スラヴォイ・ジジェクの倒錯的映画ガイド2 倒錯的イデオロギー・ガイド

劇場公開日:

スラヴォイ・ジジェクの倒錯的映画ガイド2 倒錯的イデオロギー・ガイド

解説

独創的な思想家として知られるスロベニアの哲学者スラボイ・ジジェクが、有名映画に隠されたイデオロギーをひも解いていくドキュメンタリー。「映画は究極の倒錯的表現である」というジジェクの主張の下、ナチ党全国党大会の記録映画「意志の勝利」から、「サウンド・オブ・ミュージック」「タクシードライバー」「ジョーズ」などの名作、「ダークナイト」といった近作に至るまで、さまざまな映画の中に隠れた、ナチズム、共産主義、資本主義、スターリニズム、民主主義、テロリズム、大量消費主義といったイデオロギーが読み解かれていく。ジジェクが歴史的名作映画の新しい見方を提示したドキュメンタリー「スラヴォイ・ジジェクによる倒錯的映画ガイド」のソフィー・ファインズ監督が、今作でも監督を務めた。

2012年製作/134分/イギリス・アイルランド合作
原題または英題:The Pervert's Guide to Ideology
配給:ダゲレオ出版
劇場公開日:2016年10月8日

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映画レビュー

3.5面白いのだが

2016年12月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

知的

あの映画(の背景)の中に入っての解説(というか自説の展開)は面白い。扱われた映画のファンにとっては微妙かもしれないが…。
今回は”映画ガイド”ではなく”イデオロギーガイド”だったと思い至るまでに時間が掛かった。
スタバではイデオロギーを買っている。そんなフレーズが頭から離れない。
ブロークンイングリッシュが私には聞き取りやすく、字幕と英語の齟齬に気を取られてしまうという変な感覚も味わえた。

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HigeKobo

1.5寒い頭皮とオツム

2016年10月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

寝られる

『今からおよそ120年前、フランスのルミュエール兄弟によって世界で初めて上映されたとされる映画は、遠くから近づいて来る列車を撮影したものでした。映画を初めて観る当時の観客達は迫り来る列車を現実の列車だと思い込んで、大慌てで劇場から逃げ出した、という伝説的な逸話も存在します。
理解を超えた奇妙な出来事の前では私たちも120年前の観客達と変わらないのかもしれません。』※2016年秋 奇妙な出来事より

およそ昔の人達はその自分の人生の平凡さ、いや恵まれ無さを一瞬でも忘れさせてくれる、そして今までもこれからも経験することのない出来事を疑似的に追認できる魔法の装置であるところの『映画』の発明を大変喜んだであろう。それは現在に至るまで揺るぎはなく、映画に思いを込め続けるのである・・・

そして、小生も又、足りないオツムを忘れたいと願い、こんな難しい映画にチャレンジしてみた。映画をイデオロギー的に分類し、解説していく。哲学?経済学?社会学?政治学?兎に角、随分前に通っていた記憶が曖昧な大学時代にタイムスリップする感覚で、本作品を鑑賞。

ム、、、ムズカシイ・・・ 何いってるんだか、サッパリ分からん。講師であるこのスロベニア人のドイツ語?ロシア語?訛りの英語に引っかかりの悪さも相俟って、トコトン理解できん。理解できない内からドンドン字幕が切り替わる。そんな人間が次に襲われるのは、睡魔。このやっかいな悪魔と闘いながらの鑑賞に相当手こずった訳である。
で、結論とすれば、それなりの犠牲を払わないと得られないということなのだそうだが、まぁ当然の話に帰結したようで・・・

完全にインテリジェンスの作品でした。一つ、面白いところは、各映画のそれぞれのシーンのセットや背景を再現して、その中に潜り込んで解説するという演出。再現度が高かったので、そこは興味を引かれた。

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いぱねま

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