キアヌのレビュー・感想・評価
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「ゲット・アウト」のジョーダン・ピール製作、脚本、主演作
後に「ゲット・アウト」で監督デビューを飾るジョーダン・ピールの映画進出作(製作、主演、脚本)。「ゲット・アウト」ではコメディ出身の彼がホラーを手がけたことで大きな話題をさらったが、ジャンルをミックスさせて新食感を作り出そうとする野心は本作の時点ですでに充満していることが伺える。
タイトルの“キアヌ”とは子猫の名前。ハワイの言葉で涼風という意味らしいが、主人公に生きる希望を与えるこの猫、実は街を牛耳るシンジケートで飼われていて、次第にこの猫をめぐって有象無象たちが顔を覗かせることに・・・。
劇中、アイコンとして重要な役割を果たすのがジョージ・マイケル。米公開当時(2016年4月)には、まさかこの年のクリスマスに彼が逝去するなんて誰が予測できただろう。ちなみに猫役の声優としてキアヌ・リーヴスも登場。ジャンルの壁を融解させながら、定石を微妙にずらして観る者を楽しませる攻めの姿勢を評価したい。
キアヌが可愛い
彼女に振られ意気消沈するレルのもとに迷い猫が現れる。キアヌと名付けたその猫を溺愛するレルだったがマフィアにキアヌが攫われてしまい…。
猫のためにマフィアに潜入したりマフィア同士が抗争したりするコメディ映画。他のコメディに比べて目立って面白くはないがキアヌが可愛い。
恋人にフラれて自暴自棄になっているレルのもとに現れた子猫。キアヌと...
恋人にフラれて自暴自棄になっているレルのもとに現れた子猫。キアヌと名付けて可愛がっていたが、隣に住んでいるドラッグディーラーの家と間違われてギャングに家を荒らされキアヌをさらわれてしまう。キアヌを救うべくレルは従兄弟のクラレンスと一緒に家を荒らしたギャング団に乗り込んだが、ギャング達の間で伝説となっている殺し屋コンビ、アレンタウン兄弟と間違われて裏社会のイザコザに巻き込まれてしまう・・・というコメディ。
レルは部屋に『ニュー・ジャック・シティ』や『ヒート』のポスターを貼っている映画好き、クラレンスはジョージ・マイケルの大ファンというキャラなので、映画ネタとジョージネタに溢れたかなりユルいお話ですが、なんといっても子猫のキアヌ君がキュートでたまらないですし、コメディエンヌのアナ・ファリスが本人役で出演して自虐ギャグを披露したり等マニアックなネタもてんこ盛り。もちろんこんなタイトルなのであの方もちゃんと登場するのでとにかく痛快で楽しい作品です。
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