サバイバルファミリーのレビュー・感想・評価
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なかなか面白い(^-^)
もし電気が使えなかったら、水もガスも使えなくなったら…
3.11のことをなんだか思いだしました。そしていまの自分の生活を客観視しました。
ツッコミどころもあり、展開にちょっと笑えて、最後はすっきり終わり…なかなか楽しかったです。
豚肉をほおばって流れた涙がなんかいろいろ苦しくて
ピクニック→キャンプ→サバイバルと深刻になっていく家族の旅
その流れと共に成長していく人間と人間関係
便利と無駄、仮想と現実の紙一重感
ふと見まわしてみると、あれからそう経っていないのに再び無駄なものや仮想空間に囲まれて暮らしている自分
震災の日に見て、もう一度思い起こす人間の強さと弱さ、恵まれた今の生活
最後に
ワンちゃんも家族、置いて行っちゃダメですよ、みなさん
あくまでもコメディとしての作品
テーマが大きい割りには特撮CGもなく行政の活躍や大掛かりなセットらやアクションも無し実際ならマッドマックスやバイオハザードの様になるだろうが映像には危機的なシリアスな緊張感は無く常時4人に争点が集中し過ぎ?しらけた点も?
「生きる」ということに気付かされる
電気がなくなったら。誰しも多少なりとも、そういうことを考えたことはあるだろう。
本作は、娯楽映画らしい、明るいフィクションではある…実際電気がなくなれば、透析患者などは確実に死ぬほかなく、まさに死屍累々の地獄が現出する…が、そのレベルでも明確に生存の危機を感じさせる世界が展開する。
そんな中で、最も生存力がない部類になる鈴木家が、生き残るために必死にあがく。
その姿に、普段は生きていることが当たり前になっていることと、その対極の、自らの意思と行動で生きるという原点に気付かされた。
ラストはとても心地良い。自分も生きるということを見つめ直し、自分の生き方を変えたいと思えた。
全てを失った家族が手に入れたもので賞
リアリティがすごかった!
自分も同じ状況になっているような感覚で、入り込んで観ることができる映画だった。
家族もありがちな家族だし、
自分もこうなるだろうなあ〜と
観ていて所々共感できた。
クスッとくる場面もあり、面白かった。
食べものの有り難み、
人の繋がりとか、
日常で当たり前になってる事を、
この映画を通して改めて実感できた。
田舎ってすごいなぁ。
サバイバル生活の中で
繋がっていく家族関係も
とてもよかったし、感動した。
やはり、小日向、深津はさすが。
家族で笑える幸せ
小日向文世と深津絵里が夫婦役を演じるというだけで、ある種のアンバランスが想像される。アンバランスは静止エネルギーと同義であり、何かのきっかけでダイナミックに動きはじめる。両俳優とも、期待にそぐわぬ見事な演技だった。
ファミリーはいかにも現代的な家族で、最初のうちは、当然ながらまったく感情移入できない。仕事最優先で家族を顧みない夫、我儘勝手な息子と娘に、性格は悪くないが能天気な妻。
ストーリーは予告編や公式サイトにある通りのサバイバルだが、特殊な能力の持ち主が現れることも、思わぬ幸運が舞い込むこともなく、等身大の人間が体当たりで状況に挑む、ある意味で振り切った演出だ。ところどころに伏線や思わぬゲスト出演があって、楽しめる。
電池や発電装置をふくむ、あらゆる電気が突然なくなる生活は、特に若い世代を直撃する。スマホが使えなければ友達でなくなるのは、つまり友達はスマホの中にいたということだ。
サバイバルの中で家族の絆は強まるが、逆に家族以外に対しては微妙に排他的な心理状態になる。それでも礼儀を忘れないのは日本人らしいし、助け合える状況では進んで助け合う。まっとうな家族が極限状況に陥ってなおまっとうであり続ける、稀有なサバイバル生活を過ごす物語で、自分でもきっとそうするに違いないという共感があり、ストーリーの途中からは完全に家族に感情移入している。
蒸気機関車がトンネルをくぐった後の車内のシーンがこの映画の白眉ではなかろうか。どんな状況でも家族で笑えるのはいいことだなと、しみじみ思わせる幸せなシーンだ。
「家」の「族」だ。
個人的に刺さる部分が非常に多く、とても他人事の話のようには思えなかった。
勿論、シチュエーションや演出に気になる点が多いのも確か。
しかし家族とともに生き抜くことに関して、身につまされる人も少なくないのではないだろうか。
地方の強みや素晴らしさ、おかしみを謳いながらも、決してそこに固執しない姿勢も好感が持てる所である。
残念でした。非日常の中であるあるをやろうとしてるんだろうけど、なん...
残念でした。非日常の中であるあるをやろうとしてるんだろうけど、なんかベタな演技に醒めてしまって、尽くスベってた。あと、娘さんがうるさくてはイライラした。ただ私がベタがダメなだけなんでしょうけど。
新手のホームドラマだ
タイトルどおり、ある平凡な一家のサバイバル物語。
SFパニックではないので、大停電(電力だけではないあらゆるエネルギー源が麻痺する)の原因や解決策はどうでもいいのだ。
アウトドアの知識がないと、こういうときに役に立たない。
やっぱり、遊びを心得てる人が強いんだなぁ。
電気がない!
コメディーだけど、ある面「シン・ゴジラ」と似たシュミレーション映画。コメディーだからシュミレーションの突っ込みはソコソコだけどもしこんな状況になったら私はとても映画の家族のように鹿児島までたどり着く自信はない。水は手に入れられないだろうし、火は起こせない。豚を丸一匹さばくなんて、とても出来ない。
映画は極限のロードムービーで家族の成長ドラマ。小日向文世のおとっつぁんはイメージ通りのハマり役。家族に対して威張るばかりで何も出来ない。深津絵里のおかあちゃんの方が頼りになる。子供ふたりも最悪のクソガキ。それが旅の過程で成長していく。
映画的な楽しさは蒸気機関車の登場シーン。危機に瀕した小日向家族を2度も助ける。「シン・ゴジラ」の機関車の活躍よりずっと爽快。特におかあちゃんが危なくなったときの最初の登場シーンはいいなぁ〜。もうひとつの楽しさは大地康雄の農家の爺さん。西部劇に出てくるガンコな故郷の爺さんみたいで、こういう爺さんがいたらしばらくは生き残れそう。
電気が無くなった理由が示されないのもいい。危機は理由なくやってくる。この映画の家族みたいに成長してメデタシ、メデタシには絶対にならんだろうが。
藤原紀香は極限状況でビタミン!
ある日電気が使えなくなり小日向文世が「原因は?」と問うと深津絵里が「よくわからない」と答えるがこれこそが本作のリアリティライン。いわばかなり隙のある「もし電気が無くなったら」という思考実験。この隙がミソで観客は心の中でツッコみながら実験の当事者になる
その隙こそがダメだと言う人も当然おると思うけど俺は全然ノれた。というか正直最初はこの隙に俺も「ん?」と思ったけど個々のシーンが上手くて可笑しくて絆された感じ。矢口史靖監督には参りました。東京から出ていく過程で家族がひとつになっていく様はまさに『東京物語』の裏返し。いい作品だなあ
特に可笑しかったのは道中で出会う意識高い系家族。母親が藤原紀香なんやけどこのキャスティングが完璧!道に自生している雑草を抜いて「このオオバコも食べられる。味はあれだけど茹でるとビタミンも豊富なのよ。」と言う。めっちゃ言いそう!ビタミン言いそう!極限状況でビタミン!最高!紀香です!
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