「手垢の付いてない工藤阿須加」ちょっと今から仕事やめてくる だいきつさんの映画レビュー(感想・評価)
手垢の付いてない工藤阿須加
原作はタイトルだけ知っている程度。
この手の邦画は
パスすることが多いですが
予告の作りのうまさに(褒めてます!)
劇場に足を運んだ結果・・・。
惜しい!
そんな感想でした。
惜しいその1
みなさんおっしゃってますが
後半は要りません。
見てるこっちが
具合が悪くなるくらいの
吉田鋼太郎演じる部長(褒めてます!)
に主人公が清々しい啖呵を切るシーン!
ここでエンドロールなら良かった。
後半のネタバラシゾーンは
ご褒美海外ロケみたいな感じがして
蛇足感が否めませんでした。
惜しいその2
福士蒼汰に関西人をやらせちゃった。
関西人の私から見ても
関西弁やそのイントネーションは
かなり頑張っていると思いました。
(吉本の芸人さんに教えてもらったとか)
でもノリノいい関西人の役には
やはり「ネイティブ」
なキャストが必要だったのでは?
菅田将暉とか
桐谷健太とか
錦戸亮とか。
テンションアゲアゲの演技が
見てて辛くなる時がありました。
惜しいその3
工藤阿須加の「発展途上」ぶり。
細かい演技がまだまだでした。
でも「手垢」がついてないからこそ
変なフィルターを通すことなく
主人公「たかし」を見ることができたのは
最近では例がなく、その点は良かったです。
惜しいその4
お母さん役の森口瑤子が綺麗すぎる(^^;;
(もちろん褒めてます!)
もうちょいくたびれた感のある女優さんの方が
日本のお母さん!って感じで良かったのに。
余談ですが
後ろの席でおばちゃんが号泣してました。
多分主人公に自分の息子を重ねてたのかな。
工藤阿須加恐るべし(^^;;
女性受け、特にマダム受け良さそう
息子にしたい俳優ランキングがあったら
上位に食い込むな(^^;;
蛇足の後半で唯一、
良いところを
見つけるとしたら
「異国の子供達と
一瞬で仲良くなる方法」かな。
鬼ごっこ!おそるべし!