劇場公開日 2018年8月1日

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「大人の真面目さと子供の無邪気さ」インクレディブル・ファミリー 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)

3.0大人の真面目さと子供の無邪気さ

2018年8月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

家族で観に行ったのだけど、家族全員前作より面白かった。と言っていた。
僕は前作の方がストーリーは良かったように思う。

キャラは前作を経てるので、
さらに深まって良かった
(特に子どもたち)と思うのだけど、
ジャックジャックの可愛さに
何か騙されてるような違和感もあった。

まず、法律を変えるために戦うと言う
ファミリー映画には若干ヘビーなテーマと、
インクレディブルファミリーにタイトルが変わって、
インクレディブルがほとんど活躍しなかった事、
ラスト、ヒーローたちが集まってるのに、
その活躍が見れなかった事。
(ヒーローたちが集まってるパーティーを
最後の舞台に選んだ事は
伏線かと思って観てたからガッカリ)
そして、前作のラストと今回のラストで
観てる方の印象として、
何も話が進展してないと思わせる点が
何か勿体無さを感じた。
前作のラストでヒーローたちが活躍したから、
世界もヒーローたちの見る目が変わったのだろうなぁと
僕は思っていたので、
今回の始まりでまだヒーローは認められてないと言われ、世界は変わるはずと終わるので
前作とやってる事が一緒のように思いました。

ただ、ジャックジャックは滑りしらずの可愛らしさ満開で、ダッシュは生意気でトラブルメーカーだし、
バイオレットは思春期で分かる分かるの連続で
インクレディブルのお父さんとしての苦悩は見てて生々しいくらいだった、
フロゾンは実はめちゃくちゃ強い(前作からそんな気はしてたけど)
と、キャラは満点だっただけに
ストーリーが物足りなかった、
というよりアベンジャーズなんかの
実写ヒーロー物に引っ張られて
真面目すぎる内容だった気がします。

奥嶋ひろまさ