「なぜ?!オール福井ロケで撮らなかった?!?!」チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話 k_keitaroさんの映画レビュー(感想・評価)
なぜ?!オール福井ロケで撮らなかった?!?!
エンドロールで新潟の文字を観てガッカリしたよ。
福井をディスれるのは福井だけッ!!!
英語で「FUKUI」っていうと「FU●K U!」みたいで面白いね。
蛇足としか言いようのない『女子高生が〜〜』というサブタイトル通りの映画でなかった事がよかった。
①補欠に回される者の屈辱と、それでも強がらなくてはいけない無念さ。
全国大会でみんなを送り出した後の広瀬すずの表情は素晴らしかった。
②師弟間の軋轢と和解。
実は教師の成長物語だったんだ。
僕はもうオジサンだから少女たちが努力して涙を流しているのを見ると無条件でウルウルきてしまうんだ。一種のポルノのようなものよ。
だけど、演出次第でもっとヌケる(泣ける)映画になったのでは?
①を乗り越える手段が人知れず練習するモンタージュのみ、というのは物足りない。そもそも、怪我の影響で補欠落ちともとれる描写なので、元に戻っただけじゃん!とも思われる。そもそも、広瀬すずのキャラクターには弱点がなかった。もともと持ってるモノを引き出しただけで、“何も障害を乗り越えていない”じゃないか。
とはいえ、広瀬すずは絶対的ヒロインの風格を持っているのでうっかりスルーできる。
②は天海祐希のオーバーアクトがもはや出オチになってしまっていて、前〜中盤の鬼監督ぶりにリアリティがない。JKシモンズみたいな狂気が見られれば、カタルシスがうまれたはず。
とはいえ、宝ジェンヌがダンス部の鬼監督というのは圧倒的な説得力のあるキャスティングだ。
メインタイトルの出し方とか動作にSEつけたりとかTVのバラエティの延長みたいな演出はいい加減やめてもらいたい。映画館は映画を観るところだ!!
あとエピローグも長すぎる気がする。
全米大会を踊り終えて広瀬すずがジャンプする。
ストップモーション。
エンドロール スタート
「監督と抱き合う広瀬すず」「笑顔の部員たち」「パブリックビューの面々」のモンタージュ
暗転
〜数年後〜
部長とメガネ君
広瀬すずと真剣佑
文字のみのロール
集合写真〜実際の部員たち
という終わり方はどうですかね?