お嬢さんのレビュー・感想・評価
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エンターテイメント性高し。
韓国映画は数える位しか観たことがなく
、もう少し難しい話なのでは?と思っていたが大一部で起承転、までやって第二部が種明かし編といった感じで大分分かり易く親切に作ってくれたなという印象。
大三部が後日談、まごうことなきハッピーエンドです。
ていうか恐ろしい叔父に支配されていたお嬢さんが王子様になれない女の子に救われて二人で幸せになるの、実質ウテナじゃん!
性描写がなければ大分取っつき易い話なのでは?(濡れ場の殆どは女性同士のシーンだし美しく撮られていたので私は気になりませんでしたが)
体当たり演技が凄い
恥ずかしくなった
官能サスペンス。
情報なしで見た方が良い
変態すぎっ!攻めてる!
鈴の音
韓国映画を観るのは初めてだったので楽しめるか不安だったけどかなり面白かった。
まずスッキが超かわいい。秀子の外見はあまり好みでなかったけど、最後にはすごく綺麗に見えた。
濡れ場も良かった。すごく官能的、耽美的映像で惚けてしまった。
そしてどんでん返しの面白さ。
第一部であれ?ってなったりなんか物足りないな、と思ったところが第二部への伏線だったりして、セリフやシーンをひとつひとつ丁寧に観ることができた。
たぶんストーリー自体はそこまで新しいものではないんだろうけど、魅力的に観せる工夫がされていた。
このあとどーなっちゃうの!ってスリルもあって、とにかくのめり込んで楽しめた。
官能的でありつつ、エログロナンセンスに対するアンチテーゼ的な表現も良かった。
直情的なスッキにグッときたし
セットや衣装、全てひっくるめて映像もかなり美しかった。
ただ、みんな韓国人なので日本語がカタコトで時折聞き取りづらかった笑
セリフも独特な言い回しだったりして頭に入りにくかったり。
ずっと日本語ってわけでもないのでそのカタコト具合がまた面白くなるんだけど最初は少し戸惑った。
三部構成が見事でした。
退廃的で耽美な上質エロティックミステリー
舞台は1939年日本統治下の韓国。詐欺師の少女スッキは、同じく詐欺師である藤原伯爵から、莫大な財産を相続した令嬢秀子を伯爵に恋させ、駆け落ちする手引きを求められ、秀子の豪邸へ侍女として侵入する…。スッキは珠子という名を貰い、侍女として献身的に秀子の世話をするうちに、その美しさと孤独さに惹かれるようになり、藤原伯爵に嫉妬を覚えながらも、彼との仲を取り持つ。やがて伯爵の計画通り、伯爵と秀子とスッキは屋敷を逃れて、日本へと渡る。しかし、それは裏切りに次ぐ裏切りの序章だった…。
とにかく上質な官能ミステリーだった。物語は三部構成で、謎パート→回答パート→後日談となっていて、時系列が交錯し、謎が明らかになるかと思えば、更なるどんでん返しが起こる…といったように、巧みな構成で観客を惹き付ける。絢爛たる美術や衣装も見事で、耽美で頽廃的なエロスに酔えた。
閉じ込められたお姫様を救うのは王子様ではなく女性…という点では、アナ雪や、かつての少女革命ウテナに通じるテーマを持った終わり方で、爽快だった。
耽美
韓国映画のヒットメーカー、パクチャヌク監督の新作『お嬢さん』(原題「아가시」)を観てきた。公開前から気になっていた作品なので「やっとか・・・」と言う思いがありいそいそと出かけた。
R-18と言うことでかなりきわどい映像があると思いきや、映像自体は男女が赤裸々に絡まるシーンはなく、唯一若い女性が全裸でからむシーンが二か所だけ。ポルノというにはふさわしくない官能映画・・・美しい映像美で脚色された本当に耽美的でエロい映画だった。
舞台は、日本帝国の朝鮮強占期時代、幼いころから膨大な書籍に囲まれた屋敷に閉じ込められた華族令嬢と、その莫大な資産をめぐり物語は展開される。日本の伯爵を名乗る詐欺師とそれに育てられた孤児がそこに乗り込む。三部構成で展開されるストーリーなのだがそのコミカルなほどに騙し合うストーリーに眼が離せなくなる。
