潜入者のレビュー・感想・評価
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面白いが詰まってた
ギリギリの駆け引き、バレるかバレないかのせめぎ合い。途中ヘマしたり、命がいよいよいよ危なくなったり、家族と溝が生まれたり、かと思えば悪いやつと友情を育くんだり、仕事のパートナーを好きになったり、裏切ったり…と潜入捜査映画の良さが詰まっててとても面白かった。
小難しそうだなと思ってたけど、分かりやすかった。
掘り出し物?と言ったら失礼かもしれないが、見て損なし。
潜入者
コロンビアの麻薬王パブロ・エスコバルの組織に潜入した実在の米国関税局特別捜査官ロバート・メイザーの回顧録を映画化した衝撃の実録クライム・サスペンス。
命がけの潜入捜査の内幕と、
悪人である捜査対象者たちとの信頼関係を構築していく中での葛藤を緊迫感あふれる筆致で描き出していく。
メイザーは、
マニーロンダリングを行うビジネスマンと偽って組織の中に入り込み、
幹部の連中から信頼を得るまでの過程は、
まさに綱渡りの連続と言ってもいいと思います。
トラックの荷台に目隠しで乗せられて、
アジトと思われる所に連れられたときは、
何か儀式みたいな祈祷して、
隣の人は殺されたのにメイザーは助かったのはよく分からなかった。
カルテルの連中と一度信頼を勝ち取ると親密になり、
ほとんど家族同然の付き合いに変わります。
潜入捜査中でもたまに自宅に帰ったりするので大丈夫かとヒヤヒヤさせられます。
本当の妻と結婚記念日の食事するシーンで、
偶然モーラ父と出くわしますが、
妻のことを秘書だと言って誤魔化してたけど、
あのケーキでバレてそうに思る。
クライマックスの結婚式場で、
騙されたロベルト・アルケイノが逮捕された時の表情が何とも言えません。
冒頭ではボウリング場で麻薬の密売人と一緒に逮捕されていたメイザーでしたが、
結婚式場では一緒に逮捕されてないので、
これで面が割れてしまい今後のおとり捜査中に支障が出るのではと思います。
実話かぁ
マフィアやカルテルとねっとり癒着のアメリカ社会(一部)に呆れ。
これが実話かぁ。
そればかりか自分がいなきゃここらの経済は回らないと思い込んでるのがまた面白い。
Cチェイス作戦でマネーロンダリングに目をつけて潜入する警察。
「一気に洗浄すると警察が嗅ぎつけるからちまちまやるのがうちのやり方だ。」とか言ってたのは流石に忍笑いしたものだ。
また、潜入捜査で接触したカルテルの頭と仲良くなりすぎて悩むというところはわかるとは言わないが同情はした。
実話とは驚愕…
とても実話とは思えない劇的な潜入捜査譚。深入りし過ぎてしまいマフィアと心通わせてしまう辺りの葛藤や、ついうっかりの発言から若い女性捜査官とバディを組むことになってしまうところなど、ニヤリとしてしまう。実際の捜査官がこの後も潜入捜査官を続けたというのもびっくり。
『トランボ』での好演も記憶に新しいブライアン・クランストンが良い。俺たちのジョン・レグイザモも。いまだにマイケル・ペーニャと区別がつかないのだけど…
やはり実話は凄い
映画のような、命を張った潜入捜査が実際に行われていたとは本当に驚きです。身元が疑われるようなことがあればそこで終わりと言う、生死紙一重のヒリヒリとした緊張感が良く伝わってきました。それにしてもBCCI(Bank of Credit and Commerce International)の名前を再び聴こうとは... 1990年に英国に居た時ですが、得体が良く分からないのに時代の寵児のように金融街で持て囃されたあの銀行がそれこそあっけ無く破綻した時、ヨーロッパは超ド級のバブル崩壊に見舞われたのでした。あの時はお金の魔力にみんな狂っていたのかも知れませんね。
Cチェイス作戦
コロンビアの政治家にして世界の麻薬王パブロ・エスゴバル率いるメデジン・カルテルを摘発するべく、アメリカ麻薬取締役局が資金洗浄という側面から潜入捜査をした実話に基づく話。
序盤は状況がわかり難かったり、唐突で説明もなく何故そうなったか、何が起きたかわからないシーンがいくつかあったりしたし、決して派手な作品ではないけれど、メデジン・カルテルの恐ろしさと潜入捜査の命がけ感をヒリヒリ感じられ興奮した。
米政府の潜入捜査って凄すぎる
定年を控えたFBIベテラン潜入捜査官がコロンビアの麻薬王とその一派を一掃するため家族の猛反対を押し切り五年の長期に渡り危険な潜入捜査に挑んだ実話の映画化。いかにして麻薬王を騙し続ける事ができたかを描いた本作に残忍な描写や撃ち合いシーンは少なく、潜入捜査の舞台裏にスポットライトを当てた心理描写中心のサスペンスに仕上がっている。007ジェームズ・ボンドばりの発明品が登場したり、騙しの㊙テクニック満載で見どころ豊富です。悪人であるはずの麻薬王はやり手のビジネスマンで大富豪として描かれているため、映画を観てる私も麻薬王とその一派が段々と好きになってしまい、最後のシーンでは同情してしまいました。実在した主役の潜入捜査官も内心はそうだったはずです。仲間を売る奴ほど憎い存在はいない。潜入捜査官は命よりも大事なその仲間たちを裏切り売ったんですから最悪最低な奴で許されない悪党です。あれ?麻薬王が善人になってしまった。これが映画の醍醐味です!是非、映画館でお楽しみください。
俳優も脚本もいい
「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」のライアン・クランストンが潜入捜査官を演じているのだけれど、最高でした。
潜入捜査官の苦悩、決断力、実に上手い。
チラシの雰囲気など地味な印象ですが、脚本も俳優も良くて「観て良かった!」と思いました。
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