家族はつらいよ2のレビュー・感想・評価
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現代の問題が沢山詰め込まれていた
高齢者の運転問題、孤独死問題、低所得・生活保護問題など色んな問題が詰め込まれていてちょっと現実的過ぎて面白いけど考えさせられる回だった。同級生の小林稔侍が家に泊まりに来て朝起きたら死んでいたと言うあらすじ。小林稔侍は毎回別の役で出演していて、前回は探偵だったか、今回は工事現場の誘導員・同級生、3では医師役だったかな。
切り離すしかなかったんだよ、きっと
映画「家族はつらいよ2」(山田洋次監督)から。
高齢者の事故が目立ってきた頃だろうか。
高齢者の「免許返納」という、タイムリーな話題で、
家族ならではの「不協和音」が、いい音を響かせている。
もちろん「熟年離婚」の話題も燻り続けていた。
蒼井優さん演ずる、次男の嫁の両親も離婚していて、
夫役の妻夫木聡さんが、歩きながらこう尋ねる。
「(君の両親は)もう一度やり直せないかのか?」
それに対して、キッパリとこう答えた。
「無理ね、きちんと結んであった糸がほぐれたなら、
もう一度結び合わせることもできるかもしれないけど、
お父さんとお母さんの場合は複雑に絡み合ってしまって
切り離すしかなかったんだよ、きっと」
離婚って、そういう解釈ができるのか・・と、
妙に納得してしまった自分がいた。
「子どものために」とか「一度は愛し合ったんでしょ?」
そんな台詞を、思いっきり吹き飛ばしてしまうくらい
分かりやすい説明だった。
「夫婦」という糸が、どう結ばれていたか、
中島みゆきさんの「糸」を思い出さずにはいられなかった。
無理やりほぐそうとすると、余計に絡まるんだよなぁ。
社会問題に斬り込む良質な喜劇!
"家族はつらいよ" シリーズ第2作。
レンタルDVDで鑑賞。
ノベライズは未読です。
前作公開から1年後と云う昨今の映画業界での続編スパンを考えるとかなり早い公開となりました。個人的にはなんだか嬉しい。古き良きプログラム・ピクチャーみたいだから。
深刻な社会問題を喜劇にしてしまおうと言うのだから、山田洋次監督のチャレンジングな精神、恐れ入る。隙無く、きちんとコメディーに落とし込んでいるから脱帽です。
高齢者を中心にした社会問題ですが、平田家の若者たちも巻き込みながら一緒に問題に向き合っていました。「本来こうあるべきでは?」と社会の在り方を問うているな、と…
人の死を扱いながら盛大にボケる西村まさ彦など、笑いに振り切っていながら問題定義を成立させているのが秀逸だなと思いました。大いに笑い、大いに考えさせられました。
[余談]
家族会議で鰻重を頼むと何かが起こる平田家。
シリーズの鉄板ネタになりそうです(笑)。
※以降の鑑賞記録
2018/03/04:レンタルDVD
※修正(2023/04/19)
山田洋次監督らしさ全開
1を観たから2も観ておこうかな、くらいの感覚で。
高齢者だから、運転免許を取り上げるだとか…同級生の死だとか…
まさにおばあちゃん達と話してる時の話題と感覚。笑
観終わった感想は1と同じかな。
映像付き朗読劇
何だかんだ羨ましいくらい仲の良い大家族の第2弾。
2作目ともなれば慣れていそうですが、冒頭はまだ共演者達が「家族」になりきれていないような、不自然さが残っています。
笑える所もありますが、取って付けたような昭和の古いボケの連発…(^_^;)。
あらゆる高齢者・社会問題を取り入れており、言いたいことは十分伝わるのに、それをまたあえて延々と台詞にするという点は褒められません。視覚障害者にも配慮していると言うなら理解出来ますが、映画なのだからもっと魅力的な映像で訴えるべきと思います。製作陣の腕が鈍ったのか、時代の眼が肥えたのか分かりませんが、残念な出来栄えです。しかし少なくとも沼田改め丸田君の辺りは面白かったです。
銀杏を大量に食べると死ぬと知ってて書いた脚本なのでしょうか?
