「今の日本にはリタイア後の人の希望になる場所がないという」ちょっと今から仕事やめてくる ずんさんの映画レビュー(感想・評価)
今の日本にはリタイア後の人の希望になる場所がないという
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これ原作も読了していて、当時の感想では一気に二日で読んだと記してあった。
当時はかなり落ち込んでいて、隆の行動に元気づけられたが、自分にとっては遅きに失した、とも。
映像になると、息詰まる職場の様子が当時の感情を思い出させる。
今は部署も立場も変わりかなり楽して過ごしてるけど。
さて、
その息詰まる感と、ヤマモトの笑顔が映像ならではの対比でよく出てた。
そして、横断歩道を鞄振り回してスキップする名シーンは物足りなかったが。
ヤマモトの過去を遡るところはやはり必要でなぜヤマモトがああした人になったか、大事なところだった。
ここまでは良かった。
最後残念なのはラスト。
彼ら二人はバヌアツへ行ってしまった。
これって、今の日本にはリタイアした人の希望となるような場所が無かったということなのだろう。
底抜けに青い空、白い砂浜、キラキラした子供の笑顔。
そういった再出発の為の映像が日本では見つからなかったのだろう。
それって一番の問題だ。
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