リトル・ボーイ 小さなボクと戦争のレビュー・感想・評価
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少年の純粋さと戦争と宗教と
まず少年の父を想うひたむきな愛情が、ひしひしと伝わる作品。最初は少し大仰に感じた彼の振る舞いも、だんだんと応援したくなり、愛しくなっていきます。 戦争による加害者、被害者という立場を偏ることなく、互いの受けた傷を平等に表現しているところにも好感が持てました。 また神の存在においても同じく、神父や橋本の考えに中立であったところが良かったです。
「いち日本人目線」で観ていました。
戦争を扱った作品でも、いつもはわりと客観的に観ていますが、これはやはり「一人の日本人」として観ていたような気がします。 ヒロユキ・タガワさんの演技が良かった!「ハシモト」さんもいい人でほっとした。日本人が外国人を痛めつけるシーンはやっぱり見たくない。 字幕翻訳が戸田奈津子さんで嬉しかったな~。 名前をスクリーンで拝見するのはすごく久しぶりだったから。
ペッパーの服のセンス
とにかく目を引くのはペッパーの服の着こなしでセンスが素晴らしい。 本人が意識して選んでる訳では無いにしても母親のセンスか。 バリエーションも豊富で映画に出て来る人の中でも一番良い服を着ている。 ペッパーの服装は現代のお洒落な大人が着ているスタイルに何ら変わりはない。 まぁ、50年代のアメリカのスタイルを模したブランドも結構ある訳だし。 ファッション雑誌なんて見るよりもペッパーの着こなしを参考にするベシ! 日本人として素直に感動や楽しめない場面があって複雑な気分になる。 ハシモトとの遣り取りが物語の中心になるかと思いきや何か中途半端。
想いは山を動かす
願えば父親が戦地から帰還することを信じて、8歳の少年が神父に渡されたリストに記された内容を実行して行く話。 小柄で同級生達からいじめられる主人公が、第2次対戦中のアメリカのとある街で敵として疎外され暮らす日本人と交流しリストを実行して行く。 これでもかと言うほど純粋な少年の一生懸命な姿が可愛らしく応援したくなる。 予想を超える様な展開はないけれどホッコリ出来るおとぎ話的な作品。
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