インクレディブル・ファミリーのレビュー・感想・評価
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すべての人類が見るべき不朽の名作
一見、アメリカンホームコメディとヒーローアクションを合体させただけの大味な娯楽作に見えるが、そうした先入観を持って本作を鑑賞すれば、いい意味で期待を裏切ってくれることになる。 前作に引き続き、リズミカルな痛快コメディでありながら、じわっと涙腺を刺激する不思議な瞬間がある稀有な作品。 映画というのは「よしここで感動させよう」「泣かせよう」という意図を露骨に感じる場面が用意されていることが多く、いわゆる感動巨編と呼ばれるようなものはたいていそのような作りになっている。 大多数の「空気の読める観客」はその場面で素直に気持ちを高揚させ、感動を味わう。 娯楽というのはそういうもの。それが「ある種の映画」に課せられた重要な要素であるし、その瞬間のために決して安くない金と貴重な時間を捧げるのだ。 ただ、そこには誰もがそれぞれに、ここまでは許容範囲だと思えるデッドラインがあるもので、それを踏み越えてしまう演出過剰を感じた瞬間に外連味に変わり、とても見ていられない鬱蒼とした気分になってしまう。 この加減というのは年代や経験、性格などでおおきくデッドラインが変わると思う。 だからこそ演出によるものと感じさせず、自然と湧き上がる感動を与えてくれる、自分がいったいなにに感動したのか、自分でもその瞬間には理解出来ていないような、でもふしぎと一瞬涙がじわっと滲むような、そんな不思議な感動を与えてくれる映画こそが、最も尊い作品なのだと私は思う。 このシリーズの素晴らしさは、まさにそのような種類のナチュラルな感動を与えてくれるところなのである。 なぜあの瞬間、ホロッと来たんだろう?というふしぎな場面がいくつかあり、見終わるまではなにに感動したのかうまく理解できずにいるのだが、少し考えてようやく理解する。 それは彼らがそれぞれの立場でさまざまな悩みや課題を抱え、互いにぶつかり合いときに傷つけ合う、どこにでもいるようなごく普通の家族であり、とても人間らしい存在であること。 そしてそんな家族がピンチに見舞われると、見事に息の合った鮮やかな連携を見せて大活躍するのである。 このギャップの大きさが実に爽快であり、同時にそれは家族としての普遍的で理想的な姿であり、それがしびれるほどにかっこいいのだ。家族ってすげえ! 特殊な能力よりも、その連携プレーの素晴らしさこそが彼らの強さなのだと感じ、そして自分にも家族があることを思い出して心が震えるのである。 そしてこの映画は、最後にちょっとしたエピソードを残して終わるのだが、その姿がまさにこの映画の楽しさ素晴らしさを濃縮したものになっていて、極上のディナーを味わった帰りにおみやげもらっちゃった、みたいなときめきを覚える。 前作ともどもすべての人類に見ていただきたい、不朽の名作である。
ジャック可愛い
前作より色々パワーアップしています。 期待していた赤ちゃんも色々パワーを見せてくれるので、 タイトルに偽りなし。家族総出のスーパーヒーロー映画です。 個人的にヴァイオレットが好きなので、色々表情を見せてくれた のがうれしかったです。
ヒーロー
も生活がある 今回はイラスティガールに焦点が当たったかと思いきやインクレディブルの株があがるという構成だ ヒーロー活動も凄いけどそれと同じくらい大変なものもあると気づかせてくれた まとめ方もうまく観た後はすっきり 大切な人と見ることをお勧めします
子育てがちゃんとできたらスーパーヒーローものの偉業よ。
「子育てがちゃんとできたらスーパーヒーローものの偉業よ」言いたいことはわかります。 が、楽しくなるのが開始1時間半超え。 あと敵の「他人(ヒーロー)に命を預けんじゃねえ」「大事なことは経験せずにスクリーンを眺めて満足している」的な皮肉な台詞。 名前がスクリーンスレイヴァーってのが、のほほんとした中でやけに鋭くはっとした。 「命を預けんじゃねえ」の「命」は、叶わない夢、自分の願望、妄想と読み替えてもいいし、「スクリーンスレイヴァー」の鋭い言葉は、観客に向けてであることは確かだ。
時代を反映
単純明快で楽しい作風は1作目同様。ただし実質的な主人公がヘレン(イラスティガール)である点が今どき風といえば今どき風。『ワンダーウーマン』に象徴される「自立して戦う女性が主人公」の流れに乗っかっている点が今のハリウッド業界を象徴している感じだ。 イラスティガールが「家の外」に出てガンガン仕事をこなす一方で,ボブ(Mr.インクレディブル)の主夫ぶり(しかも最初はだめな主夫)をここまであからさまに描かなくても良かったのではないかという気がしないでもない。 3人の子どもたちの活躍ぶりは見ていてとても楽しい。反抗期を迎えつつあってちょっと背伸びをしている長女のヴァイオレットが可愛らしい。
ブランク0で贈る時代を反映した見事な続編
