22年目の告白 私が殺人犯ですのレビュー・感想・評価
全468件中、1~20件目を表示
傷みからはなにも生まれない
ドラマ「リバース」を視聴後に観ました。
「藤原くんはうまいなぁ!!でも"ひどい藤原くん"を観たいなぁ!!」とこの映画をチョイス(笑)。
でも殺人の方法が…、、気持ち悪くて、何度か断念して数日かけての鑑賞です(・_・;)あんまり興味は持てなかったですが、このモヤモヤをスッキリさせたくて。
最後まで観てみて、その殺人の方法を取る根拠は、気持ち悪いものではない、と分かったのですが、共感や同情は出来なくて、ただ哀しいお話でした。
展開は読めませんでしたし(というか、ひどい藤原くん欲求)特番での曾根崎の告白は、ドンデン返しされて引き込まれました。でもそこから、ようやくストーリーが展開していったイメージ…(1時間20くらい退屈…ボソ)。かといって、アッと驚く結末まではいかず…。救いもなく…。
メディアに対する風刺?メッセージを感じますが、、、だからどうした止まりで興味までは引かれない…。
時効がテーマならば、メディア関連の盛り上げは不要で、犯人に苦しい時間を強いられた人々をメインに描いた方が、、と思うし、
タイトルから推察すると、
劇中にあったように「なぜ、今頃(時効が過ぎてから)告白しようとしたのか?」という発想になる。これについてのアンサーは、曾根崎は「人は、なくしてから大切なものに気付く」と、言っている。うん、これは良い。だけど「大切なものへの気付き」がテーマでもないと思う。
真犯人は、オモテに出るつもりはなかったんだと思う。そう考えると、「オモテに出るつもりのない犯人を引っ張り出した」というのは、この映画の中でいちばんパワーを感じます。
タクミくんの「一度死んだ」ほどの憎悪でも良いし、
牧村刑事の熱く犯人を追い詰めるのでもいいし、
コレ!!というものが観たかった。
タイトルのインパクトと、藤原くんぱわーが強すぎるのか、期待して観てしまったんでしょうか。
もやもや。
哀しいお話です。(;_;)
犯罪者を崇拝する社会の歪み
犯人が仕掛けたガス爆発で死亡した刑事の上司(平田満)。 犯人を憎み続ける上司の娘(夏帆)。 そして終盤、この映画を見ているものは 自分が騙されていたことに2回気づくことになるだろう。
動画配信で映画「22年目の告白 私が殺人犯です」を見た。
2017年製作/117分/G/日本
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2017年6月10日
藤原竜也
伊藤英明
夏帆
野村周平
石橋杏奈
竜星涼
早乙女太一
平田満
岩松了
岩城滉一
仲村トオル
この映画のオリジナル版は韓国で制作されたらしい。
そちらは見ていない。
5人を絞殺した連続殺人事件。
未解決のまま事件は時効を迎え犯人は20年以上経って姿を現した。
以前は、殺人罪に25年という公訴時効があったが、
刑事訴訟法の改正で、
2010年4月27日以降は廃止された。
「はじめまして、私が殺人犯です」
殺人手記を書き出版記者会見をした犯人(藤原竜也)。
それを逮捕できなかった刑事(伊藤英明)。
行方不明になったままの刑事の妹(石橋杏奈)。
犯人が仕掛けたガス爆発で死亡した刑事の上司(平田満)。
犯人を憎み続ける上司の娘(夏帆)。
そして終盤、この映画を見ているものは
自分が騙されていたことに2回気づくことになるだろう。
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。
犯人であることの証明
凶悪事件の犯人が自主本を出す、という話。
よくある話のようだけど、問題なのはその事件が時効をむかえていた事。
さて、ここで問題がある。
この著者が犯人であることはどうやって証明できるのだろうか?と。
警察しか知りえない情報を知っていたら?でも、それは警察から絶対に漏れないのだろうか?
警察でも知りえない情報を知ってたら?でも、それはどう証明できるのだろう?
もっと言えば、「あの事件の犯人は私です」と言ったところで、証明する方法が困難である、という事。
とはいえ、世の中は美しい犯罪者に沸いた。
ミステリアスな著者は犯罪者であることを信じさせるに十分な風貌だった。
さて、もし、その男が犯人でなければ?真犯人がいたら?
ある程度、予想通りの展開
ただ、それでも役者の演技の強さで説得力が与えられる。
スピーディで直線的な展開は、見る側に爽快感を与える。
そういう意味ではいい映画なんだと思う。
BGMが心理効果としては成功してると思いますが、嫌な音でした。 長...
BGMが心理効果としては成功してると思いますが、嫌な音でした。
長身の男性俳優3人がカッコ良くて氣に入ってる映画です。
伊藤英明さんについて。回想シーンのみ笑顔がありました。それ以外は終始とても勇ましい顔で素敵でした。ラストのほうで藤原竜也さんに拳銃を向けるシチュエーションがありますが、脚本も演技も問題ないと思います。彼はプロの警察として慎重かつ冷静に対応したと思います。
藤原竜也さんについて。彼は出てくるだけで面白いです。今作では無茶苦茶な”死に急ぎ野郎”のキャラクターでした。視聴後、その後の彼の人生が知りたくなってしまいました。
仲村トオルさんについて。ビーバップハイスクールの延長線上の話のように感じたのは私だけでしょうか。ラストのほうではビーバップの頃の”ヤンチャで狂気じみたトオル”らしさが見れて良かったです。相棒のヒロシのことを言ってるのかなあと勝手に思いながら視聴しました。脚本も演技も辻褄があっていて良かったと思います。
最後の最後、マスク外して突っ込むシーン。マスク外す必要が無いと思いました。ファンサービスですかね。
全体的に大事なことが語られている良い映画でした。
刑事ドラマ?とても見ごたえがある!
文句なく面白い
Amazon primeに裏切られた
時効の矛盾
藤原竜也扮する時効を迎えた1995年の東京連続絞殺事件の犯人を名乗る曾根崎雅人が現れ、事件の全てを語ると本を出版した。殺しの手口、自分のルールなどを語り、肩を撃った伊藤英明扮する牧村刑事を巻き込んで犠牲が増えていったのだった。やりきれない殺された遺族たち、告白本の出版会社の編集者、仲村トオル扮する曾根崎雅人を生放送するテレビマン仙堂俊雄、犯人を捕らえられなかった牧村刑事らを描いていく。本を売るために逆なでされた者たちの悔しさはたまらんだろうし、熱狂するファン心理は理解を超えるね。殺人犯が生き残り恨みを持った者が犯罪を犯していく。しかし真相は別の方向へ。今は無くなった時効の矛盾をついた作品かな。劇場の予告編で見たけど観なかった映画だね。
俳優さん達の演技力で化けた作品
全468件中、1~20件目を表示