22年目の告白 私が殺人犯ですのレビュー・感想・評価
全612件中、301~320件目を表示
時間
本編が始まり、物語が唐突に始まる。
見始めててから脳裏に浮かんでいく大筋の予想は外れる事はなかった。
だが、退屈なわけではない。
寧ろ、頭の中でぼんやり描いていたものが、明確な輪郭を持ち具象化されていくのを追いかけていきたい欲求が高まっていく。
次はこうなるんだろ?
どんな風に見せてくれるのだろう?
だけど、そこには想像だにしていなかった人間の感情というものが鮮烈に刻み込まれていた。だからこそ、退屈じゃない。
だからこそ、次を、その先をと心がはやる。
どんでん返しがない訳ではなく、物語は終劇に向かうまで二転三転していく。
そして観終わった後に、あまり大きな消化不良が残らないのも精密な脚本によるものなのだろうと考える。
小説を読み進める感覚に近いのかもしれない。様々な想像を巡らせ、その答えがハマる瞬間…今作はそれを明確な映像としと提供してくれたような感覚がある。
フィクションとしては最高に面白かった。
この作品に使われるノイズのような音楽が、人の心にに深く根を張る狂気にも思え、耳障りながらも嫌いではなかった。
ただ…
事が露見した後の犯人の芝居だが…あの虚ろな眼には驚嘆しはするが、その虚ろな表情の内容には疑問が残る。
あんな自己顕示欲の強い男でさえあんな風になるものなのだろうか?
なんだか過去作品をなぞって出来た表情にも思え、少し残念だった。
それと…
時効を向かえるまでの15年間が野村君の中に無いのかと疑念をもつくらい変化が乏しかったのが不満。
メッセージ性が薄弱で常套に嵌ったネタ
1995年に起こった連続殺人事件の殺人犯が、15年の時効が経ったあと、2017年に姿を現し、犯行の真相を告白する手記を出版し、世間を騒がせた。しかし手記には真実が語られておらず、本当のミステリーはそこから始まっていた。
どんでん返しの連続で、サスペンス映画として出来は良いかもしれないが、結局この映画は何を伝えたいだろう、という観点で考えると、メッセージ性が薄弱で深みに欠ける作品と言わざるを得ない。時効が過ぎたため法律で裁けない殺人犯が乗り出し、堂々と世の中を騒がせるということを通して、時効や法律の意義などについて探求する作品かと思えば、そんな志が全く無く、結局乗り出した殺人犯は真の殺人犯ではなく、真の殺人犯を捕まえるために動き出したい被害者の婚約者。そして真の殺人犯は紛争地域で大事な人を殺され、心的外傷を負ったジャーナリストと来た。またしても「殺人の動機」に「精神疾患」という安易な解を与える結末。その種明かしには正直がっかりした、ネタ自体も取ってつけたようなもので前半ではまるで伏線が無く、必然性も無い。それでもサスペンスとしてはまあまあ良いから星4つを与えようと思ったが、蛇足としか言いようがないラストシーンには本当に冷めた。多くても星3.5しか付けられない。
オチ読めたけど
刺激的で好きな一作。 藤原竜也の出てる作品をちゃんと見たのは初めてかもしれない。 彼は昔から髪型もほとんど変わらず(直毛のイメージ)、実力派という印象。 サスペンスでありながら、 1人の人を愛し続ける、偉大なる愛の物語でもある。 ラストは個人的にはちょっと違ったかもなー。 ※エンドロール始まってすぐ退出は禁止です
最初から最後まで
思わぬどんでん返しが二回ありました。その二回とは、恋人と息子がヒントですが見てのお楽しみです。 妻とふたりで見に行きましたが、妻は面白くないと途中で居眠りを始めますが、今回は最初から最後まで居眠りしませんでした。
小説は後に読みましょう。
映画の前に、小説を読んでから観賞しました。 小説は大変良かったのですが、映画では良かったところを削ってしまっていて、楽しみが半減してしまいました。 映画を観る前に小説を読むのはやめましょう。
やっぱり、藤原竜也君は最高!!!
やっぱり、演技力が抜群! 表情の一つ一つや仕草が、ゾクゾクする程セクシーでした!! でも周りの俳優陣もさすがでしたね(^-^) 最後の最後で、『あー、こうなるんだ…』って。 実は途中からトイレに行きたくなってずっと我慢してたんですけど、最後まで粘って良かったです(^_^;)
初見は楽しめるけど2回は見ないかも
ネタバレになるから表現が難しいけど、真相が明らかになるまでの最初の1時間くらいは面白かったけど、あとの半分からはだんだん誰が一番悪者かが想像ついてきてその通りのオチになって、まぁそうでしょうねってなる。 ラスト30分はもっとサイコに演じてくれたら入り込めただろうけどある人の演技力が足りなかった。あの人は何の役やってもいつもあの感じだなぁ。
展開が飽きない
予告編から楽しみにしていた映画。 ストーリーもテンポよく進み、飽きることがない。予告編を見ただけでは、どんな完結を迎えるのか予想出来なかったが、ストーリー後半にかけてからの展開は面白く、予想を裏切られた。 ただ、こうした予想外の作品は、大体一番真面目そうに見える奴が1番ヤバい奴だ。 それらをひっくるめても、劇場へ足を運んでも損はしない映画。
引き込まれるストーリー展開
冒頭から時効の事件の犯人が登場する展開に、視聴者としてのエンジン掛かる。そして私の思考と期待の”半歩”先を行くストーリー展開。テンポよくノリで映画に入り込むのではない、自分で考えているかのように進んでいくスピード感(もちろん個人差あり。私の主観でしかないが)。 あとこの映画は配役が良いと思った。藤原竜也はこの手の役どころは適役。そして伊藤英明も良かった。今まで評価して来なかったのだが、この役は感情移入できた。
全612件中、301~320件目を表示