俺に死ねって言うのと 同様だぞ
【家族はつらいよ2:おすすめポイント】
1.丸太吟平(周造の旧友)役小林稔侍の配役がいいなぁ!!!
2.平田周造役橋爪功と平田幸之助(周造・富子の長男)役西村雅彦の絡みとセリフが最高!!
3.個人的にはかよ(周造行きつけ酒屋のおかみ)役風吹ジュンの店に行きたい!!
4.なにわともあれ、こんな家族は素敵だなぁ!
【家族はつらいよ2:名言名セリフ】
1.平田周造役橋爪功の名言名セリフ
→「被害者?誰が?」
→「俺に死ねって言うのと 同様だぞ」
→「70歳過ぎても警備員として働かなければならない、この国はどうなっているんだ!」
2.刑事役劇団ひとりの名言名セリフ
→「皆さん!喧嘩は後にしていただけませんか?」
→「あなたがいい、ほかのはダメだ」
是非シリーズ化を!
前作を拝見して、すぐに、こちらの新作DVDを視聴しました。
今回は、高齢者の免許返納や、高齢者単身者孤独死など、現在の社会問題をクローズアップしていて、泣き笑いしながらも、リアルな社会問題に、やや深刻な気分にもなりました。
第3作も来年封切りとのことで、今から楽しみです。
シリーズ化に期待します
前作を見て、「これもシリーズ化するのだろうか」などと考えてました。
前作は、おじいちゃん達の離婚というテーマでした。正直、あんまり自分には当てはまらないので、オハナシとして楽しみました。
今回は、おじいちゃんが友達を自宅に連れ込む事は、あり得そうな話しで、見入ってしまいました。
もっともサブエピソードの運転免許についても、車の交換話しに至るまで、私の父にも当てはまる悩みです。
時事のキャッチが凄いと思いました。
シリーズ化に期待して、今後も楽しみにしています。
リアルな問題。
我が家も高齢者を抱えているので非常に身に沁みる題材。
前回の熟年離婚には笑えたが、さすがに今回はゲラゲラ
笑いっぱなしというわけにはいかず。何しろ高齢者問題
が目白押しで運転免許返上、独居老人、無縁仏、と不安
要素がテンコ盛り。これらを笑いに転換する山田洋次の
腕前はお見事だけど、長男の嫁や末っ子夫婦の苦労など
けっこうリアルで深刻だ。何かあればすぐに家族会議と
一斉に集まれるほど近くにいるのは幸いだが、現世社会
ではそうもいくまい。誰かの肩に一度にかかるのは目に
見えていて結局は金銭問題と愛憎問題が渦巻くのが実情。
とはいえ、長年連れ添い苦労を共にしてきた家族だから
こそ分かり合える部分もあるのだからそこは捨てがたい。
偏屈親父にソックリな長男が我が家の兄のようで笑えた。
前作より2倍面白かった!
「家族はつらいよ2」鑑賞。
※前作は鑑賞済み。
*概要*
大黒柱の父・周造は、自分の車での外出をささやかな楽しみにしていた。しかし、車に凹み傷が目立ち始めたことから高齢者の危険運転を心配した家族は、周造から運転免許を返上させようと画策する。
*主演*
橋爪功
*感想*
座席には自分より年上の方が結構座っていて、少し恥ずかしかったんですけど、最後まで観ましたw
前作の騒動も面白かったんですけど、2は、前作より2倍面白かったです!意外とタイムリーな内容だったし、冒頭から面白かった!(^^)
冒頭、周造が鼻毛を抜くシーンはシュールで面白いし、自然で頑固な演技、トイレのくだり、同級生と居酒屋でどんちゃん騒ぎ、西村雅彦さんの小ボケ連発、ドアが開く時の音がコンビニの音とか、前作の要素を引き継ぎながらも、2倍面白かったw
特に後半の家族会議のシーンはかなり面白いw
まさに笑いのオンパレード!\(^^)/ 他のお客さんも大爆笑に包まれてましたw←家族会議シーンは、笑いの箇所がたくさんありすぎるので、省きます。(笑)
ストーリー上、母親役の吉行和子さんはあまり出番は出なくて残念ですけど、あの終わり方だと続編あるのかな…?
いやぁ~久しぶりに、大笑いしました!
山田洋次監督!ありがとうございます!続編期待します!\(^^)/
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