22年目の告白 私が殺人犯ですのレビュー・感想・評価
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軽い・・・
ストーリーも先読み出来てしまい、
大概の人なら、途中で犯人が推測出来てしまう、
(しかも、かなり早い段階で推測出来てしまう)
オチもかなり突っ込み処満載!
(ネタばれになるので控えますが)
藤原竜也の正体は、かなり無理のある強引な設定だったので
さすがに推測できませんでしたが(笑)
何よりこの作品の「肝」となる殺人シーンがとても軽い・・・
こういうシーンは普通、観ていて目をそらしたくなる位、
重いものなのだが、普通に観れてしまう(-_-;)
殺人シーンに限らずに、全体的に軽く、
どこかで観たようなシーンの羅列。
そう、TVドラマ・スペシャルを観ているような感じ。
TV放送まで待てばよかった!
何より酷かったのは音楽!
コンピュータのノイズ音みたいな
奇をてらったような音楽で、狙い過ぎ!
耳障りでしかありませんでした!
ライト層には受けはイイかもしれませんが、
俺のような映画ばっか観ているような映画オタク(苦笑)には、
ちょっと・・・って感じです(-_-;)
最初から最後まで目が釘付け!
好みの問題
絶賛している方が多かったので観てみました。
サスペンス好きの私としては、曽根崎の過剰なまでの演出の裏に一体何があるんだろう、とかなりワクワクして観ていたのですが、途中からあまりにも思わぬ方向に展開していってしまい、正直ついていけませんでした。
サスペンスには思ってもみないような意外性が求められるのかもしれませんが、あまりにも奇異をてらいすぎると、案外しらけてしまう場合もあるのだなあ、と。どんでん返しを目論むなら、それにみあったような矛盾のないリアリティーと納得できるような動機をどうしても求めてしまいます。それなら個人的に、ありがちな?設定ながら、地道にラストまでもっていった64(ロクヨン)の方が好みです。意外性を狙ったわりに結局理由は心の闇か、というところもしらける原因でした。同じ心の闇でも、怒りみたいに役者が脚本を食って凄い衝撃を与える場合もあるし、そういう意味で何か物足りない映画でした。だけど、展開に驚いた!と言われている方も多数なので、結局好みの問題かとも思います。個人的に、伊藤英明さんの演技がとても印象に残りました。
上質なエンタテインメント
何を書いてもネタバレになりそうなのでストーリーには触れない。設定は予告編の通り、殺人の時効から5年を経過した段階で真犯人が名乗り出るというものだ。なかなか興味深い設定で、何故そうなったのか、これからどうなるのか、目を離せなくなる。
藤原竜也はやっぱり演技が上手だ。蜷川幸雄という演出家がどうにも好きになれなかったので、弟子筋にあたる藤原竜也も色眼鏡で見てしまっていたが、彼は演出家の指導よりも前に独自の世界があるようだ。そのため蜷川幸雄の世界に捉われることなく、彼自身の演技を貫いている。
しかしそれは、ともすれば両刃の剣となる。役者が独自の世界で演じると、どんな役を演じても同じような演技になってしまう場合がある。それがもろに出たのがキムタクで、藤原竜也も同様の結果に陥ってしまう危険性を孕んでいる。
この映画での演技は、弱さと決意と執着の危ういバランスで生きている主人公を上手に演じていた。演じる人を演じるという意味で大変難しい役柄だ。その綱渡りのような生き方を微妙な表情で表現し得ているところが演技の上手なところだ。この先さらに演技が磨かれれば、自身の世界観を保ちつつ、作品の世界観を表現できるようになるかもしれない。
伊藤英明は作品の世界観によって全く違った演技をする。爽やかな熱血漢から気持ちの悪い役柄まで、上手にこなす。本作でも、一見むくつけき刑事に見える武骨な男が内に苦悩を秘めているのをうまく伝えていた。
ストーリーは一時期の江戸川乱歩の小説のようだ。観客はしばらく真相が読めず、一方で思わぬところで思わぬ人物が思わぬ行動をとる。早乙女太一の役柄がそれだ。
テレビでよく見る街頭インタビュー風のシーンや、ニコニコ動画の使い方もうまい。よかれ悪しかれネット社会で起きた事件なのだ。必ずSNSなどで拡散される。本作では、ネットの情報が一向に真実を捉えていないことも表現されている。ネット社会は上辺だけしか見ない、思考停止の社会であることもアンチテーゼとしているのだ。
プロットも役者の演技もいい、上質なエンタテインメントである。
良作!
良い意味で裏切られる
強引?
エンターテイメントとして
尺の問題かな。真犯人を明かした後半の展開に強引さを感じてしまった。ネタの証し方は映画サンブンノイチを思い出した。アレも主演は藤原さん。
これ感情移入しそうで仕切れないのは、実年齢10前後離れた藤原さんの配役に、右腕を刺された伊藤さん数日後鉄格子の扉を普通に右手で開けてたり。途中ネタ明かし前に真犯人わかるし、エンターテイメントとして楽しむには適したストーリーだけど、事前告知は煽り過ぎる感があるしミステリーとしては楽しむことは難しい。
映像では、ここまでか?
良くまとまっているけどちょっと惜しい
真実
藤原竜也と伊藤英明がダブル主演という事でタイトルにとても興味が惹かれて観てきました。
藤原くんの独特の雰囲気がいいですね。
怪しさ、殺人者の雰囲気が似合ってると思いました。
曾根崎が有名になりある種、神格化されている姿は藤原くんという事も相まって「デスノート」のキラの様に見えました。
正直に言うと、最初から藤原くんが犯人という事に若干違和感がありました。
作中で特に年齢は出てきてなかったと思いますが藤原くんは確か35歳。
となると22年前は13歳です。
一人、二人ならわかります。
でも、必ず二人組を相手にし、五人も人を殺し、中にはヤクザもいる、そして警察が見つけられない。
ちょっと13歳の少年が大の大人を相手に無理がありはしないかという所です。
それでも体の傷や、その立ち振る舞いが、やっぱり犯人なのかなと思わせてくれる。
話の構成や、藤原くんのそして拓巳の演技が見事だったという事だと思います。
最後まで観ると、見方がかわりますが曾根崎を憎みながらも、その命を守らなければいけない牧村の姿に辛いんだろうなって見てました。
少しだけ、その気持ち返してよって思いましたけど(笑)
時効が成立し、屋上で怒る拓巳。
野村くんのあんなに怒る姿は見たことなかったのでその芝居が新鮮に見えました。
TV局で妹が死ぬ姿に、牧村が涙していましたが一番あそこで泣きたかったのは拓巳でしょう。
まだ自分の正体を明かせない状態で、自分が犯人だと言っているのだから泣く事なんてできない。
精一杯の行動が真犯人と名乗る男をペンで刺す。
建前としては自分以外の犯人を名乗る男への怒り。
でも、そのペンには真犯人への恨みが込められていたと思います。
二転三転するシナリオ構成は面白く、次がどうなるのかとワクワクしながら観ることができました。
最近、観た邦画の中では断トツで私に刺さりましたね。
自分が体験したトラウマを人にしてしまう。
それを話す拓巳の姿に彼もまた同じ道を歩まないかと心配になりました。
これからは穏やかに健やかに自分の人生を生きて欲しいですね。
最後に驚かされました
ずっと犯人だと思っていた人物がそうでなかった瞬間から、この映画の醍醐味がはじまります。その時に初めてこの事件の真相もわかることになります。途中まで少し間延びしてしまいますが、犯人が違うことがわかってから、一気にストーリーが展開しますから、それまでじっくり見て下さい。
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