劇場版 はいからさんが通る 前編 紅緒、花の17歳のレビュー・感想・評価
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尺足らずなのが惜しい
旧テレビシリーズとは印象の異なるキャラクターデザインや、果たしてよこざわけい子さん以外の紅緒を受け入れられるか?等の不安がありましたが、杞憂でした。ひとたび動き出してしまえば、声も、絵柄も違和感なく、この"平成のはいからさん"を受け入れる事が出来ました。
演出もキレがよく、喜怒哀楽激しい紅緒の感情に合わせて緩急のついた演出で、笑わされたり、しんみりしたり、知ってる筈のシーンでもあらためて感情を動かされます。さすが「るろうに剣心OVA(追憶編)」を手掛けた古橋一浩さんだけに、この手の作品は手慣れていらっしゃいますね。
ただ、全体に出来は悪くないだけに、尺足らずで展開が駆け足なのが惜しい。ひとつのシーンで感情が充分に満ちる前にもう次のシーンに入ってしまうため、「あーもう少し余韻を感じていたかったな・・」と思う事もしばしば。原作は既読ですが、お話を知っているからこそ、シーン毎の重要性が分かるので、「ここには尺を割いて欲しい!」という欲が出てしまう側面も。ファン向けの割り切った作りだとは思いますが、ファンでも気になる人は気になるんじゃないでしょうか(ある意味、初見組の方が楽しめるかも知れません)。
来年公開の後編では是非いま少し長めの尺で作って欲しいですね。監督は変わるそうですが、女性監督の加瀬充子さんと聞いているので、後編への期待を込めての★4つ。
くらっとくるほどイケメン・イケボ
超豪華声優陣、新キャラクターデザイン。環や紅緒のみならず、特に少尉の出来が際立っていいイケメン・イケボです。原作も昔アニメもとてもいいけれど、公開前のカウントダウン含め、新劇場版もすごく気合いが入っていると思いました。内容も時間内に主エピソードをほぼ盛り込み、上手くまとまっていました。ただ、次はこのシーンその次はこのシーン、というようなぶつ切り感が目につくというか、もうちょっと繋ぎ工夫できなかったのかなぁという感じがします。それから、昔のアニメではかなり気をつかっていた原作漫画の印象的なシーン「構図」が、劇場版ではさらっと無視。分かってない・・と思うところも。(例えばですが紅緒が木に登るところ、木から落ちた紅緒を少尉が受け止めたカット、天丸地丸を見事に手なづけた紅緒への少尉視点のカットなど・・ほかにもいくつか)しかし、途中はナイスファンサービス!と思えるような趣向もあって、楽しめました。後編盛り上げて頂きたいです。期待しています。
なかなか上出来。
今でも色あせない
原作、テレビ版アニメ、実写版と見た私ですが、今回の「はいからさん」も紅緒や少尉の想いが溢れる作品でした。
テレビ版は最終回まで放送されずで終了してしまったので、今回の前後篇ではロシア時代も描かれるとのことで期待しています。
以前のものと比べ、絵柄は今風のお顔。少尉のもえ~なセリフ満載(宮野さんのイケボでですよ!)
笑いネタもあり知らない世代の子が観ても面白かったとの事です。
個人的な感想部分は、紅緒の声・セリフがちょっと…ですよね。早見さんも実力ある声優さんですが、彼女が演じるキャラが全部同じに思えて紅緒じゃないんですよねー(初めての人には違和感ない筈)それと軍人のお父さんなどの声が軽くて。伊集院家の当主さんは磯野波平さんぽく聞こえちゃって、どーにもここは違う~って(笑)花村家のばあやはなんと同じ方が演じています。安定のばあいです。
蘭丸(梶裕貴)は良い感じでした、うるうる子犬ちゃんの様で。
後編が早く観たいと思った作品でした。
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