ちょっと今から仕事やめてくるのレビュー・感想・評価
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いじめにあっている子供達やその家族にも見てほしい
働いている人達だけではなく、いじめにあっている子供達や、その年頃の子を持つ親にも、できれば家族みんなで見てほしい。
身体への暴力、言葉の暴力又は無視という様々なハラスメントが、様々な場所にあると、子供達でも理解できるし、親が抱える苦労もわかるだろう。
「生きていれば何とかなる。いやならやめることも、違うことをすることも、場所をかえることも、なんでもできる。」
分かり切ったことだが、その真っ只中にいる人には考えられない。
それを、ヤマモトが、この映画が教えてくれる。
ヤマモトを演じた福士蒼汰の柔らかい大阪弁と、悲しみを秘めた優しい眼差しが秀逸であった。
工藤の演技は、他のドラマで演じた気の弱いサラリーマンとあまり変わらず、鬱病になる寸前の様子が感じられなかったのは残念。
セリフの一言一言に、作者と監督の優しい気持ちが込められている佳作である。
もっとコミカルなモノを想像してたけど違った
仕事ってたいへん。
少し不思議なヒューマンドラマ。意外な拾い物であった。
広告代理店の営業部で働く青山隆(工藤阿須加)。部長(吉田鋼太郎)にはパワハラまがいの指導もされ、サービス残業もザラ。いわゆるブラック企業のせいで身も心も疲れ果て電車に飛び込む、その寸前に小学校の同級生ヤマモト(福士蒼汰)と名乗る男が、隆を引き戻す。
こういうのを見ると、僕はつくづくサラリーマンはできへんなぁと思った。
ただ、隆が仕事を辞めるという方向に舵をきらないのもなぜかわかる気がした。損な性格ということかもしれない。もちろん辞めることが逃げることだからみたいな陳腐な理由ではない。
正社員で再就職するのはたいへんだから、というのでもない。
ヤマモトと同じで、隆が誠実な人間だから彼に対して応援目線になっていた。
隆のそういう人柄をきちんと演じた工藤阿須加は殊勲である。
成島出は、「ソロモンの偽証」で多くの子どもたちを演出した経験は伊達ではなかった。福士蒼汰も工藤阿須加も一皮むけた芝居を見せてくれた。
隆の結論は、それは健康だからできんねんなぁと思うと、少しせつなくなる。
涙ボロボロでした
福士蒼汰に癒されるだけの映画
特に大きな感動もなくぼーっと眺めてたら終わりました。
ただただ福士蒼汰が可愛い。最近よく聞く名前だなーくらいにしか思ってなかったけどこれは女子に人気あるのも頷ける。
終わりの方になるに連れ尺稼ぎのためにだらだらストーリー続けてるのか?と思えてくる。視聴者にこれはこういう事なんだよといちから丁寧に説明してくれる笑
見ててだんだんつまらなくなる映画。
誰かが書いてたようにミステリアスに終わったらもっと良かったのかも。
自分自身仕事やめたいなーとは思ってるけどここまで劣悪な職場ではないからまあもう少し続けるかーと思った。
こんなに思ってくれる家族も友達もいない人間には逆に辛いかもね。
映画化ということで
原作を読んでいたのですが映画化をしたと言うことで劇場に足を運びました。
仕事と人生について考えさせられます。
働かなければ収入は得られず、生活をしていくことが出来ない。しかし、新卒で入った会社はブラック企業であり、すぐに辞めては次の就職先は簡単には決まらないと思い、その会社にしがみつく主人公。
自分を追い込みすぎて死ぬことを考えている時に、ヤマモトに出会い変わっていく。
どんな辛いことがあっても死ぬ必要はないんじゃないかと言うメッセージがストレートに伝わってきます。
原作と少々違い展開が前後していた場面はありましたが、ほぼ再現されていたと思います。
上手くいかなくても自分の味方をしてくれる人がいると気づかせてくれます。
社会人の方やこれから就活を迎える学生の方には是非見てほしいです。
会社のクズ部長の演技は迫真の演技だったと思います。素晴らしいです笑
正直…
明日があるさ
ところどころで心に沁みる台詞はありましたが、映画全体で見渡すとう~ん・・・何だかぼやけた印象です。
途中伝わってくるものもありましたが、やめた後はなぜに海外?なぜにボランティア?と私はどうしても感じてしまいました。
ブラック企業というよりパワハラ上司につぶされていく状況でしたが、新入社員として営業を基礎から学んで成長していく姿も見せていたし、彼は自分の気持ちをしっかりと相手に伝えることができる人間として描かれていたので、その辺りが少しわからなかったです。
あのエンドロールはどういう意図なんでしょうか?本当に辛い状況の真ん中に居る人にはあの風景の突き抜けた美しさや明るさは苦しいですよね。と言うより色さえ感じなくなるんじゃないでしょうか。青空を見上げてもモノクロになるみたいに。
もしも彼のように追いつめらて疲れ切った人がやっとの思いで観に来たとして、このラストで何かを見い出だせるのでしょうか。
人生はやめない。
このタイトルはあるシーンで主人公がいう台詞だったのだが、
あ~なるほどね~という感じだった。ちょっと今から会社を
辞めてくるほど簡単にはいかないのが現実だが(通常はねぇ)
ある意味後半はファンタジーと捉えればいいのかもしれない。
悲しいことに今の企業は狂っている気がしてならない。なぜ
前途有望な新人をそんな風にイビリ倒して殺してしまうのか。
人材がいなくなればアンタたちの老後や未来にも響くんだよ?
