「14年の間に変わった家族のあり方」インクレディブル・ファミリー とえさんの映画レビュー(感想・評価)
14年の間に変わった家族のあり方
面白かったー!!楽しかったー!!
先日、地上波で放送していた「Mr.インクレディブル」を観て、記憶が新鮮なうちに観てきた
前作「Mr.インクレディブル」で不要と言われてしまったヒーロー一家
お母さんのイラスティガールは、ヒーロー業への復活を目指して、人助けをしている動画でイメージアップを図る
その間、お父さんはスーパーベビー ジャックジャックの育児と、2人の子供の子守、家事を任されるのだけど…
先日観た「タリーと私の秘密の時間」に引き続き、ワンオペ育児の大変さを描いていてビックリ
アメリカでも、ワンオペ育児は問題になってるんだなと実感
どんなに無敵なスーパーパワーを持っているヒーローでも、予測不可能な赤ちゃんの育児を一人でするには限界がある!!
また、このスーパーベビーのジャックジャックが、ちょっと目を離すととんでもないことに!!
しかし、ちょっと目を離した隙に、周りのものを破壊しまくるジャックジャックはリアルベビーでしょ(笑)
世の中のお母さんは、育児をしつつ、子供の宿題を見たり、恋愛の相談にまでのったり、どれだけ大変なの??
お父さんは、数日交代しただけで寝不足でゲッソリしちゃうなんて
家族にとって、本当のヒーローはお母さんなんだね
そうして、前作ではお父さんのヒーロー業の大変さを描き、本作では一転、母親業の大変さを描く
その違いに、前作と本作の間にあった14年間の時代の変化を感じさせる
時代の流れに合わせて、家族のあり方も変わっていく
どちらかが担当するというワンオペ育児の時代は終わり、お父さんでも、お母さんでも、兄弟でも、誰か手が空いている人が子守をすればいいし、家事をすればいい
家族で力を合わせて戦っている彼らを見て、そんな役割分担の時代がやってきたのを感じた
そんな家族の描き方の変化に時代の流れを感じたけれど、
絵の美しさが全然違うのにはビックリ!
肌質感が全然違う
やっぱり、10年ひと昔なんだなぁ
このシリーズは、これからも続けて欲しいけれど
ジョン・ラセターがいなくても、続編は作られるのだろうか…
それが、ちょっと心配…