22年目の告白 私が殺人犯ですのレビュー・感想・評価
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時間
本編が始まり、物語が唐突に始まる。
見始めててから脳裏に浮かんでいく大筋の予想は外れる事はなかった。
だが、退屈なわけではない。
寧ろ、頭の中でぼんやり描いていたものが、明確な輪郭を持ち具象化されていくのを追いかけていきたい欲求が高まっていく。
次はこうなるんだろ?
どんな風に見せてくれるのだろう?
だけど、そこには想像だにしていなかった人間の感情というものが鮮烈に刻み込まれていた。だからこそ、退屈じゃない。
だからこそ、次を、その先をと心がはやる。
どんでん返しがない訳ではなく、物語は終劇に向かうまで二転三転していく。
そして観終わった後に、あまり大きな消化不良が残らないのも精密な脚本によるものなのだろうと考える。
小説を読み進める感覚に近いのかもしれない。様々な想像を巡らせ、その答えがハマる瞬間…今作はそれを明確な映像としと提供してくれたような感覚がある。
フィクションとしては最高に面白かった。
この作品に使われるノイズのような音楽が、人の心にに深く根を張る狂気にも思え、耳障りながらも嫌いではなかった。
ただ…
事が露見した後の犯人の芝居だが…あの虚ろな眼には驚嘆しはするが、その虚ろな表情の内容には疑問が残る。
あんな自己顕示欲の強い男でさえあんな風になるものなのだろうか?
なんだか過去作品をなぞって出来た表情にも思え、少し残念だった。
それと…
時効を向かえるまでの15年間が野村君の中に無いのかと疑念をもつくらい変化が乏しかったのが不満。
メッセージ性が薄弱で常套に嵌ったネタ
1995年に起こった連続殺人事件の殺人犯が、15年の時効が経ったあと、2017年に姿を現し、犯行の真相を告白する手記を出版し、世間を騒がせた。しかし手記には真実が語られておらず、本当のミステリーはそこから始まっていた。
どんでん返しの連続で、サスペンス映画として出来は良いかもしれないが、結局この映画は何を伝えたいだろう、という観点で考えると、メッセージ性が薄弱で深みに欠ける作品と言わざるを得ない。時効が過ぎたため法律で裁けない殺人犯が乗り出し、堂々と世の中を騒がせるということを通して、時効や法律の意義などについて探求する作品かと思えば、そんな志が全く無く、結局乗り出した殺人犯は真の殺人犯ではなく、真の殺人犯を捕まえるために動き出したい被害者の婚約者。そして真の殺人犯は紛争地域で大事な人を殺され、心的外傷を負ったジャーナリストと来た。またしても「殺人の動機」に「精神疾患」という安易な解を与える結末。その種明かしには正直がっかりした、ネタ自体も取ってつけたようなもので前半ではまるで伏線が無く、必然性も無い。それでもサスペンスとしてはまあまあ良いから星4つを与えようと思ったが、蛇足としか言いようがないラストシーンには本当に冷めた。多くても星3.5しか付けられない。
オチ読めたけど
最初から最後まで
やっぱり、藤原竜也君は最高!!!
初見は楽しめるけど2回は見ないかも
展開が飽きない
引き込まれるストーリー展開
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