プロヴァンスの休日のレビュー・感想・評価
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ジャンレノさんのおじいさん姿が渋い。
音信不通だった祖父と再会する孫たちの物語。
孫たちを引き連れてきた女性は、てっきり母親だと思っていましたが、予想外に祖母⁈
なんて美しいお祖母様なのでしょう(笑)
孫たちが他の子達より秀でて愛くるしい理由がなんとなくわかる気がしました。
やはり血は争えない…。
アルコール依存症で頑固な祖父に、始めは嫌気がさしていましたが、末っ子のテオくんがバラバラな家族関係を繋いでくれていました。
祖父も可愛いテオくんにメロメロ(笑)
頑固な祖父も、実は誰よりも孫たちのことを思っているダンディな紳士だったという素敵な終わり方でした。
南フランスの田舎を舞台にした心温まる作品でした
よくあると言えばよくあるタイプの田舎を舞台にした偏屈頑固爺さんと子供達の心温まる系作品でしたが、基本こう言う映画は好きなので、ガツンと来るほどの感動が待っていた訳ではなかったですが、程々に癒されて、程々にグッと来て、地味ぃ~に楽しませてもらいました。
これ系の映画が好きな方は、安心して楽しめる内容だったと思いましたよ。
そこまで大きなコトは起こらないし(そこそこのコトは起こりますが)、ベタで予定調和な展開なので、こう言うのがダメな人には退屈に映るかもしれませんが・・・。
まあ何にしても、分かっていても最後は程々にグッと来ちゃう話でしたね。
本質的に親は我が子を嫌いな訳がない、当然孫も嫌いな訳がない、ただお互いボタンを掛け違えただけ・・・そんな関係を修復させる南フランス・プロヴァンス地方の空気感、雰囲気がたまらなく良かったぁ~。
フランスには全く詳しくないのでよくは知らなかったのですが、どちらかと言うとスペインのイメージに近いような、思いっ切りラテン気質の地方なんですね、逆にフランス映画を見ている感じはあまりしなかったかも。
こんなところで老後を暮らしたい、いや老後じゃなくすぐにでも・・・ってまあ仕事はどうするのとか、住んだら住んだでいろいろ大変なのでしょうが、とても魅力的な田舎町だなと、そう思わされるに十分な、ある意味PR的役割も含んだ作品でしたね。
ただ、生まれも育ちもパリっ子・都会っ子の子供達には、そうは映らないは当然のこと、携帯はつながらないし、遊ぶところもないし、最低~、と思春期の子供達が思っても仕方ないぐらい、ホントのどかな地方でしたね。
そんな悪態をつく子供達と相当頑固な偏屈お爺ちゃんのいがみ合いは、もう定番中の定番と言える展開でしたけど、いがみ合いを散々見せられたからこそ終わってみれば感動できる訳で、そこは演じたジャン・レノの名演を楽しみながら、気持ちよくイライラさせられるに限りますね、こう言う映画は。
でも素直になれないところとか、心配しているからこそなところとか、そこは十分伝わってくるだけにホントもどかしかったなぁ。
その間で板挟みになるお婆ちゃん(と言っても見た目相当若いけど)はとても優しかったので、何だか可哀そうで気の毒で・・・でもこう言うお婆ちゃんだったら田舎大好きになるなぁ、しかし爺ちゃん婆ちゃんの過去がワイルドすぎてちょっとビックリ・・・。
それとこの映画は何と言っても聴覚障害の次男坊の可愛さに尽きるでしょう、頑固ジジイの氷のような心も溶かす癒し系の可愛さに、見ているこっちも参りました!
長女のビッチ系でボリューミーなムチムチ感も、印象深かったです。
まあとにかく、音楽、風景、人、全てに置いて心温まる、いい映画だったと思いました、ジャン・レノもこんな爺ちゃん役が似合う歳になったのかぁ。
こんな夏休みも、いいんじゃない?
ジャンレノ、久しぶりですね。
祖父母と孫3人の、ひと夏の物語。
17年間会っていなかったのに、プロヴァンスの自然がそうさせたのかな。
いろんな出来事が思い出になって。関係が変わっていくという。
既視感はありありなんですが、まあよかったね。な話。
心温まりました。
ファミリードラマは面白い
夏休み、プロヴァンスに住む祖父母のもとに孫三人がやってくる。
母親は折り合いが悪いらしくついてこない。
携帯のつながりが悪いなど文句たらたらの孫たちだが、祖父母の友人たちがやってきて、少し変わる。
なんと知り合ったのはウッドストックというから驚き。
祖父(ジャン・レノ)はぶっきらぼうだが、美しい祖母(「髪結いの亭主」のアンナ・ガリエナ)がとてもいい。
毒にも薬にもならない
ジャン・レノなんか久しぶりだなあ、とつい手に取ってみてみたが
ウソだろオイ…というくらい中身がなかった。
どうしたんだよ、むかしは家族皆殺しにされた幼女連れて警官たちと撃ち合ってたのにジャン・レノさんてば(説明するまでもない映画)
田舎の年寄りなんて始末に負えんよ、身内ならなおさら。あれだけ険悪だった孫たちと最後は笑顔でまた会おうとかよ。
お国柄の違いもあるかもしらんが、だいたい田舎なんて閉鎖的だと思うがなあ。知らないけどさ、フランスのだいたい南部のほうかな?行ったことないし。
展開も不自然。急にアル中だとかいう話が出てきたりジャン・レノ演じるじいさんの昔の友人たちはヒッピー時代のアメリカ人かよと英語の歌ばかり歌ってるし
だいたい嫌々連れてこられた母親の実家で文句たらたらな上兄妹ふたり。そんな心持ちでこんな楽しいことばかりあるかっての
田舎なめんなよ?
これ、一体何がしたかった映画なんだろう。プロヴァンスってよく知らないが
日本でもよくある地域活性化映画?地方田舎礼賛映画?
あんまりけなしたくはないけど、ジャン・レノ好きな役者だし
でもこの内容はちょっと。
ああ、こういうふうに自分も楽しい休日が過ごせたらいいなあ〜と思って「楽しい」をつけたけど
ジャン・レノ昔みたいにハードなアクション系やってほしいなあ。
という感じ
まったりと
特に大きな盛り上がりもなく、淡々と綺麗な風景と歌と人々の交流が描かれた映画です。
集中してみるよりも、カフェのモニターで流れてたら、ぼんやり眺めるのに良い感じ。
途中、バイク仲間が集まって酒盛りするシーンは長すぎて退屈だし、耳が聞こえない末っ子との交流をもっと見たかった。
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