とそんなことも分からないバカタレ中高年が取締役とか役員
だとは情けない。親と同じで子育てをしなくなった大人たち。
それでも未来を信じ懸命に従う素直で真面目な部下が哀れだ。
人生は自分を大切に思う人のためにあるんや。うんその通り!
ヤマモトの言葉は正しい。学校や会社は人生の全てではなく
人生の一部である。頑張っても踏ん張ってもダメなら考えて
次を探せばいいのだ。人生にはまだ次があるのを忘れないで。
仕事に疲れている人に見てほしい
上映からひと月たってたけど、レディースデーだからか意外と混んでいた。
思っていたよりもすごくよかったし、自然に涙が溢れてきました。
わたしもブラックに近い職場で働いていた経験があって、仕事するために生きているみたいで、当時はなんのために働いてるんだろうって絶望的だったので、すごく共感しました。
そういえば、死んだらどうなるんだろうって自宅マンションの5階から何気なく下を眺めたこともあったな…
そんなことを忘れてるくらい、その職場を辞めてからは山も谷もありつつ、やっぱり幸せなんだと思ってます。
何が言いたいかというと……
死ぬほど悩んでる人に、たくさんの方にこの映画を見てほしい。
あなたの生きる場所は、そこだけじゃないよってこの映画を見て気づいてほしい。
そんなことを心から思える素晴らしい映画でした。
最後に吉田鋼太郎さんのパワハラ演技は、コントみたいで笑ってしまいました。
鋼太郎劇場恐るべし!
歯磨きのCMって 笑
山本
感想
役者は良いが…
こういうテーマは日本ならではだろうか?ブラック企業に勤める主人公が追い詰められて死を考えていたときに現れる小学生時代の同級生。彼のおかげで主人公の生活は好転していくが。
仕事と人生を重ねあわせて考えがちな日本人を描くのは映画として正しいと思う。映画は国やその歴史を描くものだからね。この映画はファンタジーだからそこまで踏み込まない。このテーマは真面目にやる価値はある。真っ暗な映画になるだろうが。
福士蒼汰は「あまちゃん」の頃から注目していたが良い役者だ。あの爽やかさはなんだろう。今後10年の甘い二枚目は彼だね。工藤阿須加はドラマでも似た様な役をやっていた。人生に迷う若者を演じて良い。今後に期待。黒木華や吉田鋼太郎は映画から演技が浮いている。物語を読み違えたか。映画がリアルならこれで良かったかも知れないが、ファンタジーだからね。
福士蒼汰と工藤阿須加のファンならどうぞ。
枠を取り払って視野を広げよう
序盤から涙が溢れてきまして、あまり派手に泣いたら恥ずかしいのでずっと堪えて、鑑賞後トイレの個室で号泣してしまいました。軽い気持ちで観に行きましたが、映画でこんなに泣かされるとは。
とりあえず内定をもらえて青山が就職した会社はブラック企業。配属された営業部の部長はヒステリックに声を荒げ暴力を振るい、部下は日々震え上がっている。相対評価で誰か1人をターゲットに虐めるタイプの上司って感じで、周囲はさながら青山1人を生贄にしているかのようでした。エースの五十嵐先輩も、真っ赤な口紅がイヤに浮いていて、お色気作戦を取り入れた上での営業成績だということを暗に示しているようでした。部長を含めて、誰一人としてハッピーではない職場。誰も自分自身を大切にしていません。
ヤマモトは直接パワハラで苦しんだ訳ではないけれど、家族3人を失い天涯孤独となった人。ヤマモトの過去を紐解く後半は、飛躍しすぎで中途半端な現実味となり、少し間延びしてしまいました。しかしお陰で涙腺が休めました。
退職後青山は実家に帰るのかと思いきや…。言葉も通じない不慣れな土地での暮らしはヤマモトに頼りきりになると思いますが(^^;)、きっかけがないと海外ボランティアなんてなかなか足を踏み出せませんし、何より人生を救ってくれた恩人がいて、命の洗濯も兼ねるには絶好の環境なんじゃないでしょうか。
自分も過労と心労が重なりぶっ倒れたことがあります。後輩の尻拭いは教育のうちだし、上司からの丸投げも仕事のうちと心得て、理不尽なことも嫌というほど経験しましたが、あそこまで暴力を振るう上司って実際いるの?!って疑問に思えるだけまだマシなのかな…。
青山の両親の答えは取って付けたような台詞でしたが、心中を考えたくらいの経験をしたからあんなに優しいのでしょうねぇ。電話は三回思い立つうちの一回だけに抑えてる、会社は一つだけじゃないのよ、という子を想う親の気持ちには泣けました。自分の場合、家族からは健康よりもお金の心配ばかりされましたから…(´-`)。
共感するには、ある程度日本での社会人経験を要する内容だと思います。自分も倒れる前なら「もっと働いている人いますけど〜」なんて思ったかも知れません。一番の問題は、観るべき青山のような人達が忙し過ぎて本作を観る時間もないだろうし、もしかしたら作品の存在すら知る機会がないかも知れないことです。
生きるために働く。働くために生きているのではない。むしろ心底やりたいことならどんな環境でもやり抜けるでしょう。
ヤマモトの笑顔と青山の澄んだ瞳がとても良いコンビでした。コブクロの歌も沁みました。
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