「当たり前の日常の大切さ。追いつめられた主人公の、決死の戦い!!」パージ:大統領令 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
当たり前の日常の大切さ。追いつめられた主人公の、決死の戦い!!
【賛否両論チェック】
賛:前作までの知識は不要。誰に襲われるか分からない緊迫感の中で、要人を守ろうと孤軍奮闘する主人公の姿が痛快で、ハラハラさせられる。当たり前の日常が存在する幸福も、改めて痛感させられる。
否:ホラー映画のように急に驚かせるシーンが多く、グロシーンもかなりあるので、苦手な人には全く向かない。
前作までの知識は、なくても大丈夫そうです。“パージ”という設定そのものが荒唐無稽で、グロシーンもメチャクチャ多いので、そもそもの好き嫌いはハッキリ分かれそうですが、街中の誰に狙われるかも分からない四面楚歌の状況下で、レジスタンスの長を守り抜こうと孤軍奮闘する主人公の戦いに、思わず手に汗握ります。
同時に、当たり前の日常があることがどれだけ幸せなことか、嫌というほど思い知らされる内容でもあります。恩人の店を共に守る青年・マルコスが呟く、
「(自分が生まれたメキシコの)フアレスでは、毎日がパージだ。」
という言葉が、不思議と胸に染みるようです。
展開にも賛否はありそうですが、気になった方は是非。
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