「昭和の香りのする活劇と演出」マンハント Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
昭和の香りのする活劇と演出
総合:60点 ( ストーリー:40点|キャスト:70点|演出:65点|ビジュアル:70点|音楽:60点 )
冒頭の居酒屋の殺しの場面は、まるで昭和映画のようなありえなさと単純さと演出でかなり失望した。これはずっとこんな感じでいく作品なのかと覚悟を決めた。『君よ憤怒の河を渉れ』の再映画化らしいが、そもそもその映画が酷い出来だったのをさらに再映画化するのだからたいしたものにはなりそうにない。
それ以降は次々に続く活劇でそれなりに飽きずに見られたが、それにしても外国人が次々に登場して英語と中国語が飛び交い、大量の銃弾も飛び交い、大阪も随分と国際的教養と犯罪化が進んだものだ。物語もかなり強引だったし、さっぱり現実感がない。昭和の香りのする無駄に派手ならいいんでしょ的な連続する活劇だけを楽しめばそれなり。
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