ原」、これでは誠に、いかがなものか…。 「天地人」「軍師官兵衛」「真田丸」と観てきた後で、この脚本では、まずいでしょう。 脇役、特に福島と加藤の役がひどいし、伊藤歩さんと中越典子さんが同一人物に見えて、本当に判らなかった。 この四人のシーンを削って、「直江兼続」「小早川秀秋」を膨らませれば、まだ良かったのでは? あと、今回の役所広司さんは、駄目! CGであの腹を描く意味?あるだろうか? ちょうど「真田丸」が放映されている頃に、撮っていたハズ、これでは駄目です、「内野家康」の勝ち。 「エベレスト」「海賊と呼ばれた男」「追憶」そして「関ヶ原」…。 それよりも、「木更津キャッツアイ」「SP」「図書館戦争」それぞれのシリーズ…。 岡田准一さん&周りのスタッフのみなさん、もっと「楽しめる作品」にも参加して下さい。 「健さん」、高倉健さんは、「任侠映画のスター」を死ぬほどやってから、「国民的スター」になりました。 まだまだ、「大作一辺倒」は、早いです。 「ひよっこ」は、まぁ頑張っていたほうかな? みなさん、次回作に、期待してます!
司馬遼太郎の関ヶ原
正義感に溢れるが、不器用な石田三成。天下の為なら徴略、裏切りなんでもござれの徳川家康、この二人を両極におき物語は展開していく。司馬遼太郎は家康が嫌いなのか?と思わせるほどの家康の悪者感がすごい。それを家康役の役所広司がさらに引き立てる。難しい言葉が多く、かつ捲し立て、さらに訛るという聞きづらさMAX。だがそれが臨場感を出している。雰囲気は伝わるので問題ないが、言葉に関しては自分のボキャブラリーのなさに嘆く。関ヶ原の戦いはたったの6時間で決着がついたが、そこに至るまでの駆け引きなどがうまく描かれている。この物語の第二の主要人物は西側と東側の忍者たちであり、家康と三成の情報合戦に一役も二役もかっている。途中、同じ忍が誰に使えているのか分からなくなったりもした。なんにせよ、とても良い歴史映画であり、歴史、日本史好きにはたまらないであろう。日本の未来を決定付けた関ヶ原、その一つの解釈。また日本史を勉強し直したくなること間違いなし。
マニアによるマニアのための作品
セリフ回しが早口かつ一本調子 また、歴史背景の説明がほとんどないため エンターテイメントとしての時代劇を期待していると 完全に裏切られます また、戦闘シーンでも ドローンを使用して俯瞰し 説明的なカットを入れれば楽しめるものを 中途半端なリアルさを求めているため まったく楽しめませんでした #銃の使い方、戦闘時の隊列など #本気で当時の装備を考えれば #ああいった画には絶対にならないと思います この映画を楽しめるのは ・岡田准一ファンで、彼がスクリーンに写っているだけで幸せな人 ・関ケ原マニア だけでしょう わからないやつはついてこなくてよい的な 傲岸さを感じる作品でした
テレビドラマ版にはかなわなかったよ…。
1981年の元旦に3夜連続で放映されたテレビドラマ版は6時間半。 石田三成役が加藤剛、島左近役が三船敏郎、初芽役が松坂慶子、徳川家康役が森繁久彌、豊臣秀吉役が宇野重吉、本田正信役が三國連太郎、鳥居元忠役が芦田伸介、福島正則役が丹波哲郎、加藤清正役が藤岡弘、宇喜多秀家役が三浦友和…(ホンの一部)。 ググレばググル程、凄くてクソワロタ。
ん~、複雑
まず、役者が早口すぎるのと各地のなまりが入るので、内容が理解しにくい。後、加藤、福島あたりのそこそこ重要武将の役者が有名どころじゃないので、誰かわからなくなる。戦場でも映画なのだから、もう少し軍団の違いが分かりやすくしてほしかった。歴史好きなだけに、もうちょっと丁寧に作って欲しく、残念でした。
前知識のない人にはツライ
