劇場公開日 2016年12月3日

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「松雪泰子のPV」古都 バスキーさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5松雪泰子のPV

2016年12月14日
iPhoneアプリから投稿

原作である川端康成の古都は読んだ事があります。それだけに、映画の出来という点に関しては、せいぜい55点くらいしか出せません。
せっかくだから良い点から言うと、松雪泰子さんが好きな方でしたら、最高の作品だと思います。大変美しいです。
次に気になる点としては、①カメラに関して、黄金比率が成ってない。アングル内に柱や襖など余計な物が写っている事が多い。これは監督の拘り? にしても、とても見にくいです。それと被写体は女性なので、美しく撮れる角度が当然あるのだけど、これ以外のダメな角度が目立った。京都を撮るに当たっても、美の観点が解らない人間が撮るであろう御法度ショットが盛り沢山でした。

②役者。 松雪泰子さん以外、本当に演技に気持ちが入っていないなぁ〜とガッカリしました。さらに若手女優さんのボー読みと演技の小ささ。脇役やチョイ役で出てたベテランさんも、ああ…適当に流してるなぁ〜と、あからさまに分かってしまう演技でしたね。
※ これ事実なんですけど、上映中に寝てしまう方が何人も居ましたね。

③全ての責任は、監督にある。
これは松雪泰子さんのPVですか? ならいいですが。
役者さん達は、ダレてて、これは監督が役者を使えてない証拠。古都の原作者である川端康成に失礼な内容。古都である京都に失礼なほど、日本の美の理解が無いこと。
もっともっと努力が必要ですね。以上。

バスキア