「明るく素直に美しく」チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話 KinAさんの映画レビュー(感想・評価)
明るく素直に美しく
こういう旬の若手俳優集めてキャーキャーやってる青春キラキラの邦画ってわりと敬遠しがちなんだけどこの映画はなんだか妙に気になってて気合い入れて初日に鑑賞。
壁ドン顎クイの胸キュン恋愛要素はほぼ一切削がれ、チアダンス部の個人とチームの成長が真っ直ぐに描かれていたのがとても良かった!
タイトルに結末がバーンと書いてあるし、全米大会で優勝するって分かってるから安心して観られるし笑
メインの登場人物一人一人の葛藤と成長、チームの成長にはどうしたって感動しちゃう。
まあ時間の関係もあって一人一人のドラマはサラッと解決しちゃうけどそれもご愛嬌。
山崎紘菜のキッツい目付きと表情は最高だった。
TOHOシネマズで上映前に喋ってる印象しかなかったけどかなり良かった。
あの悪い目付きを活かしてどんどん色んな映画で見たいと思えた。
広瀬すずはやっぱり演技上手いな…と実感。
若くて可愛いから青春映画に多用されてるけど、怒り のようなダークな映画でも凄い存在感と演技だった。
この映画で演じるひかりの、周りを元気付ける笑顔が超可愛くて輝いてた。
中条あやみの圧巻のスタイル、一人だけ抜群すぎ!
ボロボロになった夢ノートには色んな葛藤があったんだろうな…
天海祐希の鬼教師っぷりも良かったけど、センター変更はさすがにもっと早くから言ってあげてー笑
三年かけて成長していくチームを観てるともうボロボロ涙が溢れるんだけど、欲を言えば人間ドラマ以外にもチアダンスの技術的な進歩、上手くなっていく課程をもっとちゃんと観たかったかな
全日本大会の演技を省略してたのは全米大会でのパフォーマンスをより印象付けるためなんだろうなーって思ってたけど、肝心のアメリカでのパフォーマンスシーンも観客や司会をガンガン写してたのがちょっと残念だった。
もっとガッツリ演技を写して欲しかったなーとは思う。
コメディ的な演出も笑えたし観た後ちょっと元気になれる。
わたしも三年前は吹奏楽部で頑張ってたなーなんて思い返してみたり。