映画 夜空はいつでも最高密度の青色だのレビュー・感想・評価
全119件中、21~40件目を表示
タイトルは非凡 内容は平凡 でも面白い
石井裕也は自主制作時代から好きな監督
池松壮亮は好きな俳優
それだけで観ようと思った
原作未読
原作は詩集
詩の方はあとで読んでみようと思う
都会的でただただかっこつけの恋愛映画かと思いきややっぱりそうではなかった
石井裕也監督だから当然
ラブストーリーだろうか・・・
石井裕也なりのラブストーリー
随所にインディーズ時代の味わいが少なからずあるから嬉しい
美香役の石橋静河って女優はよく知らない
あまり華はないし主役を張れるような玉じゃない
でも世のなか誰もが主役だというならどうでも良いことだ
あとで調べたら石橋凌原田美枝子夫妻の娘だった
すげーサラブレッド
驚いた
親の七光でも光るならいい
磨いても磨いても光らないどこの馬の骨かもわからない無能よりマシだ
1人だけケータイ見てないのでこの子が静河ってわかる
そんなにみんながみんなケータイやってないよ
いくら若いとはいえ看護師は夜に副業でガールズバーやれる仕事だろうか
それだけ楽な仕事なのかガールズバー知らんけど
よく喋る慎二(池松壮亮)とそれをうるさいとつっこむ智之(松田龍平)が面白かったのに残念だ
でもそれで美香と慎二が急速に接近する
美香が今度はよく喋る
ストリートミュージシャンうざい
だから都会嫌い
田中哲司と正名僕蔵がいい味を出していた
しょぼい岩下を田中哲司が好演
ずっと下の年下に奢ってもらうときのパーって明るくなるテンション高さ笑える
正名僕蔵が工事現場の監督ってだけで笑える
いきなり佐藤玲
無神経に年収を聞いてきて「ガビーン」
嫌な奴だ
途中でちょっとアニメなぜか
あとこれは映画comさんに要望だけど『反逆次郎の恋』と『ガール・スパークス』のレビュー書きたいから扱ってくれると嬉しいな
最高密度のラブストーリー
天才石井裕也監督は詩集まで秀逸な映像作品に仕立て上げてしまう。
1000万都市東京だからこそ様々な不器用な人間が愛おしいくらい不器用に生きている。不器用な男を演じさせたら池松壮亮はピカイチ。今や東京ラブストーリーで赤名リカ役に抜擢される石橋静河。夜はガールズバーで働くナースって確かにいるね。池松壮亮と同じ職場で働く田中哲司も松田龍平も良かった。石井組だからこそこんな良い役者使えてるんだね。リアリティのある不器用な男女の物語。夜空は最高密度の青空だ。
孤独
他人と分かりあえない不安と孤独。逃げ場所の無い辛く悲しい現実を前に、傍観者の様に冷めた目で世の中と自分自身を見ている二人。そんな二人が、徐々に心の距離を縮めていく様子にほっこりさせられる。
独特の言葉は、ちょっと理解するのは難しいけど何だか面白い。
1,200円のりぼん
現代社会で生きる中で誰しもが抱えている不安たち。それらを見てみぬふりしながらやり過ごす日々。やるせない。でも、死ぬまで生きていくしかないから。曇天の毎日に希望を見出そう。おはよう、いただきます、ありがとう、おやすみ。がんばれ。
赤い
だめだめな東京での暮らしの中で、たくさんの死と別れがあるけれど、一つの出会いがあって救われる。池松壮亮の、アップダウンする演技がよかった。闇のある役を演じる役者としては、今第一人者ではないか。
その相手の美香(石橋静河)も、慎二(池松)との出会いの中で同じように死と別れがあり、ラストは癒やされる。
脇を固める俳優陣もすばらしい。田中哲司が良いスパイスを効かせていて、印象に残った。
でも後半がなければもはや救いようのないだけの話。救いようがなさ過ぎて、ぎりぎりの線でした。これ以上しんどかったら、最後まで観なかったかも。
なお、タイトルに謳っている青色よりも、赤のほうが目立つ映像でした。
自分の居場所
周りに簡単に家族が居て、友達が居て、異性が居て、金や時間を持て余して無いなら感じるものは少ないかな。
東京をもの苦しい雰囲気の中、孤独と向き合い生きる男女の物語。
自分の位置、立場が見出せない人間は多々いる。
現状に見切りを付けられれば楽になるかも知れないが、出来ない人間だっている。
そして、生きていかなければいけない。
普段違う事をすれば、違う世界が見えてきそうだ。
半分見えれば上出来なんじゃないか?
不器用な付き合い方。
不器用な人生。
だけど自分の居場所を探している。
意外と楽しめたっす。
これ以上スレても面白くなくなるし、ドス暗い闇を見せられても困るし。
監督の映画として絶妙な人間関係の間合い。好きです。
息苦しいけど生きるのは苦しくない
面白かった。
前半は何か悪い事が起こるフリか?
