映画 夜空はいつでも最高密度の青色だのレビュー・感想・評価
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tokyo sky
生きてるだけで最高なのだ、みたいな内容だと感じとった。人間はみんないつか死ぬ、そしていつ死ぬかわからない。ふだんは死ぬことなんて考えないで生きてるんだけど、身近なところで死が起こると意識させられてしまう。私たちなんで笑ったんだろう、みたいなセリフがあったけど 絶対死ぬって解ってるけど今はまだ生きてる、からだろう。
タバコの火の明かりが東京の夜景にうつりかわる場面は 世界は誰かの仕事で出来ている。みたいだなと思った。
おもしろい映画ではないし、前半の雰囲気が後半には薄れてしまっていて凡庸な作品のようにも思える。
脇汗の歌はサビがガンバレahだし、絶妙な感じで生きろと伝えてくる映画。
閉塞感と恋愛
要するに
なんで生きてるんだろ?て誰もが感じるが結局わからない事だらけ。
でも、生きてりゃ何か起こるかもよ?
だから、ちゃんと挨拶したり、食事に感謝したり、募金したり、自分にできる事を腐らずにやっていこうぜ。
ていう話かな。
積極的な見方をしていこうというテーマは共感です。
でも、はっきりした言い方をすると、
これがキネマ旬報の今年度の作品賞を取るなら、キネマ旬報の作品賞には今後期待しないかな。
なにが狙い?
東京で産まれ育った地元の身からするとイマイチな街の描き方。
地方のほうが孤独で閉塞感満載。
なにより魅力的な登場人物が皆無。興味が持続しないため退屈の一言。
スマホ見ながら整列して歩く描写がわざとらしすぎで見るのやめました。
映画って良いなぁと思いました
現代の人々の、虚しさや非情さを取り入れたストーリーであるが、流れていくストーリーが緩やかで分かりやすい。
感情がスッと入ってきました。
映画ってこういうものだよなぁって思いました。
脚本家の力
原作の、あの短い自由律短歌のような詩集から、この脚本を書き起こせる石井裕也監督も、たいした人だね。
「舟を編む」でも感じたことだけど、台詞がなくても人に言葉有り。人に歴史有り。
人間の身体・表情にカメラを寄せて、その姿におのずからを語らせる監督の手法には脱帽。
・・・・・・・・・・・
追記
たぶんこの映画は、地方から出てきて東京に在住する者のための映画ですね。とにかく江戸っ子の映画じゃないです。
全部がイメージの世界で、息苦しさとか、住みにくさとか、緊張感とか、それらも全部上京者が抱えるイメージの世界。
秋田出身のシンガーソングライター高橋優が渋谷の街並を歌っていたけれど、それを聞いた業界人が「これってさぁ、アレだよね」とラジオで頷き合っていた。
「東京」というタイトルの上京ものの歌はものすごく多い。
この映画もそれ。
そして同族には“それ”が通じるんだと思う。
キネ旬1位…?
2017年度キネマ旬報ベストテン日本映画第1位!
その他国内映画賞で軒並み高い評価を受け、気になりつつ何となくずっと保留にしていたが、キネ旬1位を獲った事だし見てみようかと。
キネ旬ベストテンは国内の映画賞でも特に参考にさせて貰ってるし、1位に輝いた作品はその年の自分のBEST級になる事も多い、が…
昼は看護師、夜はガールズバーで働く美香。
工事現場の日雇い労働者として働く慎二。
二人は出会い、少しずつ心を通わせていく…。
東京という大都会の底辺で生きる若者たち。
孤独。
疎外感。
閉塞感。
死。
1000万人も居る中での出会いや再会は奇跡。
見出だしていく希望、幸せ。
映像や音楽は美しいし、街中のガヤや編集などにもセンスを感じる。
実力派陣の好演。
“若者”や“今”を繊細に描いている。
…だけど、こういう話ってよくあるよね…?
