「原作では設定の変更は不必要だけどね」マグニフィセント・セブン Tohruさんの映画レビュー(感想・評価)
原作では設定の変更は不必要だけどね
クリックして本文を読む
可愛そうなメキシコの農民を助けると言う荒野の七人では現代では通用しないのでリーダーが黒人(デンゼル・ワシントンかっこいい)、白人、メキシコ人、東洋人、インデアンと配慮した陣容で敵にもちゃんとインデアンがいる。巨大開発企業の横暴に立ち向かうという筋は今風で面白い。ダイナマイトバンバン、ガトリング銃バンバンと派手になった。また、敵に対する仕掛けを作るところは原作の七人の侍に近い。ただし、主人公が個人的な恨みが助ける動機になっているところは他の6人が名誉だけのために戦っているのでちょっとね。日本で原作をリメイク(黒澤明は絶対認めないだろうけど)しても現在向けに何の設定の変更も必要ないところは元映画の練りに練られたすごさを感じる。こんな設定面白くないはずがないだろうという原作だ。
コメントする