と怖かったけど、
それが主人公達が抱いてる、
何か分からないけど嫌なことが起こる気がする感覚と
リンクして、主人公達を身近に感じる事が出来た。
原作がどんな詩集なのか分からないけど、
そこから東京の労働者階級と言える人にスポットを
当てて映画にしたのが凄いと思いました。
何か不穏だし何かが起こりそうだけど、
主人公達は気付いてないのかもしれないけど、
希望が転がってそうに僕は思えて、
それは池松壮亮演じる主人公が
そこまで悲観してないのか、
どこかコミカルな演技で、
コイツならきっと大丈夫と、
皆んなが羨む生活は送れないかもしれないけど、
絶対何か良い事ある、幸せは転がってると思える
キャラ造形がとても好きになりました。
ちょっと頑張ってみるか!と思える映画でした。
最高密度の恋愛映画
この作品に出逢えた事が何よりも幸せ。
っていうくらいこの作品が大好きです。
もう10回以上は見たし、セリフも言えるくらいです。
ある一定の"良い映画"の定義ってあるとは思うけど、そんな事よりも心に刺さる。
もちろん定義上でのとてもとても"良い映画"だとも思います。
人の感性は人間がいる分だけ違うと思うから、全員がこの映画を最高傑作と思う訳では無いのは当たり前なのですが、一度見てほしい。
石井裕也という監督の持つ、感性・人生観と主人公もストーリーもない詩集からインスピレーションを受けて恋愛ストーリーを紡ぎ出す力と男女が惹かれあって苦しみあって幸せを感じ合ってキスする様な描き方は決してしない演出とそんな恋愛映画に必ずあるようなシーンは全くと言って良いほど無いのに最高密度の恋愛映画を作り上げてしまう力。
そして、その監督の思いや力を全力で読み解き考え表現する最高密度の役者・池松壮亮と石橋静河。
映画や演技に対する異常なまでほどの熱い思いでぶつかる役者。この人がいなかったらこれからの邦画界どうなっただろう。
映画初主演で池松壮亮と並んで恥ずかしくない演技ができるのは何か持っている。親の英才教育なのか?これからずっと追い続ける。
作品にこれが無けりゃ料理が決まんないってくらいの最高のスパイスを与えてくれる脇役者、松田龍平・田中哲二・ポールマグサリン・三浦貴大・佐藤玲の全員が全員主役2人を際立たせてこの映画が最高密度の恋愛映画だという事の輪郭を付ける役割を果たしている。
恋愛や幸せについて誰も何も教えてもらった事なんてないのに、みんなそれを追い求めて悩んで苦しんで。そんなの辞めれば楽なのにそういう事じゃない、人生も恋愛もそんな簡単に思い通りじゃ無いんだよ。人が凡庸になるとしても恋しちゃうの。だから人生も恋愛も楽しいんだよ。
あ〜〜何も人生どうしたらいいか分かんないし苦しいけどそれで良いのかそれが人生かあって思わせてくれるのが石井裕也。
周りの人が夢中にスマホを見ている時、あなたは何を見る?周りの目なんて気にしないで大好きな人の為に街を駆け抜けられる?
原作×監督×スタッフ×キャストがそれぞれ爆発的な力を持っていて化学反応を起こしたら爆発的な映画が生まれる。1秒も無駄なシーンがない映画。
内向き感
詩的な表現が多いと思ったら原作は詩集なんですね。若者の孤独感や疎外感はずっと描かれてきた普遍的なものなので、だから特に何かという事は感じませんでした。ただ、今の現状を外に向かって突破する強さよりも内向き感の方が強く感じたので、そこが今っぽかったです。
唐揚げ弁当が食べたくなった。
古いものから現代風の事象、いろんな世代、それぞれの背景、諸々の対比があざやかでした。主人公達と交差する各俳優さん達の味わい深い。またちょっとした画面効果が優れ、特にアニメーションが良かった。
なんだか嫉妬してしまうくらいいい作品
個人的な経験とダブル部分が多かったので、かなり斬新で野心的な作品にずっぽりハマり込んでしまった。よくもまぁあんなに自由に作り込んだなぁと感心すると同時に、なんかバカな嫉妬心を抱いたりした。自由気ままな作品への嫉妬、そして自分は経験しているのにあんな事はなかったぞ!という羨望というか嫉妬…決して自分には届くことができないとまで感じてしまった素晴らしい映画だった。
あの頃、嘘でもあんな笑顔なんて自分には作れなかったし貰えもしなかったなー。いい作品だったけど、やっぱねぇ…
題名でずっと気になってた映画。 なんか言葉で表すのが難しいけど、彼...
題名でずっと気になってた映画。
なんか言葉で表すのが難しいけど、彼氏もいない、仕事にも満足できない、一人暮らしのあの頃をすごく思い出した。共感ってことばはまた違うんだけど、自分の中のくすぶって、ひねくれた心を照らし合わせる感じ。
4人の男たちがよかったね。池松壮亮の空気はやっぱりすき。
この世のどこかで元気に暮らしていてほしい
ヒロインの語りでそんな台詞があったけど、世知辛い世の中で、まさにそれを実感した映画だった。
不器用に肩を寄せ合い生きようとしている登場人物たちの姿に、東京の夜の空はこんなに温かいのかと、派手さはないけど、ほんの少しの幸せがじんわりと染みる映画だった。
この映画を評価してしまう日本映画界が役者を悪くする。
芝居しすぎ芝居させすぎ。それが心地いい芝居で役者の面白さが出ていればいい。ただこの作品は映画に頼りすぎて映画になっていない作品ではないかと思う。日本映画下手くそすぎる。ニッチな演出ニッチな撮影それがエモーショナルに繋がらない。面白くなく日常を感じさせてどうするよ。映画ってエンターテイメントでしょ。
全119件中、21~40件目を表示