ヒューマンドラマもしくは今を生きる若者たちの青春ドラマ/ラブストーリーとして悪くはないが、とりわけ特筆する点や新鮮なものは感じなかった。
原作は詩集。ナレーションや台詞も美辞麗句なものが多く、何かこう、生の感情が伝わってこない。
後、ガン~バ~レ~!…っていうストリート・ミュージシャンの歌がしつこい。
『川の底からこんにちは』『舟を編む』『ぼくたちの家族』…石井裕也監督の作品は好きだが、それらほどではなく。
キネ旬ベストテンでも、本当に『あゝ、荒野』を抑えて1位に輝く作品であったか…?
でも、石橋静河は拾い物。
まだまだ新人ながら主演を努め、堂々たる演技、存在感。
石橋凌と原田美枝子の娘で、演技派である両親の血は確かに受け継がれているようだ。ふとした表情や佇まいが時折、母親を彷彿させる。
個性派・実力派として期待の逸材。
タイトルの清涼感と内容の閉塞感のギャップ
工事現場で日雇いのバイトとして働く片目の見えない青年、慎二。看護師として働きながらも夜はガールズバーでも働く美香。
窮屈で生きづらい街、東京を舞台に出会った2人の若者のラブストーリー。
全体に溢れるボンヤリとした不安や閉塞感、つまらなそうに生きる登場人物たち、うまくコミュニケーションが取れない主役の2人。
東京を描いた作品は多いが、これほどうまい具合にモヤモヤした演出が出来るセンスはすごいなと思う。
暗い内容な印象は強いが鑑賞後決して悲観な気持ちにならず、むしろ頑張ろうという気持ちにしてくれる。
邦画らしい良い作品だったと思う。
そして松田龍平はどんな役をやらせても松田龍平だ笑。だがしかしそれが良い笑。
何とも言えぬ焦燥感、わかります
タイトル良すぎ 村○ドラゴンを連想した笑
やっぱり池松壮亮良すぎる。(亮と良繋がって名前みたいだ。。)美香を除いた(美香はセリフがややくすぐったい時があった。良かったけど。)キャラクターそれぞれがリアルで人間臭くって入り込めた。序盤の煙草の焼けかけから街の夜景へのシーンシフトが綺麗。
ざまあみろと言いながら死ぬまで生きるしかない
閉塞感のある建築労働者の描写。生きていくしかないから、働けるだけ働く。しかし賃金は少なく、ガールズバーなんてとても行けない。そもそも働くだけの身体がいつまで持つかもわからない。
そんな環境下での、他人との距離感を掴めない、コミュニケーションが上手く取れない青年の物語。片目の視力を失っていることは、距離感を失っていることの隠喩なんだろうか。
もう一つの物語は、常に「死」の近くにいる看護婦。主人公慎二とは友人の死を通じて知り合うのだが、その後も死を感じさせる場面はいくつもあり、観客を不安にさせます。
ラストが、孤独感にあふれた結末なのか、ハッピーエンドなのか判断が付きかねる微妙な終わり方。どうであれ、人間なんてざまあみろと言いながら死ぬまで生きるしかない。
残念。入り込めきれず。
タイトルが良いよね。
でも個人的にはストーリーの軸のようなものが見えず内容はイマイチぐっとこず。。印象的な場面も思い浮かばない。
ただ、「生」を描くことは「死」を描くことになるし、「死」を描くことは「生」を描くことなんだなあってこの作品を観て思った。
松田龍平は何の役をやっても良い意味で違和感がすごいなあ。
欲が入り乱れる都会で純粋さを求めている若者に誰もが共感できる所はあ...
欲が入り乱れる都会で純粋さを求めている若者に誰もが共感できる所はあると思う。
フィリピン?から東京に出稼ぎに来た人物の
東京はお金は稼げるが働く場所じゃない
の発言に共感と共に胸が締め付けられた。
青色
苦手なやつかなと思ったけど、明らかなわざとらしさが所々に見えだしてからは楽しめた。
ある意味で今の若者にとって最高にリアルな恋愛映画ではあると思う。
日本という世界でも有数の恵まれた国に漂う謎の終末感や閉塞感や不安っていうのが、この映画に出てくる人たちから伝わってきた。
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