そもそも映画の2、3時間で描き切れるテーマではないから、全体概要を掻い摘んでつなげた様な感じの作品。特定の登場人物に感情移入することも不可能。 ストーリーのポイントが、かなり間引きされている形ゆえに、前知識のない人にはチンプンカンプンな映画に映ること必至てあるだろう。 ネット評価が低いのは、この辺りに原因があるのではないか。
とにかく話がよくわからない
早口、昔の言葉、方言が多すぎて、 今どっちがどんな状況でどんな駆け引きが行われているのか さっぱり理解できませんでした。 途中地図などを使って説明しているのですが、 まったく見ている側には伝わりません。 あの話にくノ一は必要だったのか? 朝鮮どうこうの同胞は必要だったのか? とにかく理解に苦しむ作品です。 このような作り方は「関ヶ原」を楽しみにしていた 原作ファンも歴史ファンも一般も誰も得しません。
歴史知識なくての楽しめはする。
自分は戦国時代などの歴史物が好きで楽しみにしていました。 ちなみに原作は読んでいません。 正直な感想としては歴史好きには物足りない戦国感かなと思いましたが、小早川秀秋の裏切りの見解はなるほどなって感じでした。 歴史好きな彼氏や彼女や友達のお供でも楽しめる作品だと思います。
戦国時代の映画、もっと観たい。
2日連続で観賞。1日目は少し疲れていてところどころ抜けているところがあり、その確認のために翌日再観賞。おかげで小早川秀秋(東出昌大)を見直すことができた。 司馬遼太郎の原作をある部分忠実に、ある部分大胆に脚色した映画になっていた。 司馬遼太郎が近江の寺に行った話から入るとは思わなかった。 原田眞人が目指していたのは、石田三成(岡田准一)と小早川秀秋の復権だったそうで、それはよく表れていた。 ただ、福島正則や加藤清正が石田三成につかなかった理由がはっきりせず、ここに三成の武将としての負の面があるはずで、司馬遼太郎も島左近(平岳大)の口を通して、三成の負の面を諌めさせたりしている。 原田眞人は、そういう部分を少しひかえたのかもしれない。 合戦になると、誰が誰かわからなくなる、というのはどうしようもないことなのか。 映画では記号的に、パッと見て誰かわかるということが必要なのではないか。戦国時代、特に合戦シーンはその記号がうまく機能しないきらいがある。そこを日本映画では「豪華キャスト」でカバーするのだが。 戦時の混沌を表現する、というならOKかもしれないが。 でも、この原作、この題材に挑んだ原田眞人には敬意を表する。
迫力ありました。
原作が上、中、下巻の3部作なので三成と島左近の関係性などが少し薄い感じでしたが 映画ならではの合戦シーンの迫力は凄いものでした。主役以外の人の演技もとても良く。特に島左近はとてもカッコよかった!寝てしまうかも…と不安でしたが。一気に見れました。映画館で見る映画だと思います。
豪華俳優陣を使った金持ちの道楽映画
莫大な予算が掛かっていそうな豪華俳優陣と合戦シーン。そりゃ見応えもありますわ。 悪くはないけれど欲張りすぎで尺が足りていない。いっそのこと二部作にすれば日本版レッドクリフのような大作(テイストは違うが)になったと思うのだが。 とはいえ、興行収入とか度外視して作り手が作りたい作品を拘って作りました、そんな観客に媚びない映画だった。批判なんて全く意に介さないんだろう。(批判する気も萎える笑) 尺さえ合っていれば僕は凄く好きでした。伊藤歩は好きだなぁ。
あとで学習の必要がありそう。
