「“自分を越える”。笑って泣ける直球青春ムービー!!」チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0“自分を越える”。笑って泣ける直球青春ムービー!!

2017年4月5日
PCから投稿

泣ける

笑える

楽しい

【賛否両論チェック】
賛:主人公だけではなく、部に関わる人々皆が葛藤しながら、“自分を越える”ひたむきな努力を積み重ねていく姿が、観る者の胸を打つ。馴れ合いでない真実の友情を築いていく様や、恩師の本当の想いを知った時の感動もひとしお。完成したダンスシーンも圧巻。
否:展開はかなり強引で、予定調和感が強い。

 明るさだけが取り柄の主人公・ひかりと、それぞれが問題を抱えた仲間達。そして鬼教師と恐れられる早乙女でさえも皆、自身のあるべき姿に迷い、悩み、苦しみながら、それでも“今の自分を越える”ために努力し続ける様子には、予定調和を越える感動を与えてくれます。
 そんな中でも、決して独りで戦っている訳ではなく、馴れ合いでない本当の仲間という存在にまた泣かされるのも、青春ドラマならでは。個人的には、部から離れてしまった唯を迎えに行ったひかりと彩乃が、ストリートで独りで踊っている唯に何も言わずに加わって、3人で踊るシーンがステキでした。
 ラストのダンスシーンも圧巻です。沢山笑ってホロッとさせられる。そんな理想的な青春ムービーに仕上がっています。デートや家族サービスでも、是非ご覧下さい。

映画コーディネーター・門倉カド