京城学校 消えた少女たちのレビュー・感想・評価
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the Witchの元ネタか
設定がどこかで聞いたような話。だが日本統治下の公用語の日本語が辿々しくリアルで、韓国人は楽しんでこれを観られるのだろうかと別の意味で気になった。地味顔だがなぜか気になるパク・ソダムは見事パラサイトでメジャーな存在に。
指導!
おじさんたちの大好きな女子寮モノ。1938年、郊外山奥にある全寮制療養学校という設定なので、少女たちはどこか病気があったりするのだが、そこに転校してきた静子=チュランもまた吐血を繰り返す病弱な少女だった。彼女に与えられたベッドには「静子」と書かれた古い名札もあり、かつて同じ名の少女がいつしか消えていった事実を知る。
16人という少人数制の学校では優秀な生徒が2人東京に留学できるという。当時の韓国は日本が併合していたため、韓国語と日本語がちゃんぽんになった会話が聞けるのですが、たどたどしい日本語にはちゃんと字幕がついている親切設定でした。
毎日個々に合った薬を飲まされ、授業前に点滴を打たれる静子。徐々に病気も回復し、吐血もなくなっていくが、結核だと噂されてイジメに遭うのだ。優秀な和恵と優花がみな留学生に選ばれるだろうと予想していた。体育の授業はなぜか走り幅跳びばかりで、和恵と優花だけが4メートル超えだったからだ。
そんな中、大人しい転校生の静子に優しく接してくれる和恵。日本人でいえば井上真央と江口のりこといった雰囲気。おじさん的には、この二人の関係が百合っぽく展開するのかと思っていたが、様相はまるで『The Witch 魔女』の前日譚を観ているかのような展開になっていく。学校を抜け出して二人が見つけたものは日本軍の秘密基地。そして、学校では薬による人体実験によって超人を作るという目的があったと悟るのだ。もう、この手の軍事目的の人体実験はありきたりなのだが、それが発覚するまでが普通のゴシックホラー風だったためにビックリな終盤でした。怪我をしても痛くない、超絶能力での乱闘、撃たれても死なない・・・のかな?続編も予想される内容だったのですが、続きは『The Witch 魔女』を観る方がいいのかもしれません。
少年マンガか少女マンガ
設定や結末は嫌いじゃないけど、ストーリーがもうひとつ。
人物描写や脚本が大げさだったり筋が通らなかったりと突っ込みどころ満載で子供だまし。
もう少しスマートにみせてくれたら面白かっただろうに、あまりにもチープで勿体なかった。
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