劇場公開日 2017年6月10日

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「時効の矛盾」22年目の告白 私が殺人犯です 重さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5時効の矛盾

2022年2月20日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

藤原竜也扮する時効を迎えた1995年の東京連続絞殺事件の犯人を名乗る曾根崎雅人が現れ、事件の全てを語ると本を出版した。殺しの手口、自分のルールなどを語り、肩を撃った伊藤英明扮する牧村刑事を巻き込んで犠牲が増えていったのだった。やりきれない殺された遺族たち、告白本の出版会社の編集者、仲村トオル扮する曾根崎雅人を生放送するテレビマン仙堂俊雄、犯人を捕らえられなかった牧村刑事らを描いていく。本を売るために逆なでされた者たちの悔しさはたまらんだろうし、熱狂するファン心理は理解を超えるね。殺人犯が生き残り恨みを持った者が犯罪を犯していく。しかし真相は別の方向へ。今は無くなった時効の矛盾をついた作品かな。劇場の予告編で見たけど観なかった映画だね。

重