「夢の街」映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ まなみんさんの映画レビュー(感想・評価)
夢の街
映画館でフライヤーを見かけた瞬間、
これは絶対に観ようと思いました。
私自身、新宿の歌舞伎町や
渋谷のスクランブル交差点など
都会に憧れ、都会が好きです。
どんな人でも受け入れてくれるような街で、
ネオンがキラキラとして綺麗で、
時には暗闇に引きずり込まれそうな街で、
何も考えず、ただひたすら何の目的もなく
都会を歩くのが好きです。
映像も渋谷新宿が多く、見慣れた景色の中に、
リアルに生きる男女の姿が美しく儚く、強く、
映画を見終わった帰りの道では、
なぜか空を見上げたくなりました。
渋谷の映画館で観たのも良かったなと思います。
都会を好きになった瞬間、自殺したようなものだよ。
塗った爪の色を、きみの体の内側に探したってみつかりやしない。
夜空はいつでも最高密度の青色だ。
きみがかわいそうだと思っているきみ自身を、誰も愛さない間、きみはきっと世界を嫌いでいい。
そしてだからこそ、この星に、恋愛なんてものはない。
この詩を読んだ時、すんなり言葉が体に入ってくるようでした。
映画も、スッと入ってくるような感じで、都会で生きる生活のリアリティな映像が、とても良かったです。
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