普通。あとでじわる可能性あり。私の知識のなさも関係しているので。これ、凄い宣伝していて一般向け映画のように思われるかもしれませんが、娯楽映画と違う。マニアックな映画だと思います、多分。 でも、小説そのままでもないし、史実も完璧にコピーでもないし、監督の好きなようにした映画で、監督がやりたくて作りたくて作り、わかる人にわかってもらえたらいいです~という映画なんだと思った。 最近の大河ドラマのおかげなどもあって、関ヶ原が誰と誰の戦い、とか、誰が裏切ったとかは、ある程度知っていたが、登場人物が多いにもかかわらず、主演と主演クラス以外の人が、陰が薄くて誰が誰かわかりにくく、合戦はごちゃごちゃした。家でパンフレット見て、自分の勘違いに気が付いたり(笑)。 台詞が聞きにくいは、ま、それほど台詞重視、顔芸の映画ではなく、ストーリーの展開の理解には問題ないが、あとで、あの台詞が良かった的な感想はなかった。 映像はきれいで迫力があるが、合戦のごちゃごちゃが何をしているのかわかりづらく、途中であくびが連発。 最後でまた映画に戻ることが出来たが、あとはDVDで後々見直すことで追いつくしかない。 俳優は頑張っていると思ったし、お歯黒メイクとか、美術関係や照明、撮影のカメラワークは、昔の時代劇っぽくて悪くないのだけれど、時代劇、戦国時代を熟知している場合は良いが、ほどほど、大河ドラマで学習したレベルの私には、あとでじわる、のかな? 下鴨神社近くに住んでいるので、映画の撮影に来ていた噂は知っていた。あの時これを撮影していたのか!とそこは見慣れた情景と岡田君の見事な乗馬姿がきれいで嬉しかった。興奮したのは、このポイントだけ。初芽、必要なキャラなのか、理解に苦しんだ。司馬遼太郎の作品からの更なる変化で、なんだかなー。
出来は決して悪くない。しかし長い。
原田監督がずっとやりたがっていたチャンバラ映画。 その初めてのチャンバラ映画を「関ヶ原」でやると言う。 個人的には原田監督の映画は好きなのだが、この監督、自分で脚本もやっちゃうものだから、自分の撮りやすいように原作内容を変えちゃう(苦笑)。 関ヶ原って史実として誰もが知っている内容であり、原作も有名。 原田監督が上手く脚色している事を願い映画館へ…。 観終わった感想は「出来は決して悪くないが長い」だった。 重厚感が半端ない。 この監督、お金のかけ方が上手いというか、予算の適材適所への分配が上手いなぁと、常々思っていた。 今作は重厚感を出す為に衣装に力を入れているのがありありとわかる。 今回は今までの原田映画の中で一番予算が掛かっているんじゃないかな? ただ、やっぱり脚本が原作とかけ離れている部分が多かった(苦笑)。 これを「司馬遼太郎原作の関ヶ原でござい」と言われたら拒否反応を示す人は少なくないだろうなぁ…。 でも、変な脱線じゃなく、大筋へ向かう為の脇道を通っている感じだから、話が破綻しているわけではない。 破綻はしてないが、当初二部作の予定の映画を無理やり一本にまとめたので、ここ端折るのかよ!って部分は正直有る。そして長くなりすぎた。 後、原田監督らしい台詞回しは今回は鳴りを潜めてる。ちょっと寂しい気もするが、題材が題材だけにしょうがないか。 (官兵衛と言われればそうなのだが)岡田君の演技は素晴らしいし、役所広司はやはり最高の役者だった。東出君はいい味を出し、小早川を見事に演じていた。 女優陣も(所作は正直…だけど)有村架純は可愛いし、中越典子、伊藤歩は時代劇にこんなにも合うのかとビックリした。キムラ緑子さんってやっぱ上手い!良い俳優さんが原田組には沢山居る。素晴らしい演技だった。 ※蛇足だが、今回東宝と手を組み、原田監督はマジにアカデミー賞を狙いに行ったんじゃないか?という気がしてならない。 なんだかなぁ〜って気持ちが消えずにいる。
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