エロとグロと変態的な登場人物にうんざりするが、耽美的でかつ美しすぎる映像と「和」と「洋」と「朝鮮」がいびつに融合した建造物やディティール、本来朝鮮人であった登場人物が日本人として語るいびつな日本語のアクセントに頭が混乱する。特にお嬢様が話す日本語のたどたどしさが(幼い頃に朝鮮に渡ったと言う設定だが)それがかえってすいすい、エロくエロく映画に没入してしまう。
ネタバレになるので具体的なことは書かないがワンシーンだけ。お嬢さんの入浴を介添えする詐欺師の侍女が、お嬢さんに飴を咥えさせ口中に指を入れ尖った歯を滑らかに削るシーンがある。息使いや肌に光る汗、程よい形の乳房やバスタブに浮かんだバラの花びら、画面の向こうから本当に香ってきそうなアロマオイル・・・すべてエロいのだ。世間を全く知らないお嬢さんにキスを教えるシーンがある。エロいのだ。すごくエロいキスシーンなのだ。
白状するが、学生時代「あなたはキスが下手」って言われたことがある。(まだ独身の時の話ですよ!)若い頃にこの映画を観てもう少しキスが上手だったら、すこしだけモテた青春を過ごせたのかも(笑)
まだ、1年の4分の1も過ぎていないが、今年のベスト5に入ること間違いないかも。今年も韓国映画は豊作の予感がする。
お嬢さんにつま先から脳漿まで支配されました。
映画のレビューとか感想とか書くのマジ恥ずかしい。自分より文才ある映画評書く人なんて山ほどいるし、てか見た時期、心境によって感想なんていくらでも変わってくるし、てかキネマ旬報とか秘宝とか読めばいいし町山とか宇多丸の批評の方が的を得てるしとか書かない理由を探しては逃げていたんですが書きたいーーー!!と思いパクチャヌク大先生のお嬢さんの感想書きます。
文句なしの5億点。いやそれ以上。
韓国映画を人一倍見てるというより自信を持って履歴書の趣味の欄に書けるのが韓国映画鑑賞くらいな自分だけど別格に好きです。
まず視覚情報としての映、聴覚情報としての音、これが美しすぎてもう。見ながら自分が唾液が溜まっていく実感でき、山王工業の堂本監督ばりの手汗が出て脊椎から気泡が出ていく感覚が分かり(これは違う病気かも)脳が痺れた。
自分は映画に物語性とかストーリーとか2の次、3の次くらいに思っていて、好きな映画を聞かれたりしてそれどんなストーリーなの?って聞かれても(正直ストーリーなんてそんなもんねえし破綻してるし作者すらも分かってねえだろうし、ヤっちゃったからできちゃったできちゃったから産んじゃったみてえなもんじゃん、お前の出生起源と同じだよそこに意思なんてねえよファックオフ。みたいな感情を押し殺す場面が時々あったりするバッドガイなのですが、) キムギドクの弓とかゆきゆきて神軍とか森達也の映画とかどんなストーリーって聞かれる感じ。
話はそれましたがお嬢さんを見終わった後同じ気持ちを共有したくいろんなレビューを食いあさり読んだけどストーリーが素晴らしいみたいな評ばっかりで、ストーリーももちろん最高5000万点なんだけどそこですか?ストーリーの批評はどっか素晴らしいレビューが落ちてるのでそれ読んでー
ー小道具、大道具、ロケーションの話ー
パクチャヌク大先生はある一部のシーン以外クローズアップを避けて撮ってる(パンフ寄り)ので部屋、とかロケーションとか小道具とか大道具とか馬鹿みたいに映るんだけどなんでそんな美しいのなんでそんな凝ってんのねえなんで?状態。小道具、大道具を見るだけとか家の中をカメラ映すだけでも1800円の価値は余裕であるのでてかうっとりするか脳みそ痺れるかまあクスリみたいなもんです。映画って。
ちなみに1939年の日本統治下にあった朝鮮半島が舞台なのですがこの美しい戦前の日本の建造物たちはどこで撮ったの⁇って気になって調べたら三重県らしい。もうお嬢さんってタイトルじゃなくて三重県ってタイトルでもいいんじゃないかってくらい美しい三重県だった。三重県いつか行ってみたい。いつかいつか。
