「過去にみた風景」ナラタージュ ねむこさんの映画レビュー(感想・評価)
過去にみた風景
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普段、松本さんに色気を感じることはないんですがポスターの写真がたまらなくタイプだったので観に行きました。
学生時代の辛い時、助けてもらった先生に愛なのか恋なのか尊敬なのか憧れなのかわからない感情をもち、ただただ想い続けるヒロイン。
先生という子供からみると完璧な存在だが、一人の人間として、夫として、離れた妻との関係に悩み続けている男。
好きな女の子に忘れられない相手がいて、その影に怯え、自分ではないような自分が出てきて不安になる男。
全員、誰かの人生にいる存在。
全員、ずるい、でもそれが人間ですね。
わたしも過去に先生を好きになったことがありました、10年近く片思いして(その間彼氏がいたこともあったけれど)ようやく付き合いましたが、
完璧だと思っていた先生のダメな部分に驚いたのを思い出しました。
彼女はそこも葛藤しながら認めていたけれど、
なかなかできないですよね。
普通の男女でも難しいのに、出会いが教師と生徒ならなおさら。
だって高校生にとった先生って完璧に大人だもん。
最後に妻との関係を修復させるため東京へいく決断をした先生に、
なんでだよ!!
という感情を持たずにはいられませんでしたが、
先生にとって、彼女は恋じゃなかったんだよね。
もうそれはどうしようもないことだ。
辛い、、。
彼女には、ほんとに幸せになってほしい。
いつまでも引きずってちゃダメ。
みんながどうなったのか気になりますねー。
いつかまた、道端でばったり会った時、彼女たちが今の自分を誇れて、笑顔でいれますように。
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