映画よ、さようなら

劇場公開日:

解説

老朽化と観客の減少により、閉館の憂き目に遭うシネマテーク=フィルムライブラリー。そこに勤める1人の男の姿を通して、フィルムで撮影された映画やシネマテークにオマージュをささげる。南米ウルグアイの首都モンテビデオ。両親と暮らす45歳のホルへは、シネマテークに勤めて25年になる。フィルムの管理、作品の選択、プログラムの編成、映写から客席の修理と、ホルヘはさまざまな仕事を一手に担っていた。しかし、ここ数年は観客も減少し、建物の賃料も滞納状態が続き、老朽化した機材も修理不能で、館長やスタッフたちを悩ませている。出資元の財団から、利益が出ない状態を続けるわけにはいかないと通告され、ついに立ち退きを迫られる。「25年間、毎日ここにいる」と誇りをもって言える、ホルヘにとって大切な場所が静かに終わりを迎えようとしていた。監督は「アクネ ACNE」のフェデリコ・ベイロー。

2010年製作/67分/ウルグアイ・スペイン合作
原題または英題:La vida util
配給:Action Inc.
劇場公開日:2016年7月16日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5嘘は高貴なもの

2024年10月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

難しい

ホルヘが偽の講義で話した「嘘は普遍的だ。嘘は高貴なもの。僕は高貴な嘘の新参者。誰が規則を作れる?」とは、嘘を映画に置き換えたんだろうな。私も嘘の世界に浸るのが大好きです。そう思うと宗教もそうですよね。人間は現実だけでは生きられない。映画館ではなくても映画館に代わるもの(配信)は必ず出てきますしね。

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ミカ

1.0名画座閉鎖

2024年10月16日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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odeonza

3.5【映画館が無くなっても、人は映画を観るのである。現況下のミニシアターの状況と被ってしまう作品である。頑張れ!ミニシアター!】

2023年4月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

■とあるシネマテークに勤めて25年になるホルヘ。  その仕事を楽しみ、誇りを持っている彼だが、シネマテークはここ数年で観客が激減していた。  そんなある日、賃料を8カ月も滞納していた建物から立ち退きを迫られ、シネマテークの閉鎖が決まってしまう。 ◆感想 ・打ちひしがれたホルヘが荷物をカバンにまとめ、町を去り、床屋に入り髪を切り、気分一新、馴染みの女性と映画を観に行く姿を、モノクロ、スタンダードサイズというノスタルジックな映像で写し取った作品。 <近年、映画館やミニシアターが徐々に減ってきている。名古屋でもつい先日”名演小劇場”が休館してしまった。だが、一方、星が丘三越内にある映画館が2年振りに再開された。僥倖である。  配信が進んでおり、私も平日は配信で映画を楽しんでいるが、週末はなるべく映画館に足を運ぶようにしている。  映画は、矢張り映画館で観たいモノである。  今作は、そんな映画館やミニシアターを愛する者には色々と考えさせられる作品である。>

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NOBU

4.0睡魔に襲われる映画は基本的に名作であり(つまらないと怒りで眠くもな...

2016年8月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

寝られる

睡魔に襲われる映画は基本的に名作であり(つまらないと怒りで眠くもならない)、この作品もその点で素晴らしかった。モノクロの美しい画面と終止鳴っている心地よい環境音。映画に対する愛がこもった良作。

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analanalyser

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