「アメリカ版 機動戦士ガンダム逆襲のシャア」アベンジャーズ エンドゲーム ネバダスミスさんの映画レビュー(感想・評価)
アメリカ版 機動戦士ガンダム逆襲のシャア
サノスのいう「救済」とは銀河の生物が飽和状態で資源が枯渇しているので総人口を半分にして生物の絶滅を防ぐことである。多分。
映画では説明がないが、素粒子レベルで資源が枯渇しつつある近未来だという設定かと思う。
そしてサノスの言う救済も一時的なものである。タイムマシンで操作できるのは資源完全枯渇までの時間の長短でしかない。インターステラーとは状況が違い、既に飽和状態、つまり、後がないのだ。いずれ資源は尽きるのである。
その打開策としてサノスは間引きを実行し、人類はこれをタイムマシンを用いて阻止をした。これがこの映画のあらすじだろう。
この映画の問題点は禁じ手のタイムマシンを用いてしまったことだろう。
ここからは個人的な映画の感想だが、
この映画を肯定する人はサノスが起こした無差別虐殺のような大きな問題をこれからの人類は必ず起こさないと考えているのだろうか?ましてや石油利権の為に世界の批判を無視してイラクに侵攻したアメリカが?(アベンジャーズって実質アメリカじゃん)
タイムマシンを肯定する人種が魔法と見分けがつかない超科学技術で、社会の有り様を自分の都合の良いように変えられるとしたらどうするだろうか?サノスと我々はどこが違うのだろうか。
それにカオス理論もご都合でどこかえ消えた。
俺はあえて言おう。
この映画をカスであると。
以上が感想である。
んーテクノロジーの進化に対して人間は全く進化しない、失敗から学ばないやるせなさを描いた作品としては星5。
【追記1】
サノスのやる事中途半端だな。
タイムトラベルと同等の超サスティナブル技術を開発するために能力優勢主義に基づいて人口減をして、より優秀な種族に同化させて宇宙全体で超エコ技術を開発すればいいんだよな。
【追記2】
サノスというキャラ(記号)にある既視感の正体は「機動戦士ガンダム逆襲のシャア」のシャア総帥ということに気が付きました。88年公開なんだな。すげぇや。