「撃ちまくり」マグニフィセント・セブン たけたけさんの映画レビュー(感想・評価)
撃ちまくり
デンゼル・ワシントンがリーダーならある程度架空設定はないと無理だよな、と思ったけど、予想以上の異文化人キャスト取り入れまくりで、収拾つくのだろうかと心配したが、まぁまぁよかったんじゃなかろうか。
というか、あのストーリーを政治的に正しくするとこうなるよねぇ、と辟易しつつも面白く観られたのは、やっぱり馬とガン、アクションが素晴らしかったからだと思う。
ツッコミどころはたくさんある。
しかし、そんなことはウエスタンな乗馬(何回見てもあの手綱の持ち方不自然)とか、デンゼル・ワシントンの恰幅の良さとか、ガトリング銃が悪魔のように新兵器な受け取り方されてるところとか、いやダイナマイト無双とか、男は皆酒好きで女好きで下ネタで盛り上がるところとか、そんなのが出てくるからいいのだ。
荒野の七人は観てなくても、七人の侍観てたらだいたい何をリスペクトしてるか分かるし、ウエスタンの他の作品知ってたらまぁまぁ納得できる出来栄えなんじゃないかなぁ。シェーンくらいしか知らんけど。
個人的には、未亡人がなかなか清廉に見えたし、アクションの後日焼けしてるのがいい印象。
菊千代とくっついてほしかった。
あ、そう。皆のガタイがとても良く、骨格からしっかりしててそれも素晴らしかった。
タイトルロールの短さも、今時無いほどで、マンパワーの良さを感じた。タイトルロールのBGMがずっと荒野の七人のメインテーマなら尚よかった。
とにかくガンアクションの爽快感でスッキリした。
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