「自己抑圧的超能力青年と自分大好き娘のコント映画」斉木楠雄のΨ難 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
自己抑圧的超能力青年と自分大好き娘のコント映画
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福田監督のSFものということで鑑賞、日本のハリポタものか「スカイハイ」のようなジュブナイル・SFコメディなのだろうと予想したが地球滅亡の危機と広げた大風呂敷は誇大宣伝、自己抑圧的超能力青年と自分大好き娘のコント映画だった。
半沢直樹顔負けの変顔演出と毎回心の声でツッコミを入れてのギャグの滑り止めは頭の固いおじさん向けの保険なのでしょう。世の中に少なからず生息する根っからのお馬鹿や暑苦しい輩、自意識過剰な女性など主人公ならずも関わりたくない気持ちは妙に頷けます。
ムロさんの助手役の山野海さんがバニーガールもどきで大熱演、存知あげなかったのですが下北で劇団も主宰する才知溢れる女優さんとは、御見それいたしました。
よくも悪くも福田ワールド、嵌るもよし引いて観るのも織り込み済み。生ぬるいのが残念ですがメジャーが出資する商業映画である以上外せない羽目があるのは致し方ありませんね、是非インディーズで思う存分作って欲しいと思います。
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