生まれながらのスーパーパワーを世の中のために使うことを決意したパー家の下にスーパーヒーロの活躍ぶりを世界に見てもらい、スーパーヒーローの活動が再び認められる世界を作りたいという大企業の社長ウィンストンディヴァーとその妹のイヴリンが訪れる。 見事その役に抜擢され、驚異的な成果を上げるイラスティガールこと母のヘレンパー、そのヘレンを支えるために慣れない主夫の仕事を請け負うMr.インクレディブルこと父のボブパー、そして恋に勉強に覚醒した超能力に悩む(楽しむ?)3人の子供たちを描いたMr.インクレディブルシリーズ14年越しの続編。 まさかのMr.インクレディブル続編! 14年間の空白が全くなかったかのように前作のラスト直後から始まるブランクの無さとスピード感! 家族5人でニヤリとしながらマスクを装着し、コンビネーションバッチリ風のチームワークを見せるパー家にちょっと泣く!笑 この作品に対して弱すぎる我が涙腺!どうした!笑 今作ものすごく時代を投影しているような表現が多くあって、イラスティガールの活躍に見られる女性の社会進出を後押しするような演出やボブパーの家事に育児に奮闘し疲弊する男性における家庭との関わり方などなどコミカルに描かれているが内容は鋭くて深い。 前作からあったスーパーヒーローの活動を制限する法律といい、この作品は、かなり、深い(誰)。 そのため基本的に主役はイラスティガールとして描かれているが、前作であれだけスーパーヒーローに戻りたがっていたボブが自分のためもあるとはいえ、ヘレンの為に家庭に入り、若干の嫉妬に苛まれながらも彼女を支える様、子どもの世話に追われフラフラになる姿に笑いながらも心を打たれ、覚醒したジャックジャックの暴れっぷりと愛くるしさに夢中になること間違い無く、まさにスーパーヒーローファミリームービーとして他に類を見ない完成度の高い作品になっている。 これは、、もう1作、、お願いしたい!!笑
大人も楽しめるアニメ映画
前作も楽しかったけど、さらにパワーアップしてて楽しかった。ちょいちょいリアルなヒーロー一家の現実が描かれてて、大人でも楽しめるわーとりあえず、ジャックジャックが可愛すぎる(´・∀・`)
面白かった
笑えるしうるっとくるシーンもある。 時間が経つのがあっという間だった。 フロゾンかっこいい、他人の子供守るためにあそこまでやれるか。 フクロウのヒーローも良かった。 エンディングもかっこいい。
14年の歳月からの続編でもここまで楽しめるとは!
ヒーローファミリーに活動の危機が訪れるが、ヒーロー好きの通信会社社長が現れて、ヒーロー信頼復活を目指す物語。 前作から14年ですか〜。その頃1番人生で忙しい時期だったので前作の内容憶えていませんw しかし、それでもしっかり楽しませて頂きました。 作画はもうこれ以上は無理と言うくらいの綺麗さ。 インクレディブルファミリーはともかく、他ヒーロー能力の面白さもあって、かなり白熱した映画でした。 今回、赤ちゃんは可愛かった。 アライグマとのバトルには笑わせて頂いた。 ファミリーの中では、やはり奥さんのヘレンが1番カッコ良かった。 ラストは「スピード2」っぽかったけど、終わり方は断然こっちの方がカッコいい。(アニメの方が自由が利くし当たり前かw) 現代家族の構図(母親が仕事頑張れば、夫は主夫でも構わない)など、今時を取り入れた内容も好きです。 2018年もあと1ヶ月ちょっと有りますが、今年観たアニメ映画の中では1番ですね。 今年はピクサー当たり年でした。 わかりやすく、ドキドキするヒーローが観れました! 家族みんなで観るのにオススメします。
流行りに乗って掘り起こした快作
ファミリーとタイトルを付けただけあって、家族をテーマにした作品 思春期の子供をもつ親の苦悩や、父ならではの悩みなど ヒーロー映画に似つかわしくないヒューマンな部分を面白おかしく描写してあり、親近感をもって楽しめた。 親だけの活躍でもなく、ジャックジャックの力が発揮されると可愛さも相まって声をだして笑えるアクションコメディに仕上がっている。 展開は単純だがさすがピクサーといった仕上がり
年をとったからかな
1作目「Mr.インクレディブル」を観た時はそれはもう興奮したもんでした。 時が経ち僕も大人になり2作目を観た時「うーん」と思ったのが正直な感想。 子育てにフォーカスを充てており、ボブの活躍が少なかったのが残念。 ダッシュも。 個人的には前作の方が面白かったです。
最高の家族が戻ってきた!
機内にて。1作目は超大傑作であるものの10年以上続編が製作されなかったが、ようやく今年公開された。今回では前作で謎に包まれていたジャックジャックのパワーも見れ、子供達も大活躍。前からお馴染みのキャラクターもたくさん登場するやはりとても楽しい映画になっている。 お互いが支え合う素敵なヒーロー家族は他のどんな家族より輝いているように見えるかもしれないが、大事なのは特殊能力だけじゃない。だからこそ、このインクレディブルファミリーでさえ家族の仲はギクシャクしたりする。こういう過程を経て、お互いに信頼しあっていく家族になっていく素晴らしい映画。
まさに理想の家族
今作は母親イラスティガールがメインの話。母親の仕事と育児の大変さがよくわかる現代の情勢が盛り込まれた映画だった。お母さんが賢くてかっこよすぎ!個人的には無邪気なダッシュが大好きで出て来るたびに和んだ。仲が良くてほんとに理想となる家族。
ピクサーの本気
取り敢えず見て欲しい。今回は家族愛はもちろんだけど、きちんと描写して欲しかったヒーローのアクションシーンやより現実性の高い場面も用意されている。 エドナ=モードが出た時のワクワク感は異常。
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