-キャストについて-
キムミニさん、キムテリさん、素晴らしすぎるのではないですか?キムミニはよく知ってる女優だからまあすごい人なのは知ってるけどキムテリさんまさかの無名新人女優。映画初登場でレズセックスや執拗なまでのレズシックスナインをこなすあなたあ〜何者ですか⁇ 初代タイガーマスクのデビュー戦、並のデビュー戦。
そして表情ひとつ、しぐさひとつ、日本語に関しても本当に素晴らしい美しい。
後日本に配給される韓国映画に結構出てるハジョンウは安定の素晴らしさだったけどSMプレイ時の表情が負け越しの時の阪神の金本監督そっくりだった。
キムミニ、キムテリその他全員素晴らしい(素晴らしいって書くとなんか上から目線ぽくて嫌なので言い換えるとすげえマジよだれ出た!)特に濡れ場の表情が凄いいい顔する。カンパニー松尾どころかタートル今田監督のAVばりに女優がいい顔する。これ演出かけるの無理だろ〜と思ってパクチャヌクのインタビュー馬鹿みたい読んでいったら会話シーンまで細かく書いて渡してますとのこと。それを読んだ上での俺の意見。大嘘つけ! ! 小津気取りか。
小津気取りといえば日本映画のオマージュぽいところ結構あった。名前も秀子だし笑
-パクチャヌクについて-
パクチャヌクの復讐三部作もJSAも本当に凄い監督だと思ったけど今回天才だと思って仕方なかった。キムギドク、ポンジュノ、イチャンドン、全員凄いけど頭ひとつ抜けてんのかも。まあグザヴィエドラちゃんとかでも天才って言われる天才のバーゲンセール状態なので天才って言葉に意味はないんだけどもう。
ストーリーもさることながら演出についてもひとつひとつマイオーディオコメンタリーつけたい位凄い好きだ。まあそんな老害シネフィルみたいなことはしないけど。嫌いなシーンがひとつもないんだけど(強いて言うなら火事のシーンの火が少しチープだったかなとか捻り出してそのくらい)
キネ旬やパンフ読んでパクチャヌクのインタビュー読んでなんか打ちのめされた。正直。
自分は大学で映画を専攻しているけど同じ映像畑に立ってるのが辛くなるくらいの圧倒的実力でなんか喪失感。鎬昂昇は絶対範馬勇次郎に勝てないし、吉岡門下生は宮本武蔵に叩き切られるし、なんかまあ凄すぎたって思った。特に演出。どうやったら思いつくんすか?
エログロナンセンスブラックユーモアの変態映画、登場人物全員変態、団鬼六とか江戸川乱歩シリーズの系譜とか少女に淫語を言わせる変態映画みたいにいわれてるみたい(まあそうゆう見方もあるけどさあ〜)俺は間違いなく21世紀を代表する純愛映画だと思ってる!素敵な2時間47分をありがとうチャヌク。
打率10割男
映像美!
タイトルなし(ネタバレ)
日本人役も韓国の人がやっているため、日本人の名前なのにセリフが聞きづらかったりする事があります。
内容はいい感じ。
一部でこういう展開に来るのかと感じ。
二部では2~3回程展開が変わって驚き。
三部でなるほどそうなるのねで終わります。
あと、エロいです。モザイクかからないようにアングルの調整がありました。
一緒に観に行く相手は慎重に
江戸川乱歩映画のようでした。残念なのが日本語。主役だけでなくかなり多くのセリフが出てきますが、やはり聞くのには限界が。ここまで多いと吹き替え方がいいと思ってしまいました。エロティックなシーンばかりでなくグロいシーンもありました。
終演後会話に困るので、出来れば一人で観ることをおすすめします。
お嬢さんの救世主は誰で賞
エロとレズビアンの映画
俳優の拙い日本語が面白かったです。韓国から見た日本感がよく解る。後半はav並みのレズビアンの絡みあり、ストーリーも中々捻りがあっていい。家族連れはよした方がいいかな?
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