ボインのお宿 熟女大宴会!
解説
昭和の雰囲気あふれる温泉旅館を舞台に、美人3姉妹が織り成す人間模様を描いたエロティックコメディ。両親と一緒に温泉旅館を営む純子、真由美、理恵の美人3姉妹。しかし両親を亡くした後、真由美は家を飛び出してしまう。時が経ち、純子と理恵が切り盛りする宿は経営難に悩まされていたが、そこへ真由美が突然、帰ってくる。久々に再会した3姉妹の間に険悪な空気が流れる中、宿に不思議な客がやって来て……。ピンク映画制作会社・大蔵映画の上映企画「OP PICTURES+」(16年8月20日~9月2日、東京・テアトル新宿)にて、ドラマ部分を充実させたR15+バージョンを劇場公開。
2016年製作/70分/R15+/日本
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2021年6月10日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
長女の純子が女将、三女真由美が仲居をつとめているさびれた旅館・浜屋。写真家志望の青年・ケンちゃんは純子と関係を持ち、宿の手伝いをしながらずるずると長期滞在。そこへ20年前に家を出ていった次女の真由美が帰ってくる。険悪な雰囲気もあったが、そこへ珍しく一人の男が宿泊することになった。大島と名乗るその男は自殺志願者だったのだ・・・
昭和の雰囲気漂うピンク映画。お色気と笑い。最後はほのぼの。熟女のタイトル通り、アラフォー3人の物語。ちょっと笑いのツボを外しているのもご愛敬だ。次女と三女がぽっちゃりタイプのせいか、妙にアットホームなところも素敵だ。
大蔵映画の路線は日活ロマンポルノと違い、濡れ場も少なく安心して見れるのもいい。低予算なのはわかってるし、50人の団体客の姿を見せない工夫は微笑ましくもあった。
2016年9月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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もはやピンク映画界においてなくてはならないベテラン監督。加藤義一氏によるまさに王道ピンク!
泣き笑いとプログラムピクチャーの要素を十分に盛り込み。更にお色気も盛り込んだ定食風な映画である。
主人公が熟女のみというのも、今のピンク映画には珍しい。そんなピンクユーザーの年齢層の胸をド直球で貫く技は素晴らしいのひとこと。
新手のピンク映画も悪くはないが、3本のうちに1本はこんな作品もなければならないというまさに典型的な気軽に鑑賞できる娯楽映画である。