愛を歌う花のレビュー・感想・評価
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愛憎の微妙な演技を見てほしい
ハン・ヒョジュによる愛憎が共存する微妙な感情表現が素晴らしかった。狭い世界で共に育った親友だからこそ、その関係の歯車が狂いだすと嫉妬や怒りが歯止めなく相手に向かう。その虚しさや悲しさに気づきながらも後戻りできない苦しさ、その過ちが引き起こすさらなる悲劇に切なくなります。
日本人や日本語で言うと、怪作「お嬢さん」ほどの酷い日本人、聞き取りにくい日本語ではないところはよかった。
いい映画なので、歳をとったハン・ヒョジュの特殊メイクにもう少し力を入れて欲しかった。
愛と嘘。
親友だったふたり。好きな人を廻って人生が変わっていく。ハンヒョジュの嫉妬心や恋人をいつまでも追い続けける健気さが沁々と感じた。
親友のヨニの方が歌が上手いと思っていた。が時代が変わり自分の歌がいいと言われて。涙を流すときのハンヒョジュが何とも印象的。
歌には流行りがある。
女の心理
女性の精神的残虐性を震えながら目の当たりにしながらも、主人公をそこまで残酷にした、振り回してる男性の無関心という非情さがせつなすぎる。
愛すれば愛するほど憎しみが深くなる。
俳優さんも名演。私が韓国映画に求める、鑑賞後に精神的えぐられた気持ちになり、心理的に過激過ぎてストレス発散になるという、にはぴったりの作品
哀しくて清々しい
悲劇ですがそれだけで終わったわけではない一作。
ハン・ヒョジュに惹かれて観に行ったが、全国で4館の上映とは少なすぎる。
もっとたくさんの人に観てもらいたい。
映画の中の歌が非常によく、ドラマの筋立て以上に涙腺を刺激された。
ただ、日本統治下の韓国を描いているので、日本がちょっと悪者っぽい描き方にはなっているところは割り切って観るべきか。
とはいえ、テレビドラマではなくて映画なのだから、韓国人におかしな日本語を使わせず(日本語の部分は字幕無し)日本人を使うとかいう工夫はしてほしい。
何とも哀しい
これまで、観客に愛を与える役どころを演じていたハンヒョジュが大変身。けれども、デリケートな心理表現が上手くて、その何ともいえない哀しみが伝わるので、こちらまで辛くなりました。
建物や街並みの再現など、ディテールまで本格的で、主演陣も好演。ただ、作中の日本人が話す日本語が下手すぎるのが興ざめ。日本公開も視野に入れて、大事な役どころには、日本人俳優を使えばいいのにと思いました。
愛すること
愛するというのは、ただただ自分が満足するばかりでないこと。どうして私が…と辛く苦しい悲しい時も、受け入れなければならない場合の愛もある。
自分を愛しそして愛されたいが為に、欲を満たしたいが為に、の行動は儚く悲しいものに。
受け入れる愛をもつことが出来たら…と自分自身にも置き換えて学ぶことができた作品でした ✳︎
伝統歌と流行歌の間で
日本統治下の朝鮮の話ではあるが、内容は至って普遍的な嫉妬や愛憎の話である。言ってしまえばステレオタイプな韓国ドラマ物。しかし決して安っぽくなっていないのは描写や表情が丁寧に描かれているからだろう。個人的には韓国映画の胸糞傑作「ハン・ゴンジュ」のチョン・ウヒのフィルモグラフィーにまた良作が加わった。
こんなドラマにもびっくり結末が。
なんというか…韓国らしい愛憎うごめく嫉妬と裏切りのメロドラマ。綺麗な顔してやってる事がえぐい。爽やかな歌声なのにねー。
ただ、映画館の大画面でみるほどでもなかったかな。
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