東京ウィンドオーケストラのレビュー・感想・評価
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ポジティブシンキングでよいか!
「美しいものが分かる人の心が大事だ」と思う。
安房の港の岸壁で露営した事がある。その時は安房の漁師さんにそっとしてもらえた。そのくらい、器量の大きな方ばかりと思っている。
宮之浦岳に今年は登りに行こう!!
なかなかやった
オーケストラの映画ってこれ系が結構あるけど
落とし方とか閉め方はどれも似たような物
でもこの映画は全然違う終わり方で
しかもダメな方の終わり方(映画としてではなく)
演技がどうとかもあるけどなかなか良かったと思う
ほんわか
アマチュア楽団が、プロ楽団に間違えられて、屋久島でのコンサートに招待され、来島後、お互いに少しづつ、その間違いに気づいてゆく。
田舎ののんびり感を体現したかのように全体的にのんびりしている。ピンチの時ですらのんびり。それもまた味な感じはするし、ストーリーは面白かった。
悪くはないけど、めちゃめちゃいいわけでもない、でもちょっとの工夫でもっともっと良くなりそうな、なんだか惜しい作品。
特に、屋久島が舞台にも関わらず、屋久島である必然性がほぼ盛り込まれていないので、もったいないなと思った。
東京
超オーソドックスで想像以上の事はほぼ起こらないけど、無駄な毒もなくて楽しめた。
いちいちセリフで状況説明したり、みんな順番待ちして事の感想を述べるのが一周回って逆に面白かった。
演奏は確かに下手すぎる。
42
島民は怒らないか?
この脚本でまだ見られる映画に持っていった役者さんにリスペクト。
脚本にはイライラ。
75分だから耐えられたのだけど。
予算がないからエピソード不足で短くしたのかは謎。
さすがにそんなこと舞台挨拶では聞けなかったけど笑
あ、主演の中西さんすごく魅力的できれいな方でした。
のどかな島のちょっとした騒動
素人楽団とやる気のない役場職員が何とか嘘を貫き通そうとする話
同じ企画の「恋人たち」がとても素晴らしい作品だったので、新たな出会いに期待して鑑賞した。
物語はよくある勘違いコメディ、色んなピンチをなんとかその場しのぎでごまかすが、どうしようもなくなって最終的に全員成長し乗り越える展開。
途中から立場が逆転したり開き直ったり主人公と素人楽団の攻防が楽しく、後半の協力して困難に立ち向かう姿も良かった。
誰でもミスや失敗はあるし怒られたくなくて嘘でごまかしたり、知らないふりをしたりしてやり過ごそうとすると思う。
年齢問わず共通の感覚を物語の主軸にしているので見ていて笑えるしちょっと考えさせられる。
ちゃんとミスを認めてしっかり謝れる人間になりたいものだ。
まあ本作では最後、謝りもせずに逃げ出すのでその展開はどうなの?とは思ったが・・・
尺も短いしテンポもよかったと思う。正直2時間あったら退屈を感じていたかも知れない。
ほとんどの役者を新人にすることでとても新鮮でありながら、主人公の中西さんや小市さんがしっかり絞めて迷走しないようになっていた。
楽団メンバーは演技がちょっとオーバーだったり、役を演じてる感があったがこれからの仕事に期待できそうな個性的な人々だった。
役場の職員が不倫してたり、島民をだましてごまかそうとしたり、ギャラは払ったものの仕事もさせずに帰らせようとしたり、コメディだから笑って許せるが、自分の地元でこんな事が起きたら絶対許せないだろうな。
オーケストラをなめすぎだし、オーケストラファンをもなめすぎだ。いくらなんでも生の演奏とCD音源はわかるのではないだろうか?
公務員もまともな人がいないので、実際の公務員が見たら不愉快に思うかも。深く考えたらダメだとわかっていてもちょっとだけ不快に感じた。
最期は始末書を書いて、主人公が冒頭で言ったセリフを繰り返して終わる。
悩みが解決したわけではないが、悲観的ではない締めくくりでなんだか自分も頑張ろうと思えた。
作品全体として目新しい演出もないしありきたりな物語で無難の一言だが、監督も役者陣もこれからに期待の持てる映画だ。
劇中セリフより
「どうせ怒られるなら、演奏したほうがよくない?」
どっちにしても嫌な結末になるのなら、今を楽しんだ方がいい。
一瞬でも楽しめる時間があるなら悔いは残らないだろう。
島民は芸術に疎いのか?
評価は坂下というところである。
ギャグが面白いのと映画が面白いのは全く別次元であるが、
本作では学生映画らしくぶろーどの企画にしては音楽に力を入れていないのに拍子抜けした。
ぶろーどによって劇場に持ち込まれる自主映画に期待する。
笑えてなんだか温まる。ほんわかドタバタコメディ!!
【賛否両論チェック】
賛:ひょんな勘違いから素人オーケストラを招いてしまった役場の職員が、なんとかそのまま乗り切ろうと奮闘するドタバタ劇が、笑いを誘う。主人公達のどこか憎めないキャラクターも魅力的。
否:展開はかなりゆったりとしているので、少し眠くなってしまうかも。
オーケストラの名前を間違えてしまう辺りは、どことなく「オケ老人!」を連想させる設定ですね(笑)。際どい勘違いから、全然違う素人オーケストラを呼んでしまった主人公が、絶体絶命のこのピンチをどう乗り切ろうとするのか、そのドタバタっぷりに、思わずクスッと笑ってしまいます。樋口さんのツッコミのような冷静な発言の数々が、かなり的確です(笑)。
同時に、〝有名オーケストラとして演奏する”という、一見すると絶対不可能な事件に巻き込まれた素人団員達の奮闘ぶりも、コミカルな中に熱いものも感じられて、ステキです。
雰囲気や展開はかなり静かで淡々としているので、惹かれないと眠くなってしまうかも知れませんが、屋久島を舞台に巻き起こるドタバタ劇の一部始終を、是非ご覧になってみて下さい。
地味だが心温まる良作
役場が呼んだオーケストラが偽物だったことから巻き起こる騒動を描いたコメディ。
主演の女優演じる女性職員のツンツンした感じがとても好印象。淡々とした毎日に嫌気をさしていて、上司との不倫も行き詰まっている。そんな中起こった騒動の決着のつけ方は、スカッとするものでも、納得するものでもないが、じんわり心が温かくなるものだった。
偽物の矜持
有名なオーケストラに間違われて、遥々屋久島まで来たアマチュアたちは、最後にステージでの演奏を実現する。
冴えない上司との偽りの男女関係、自分の手違いで本来の演奏者がいないコンサート、役場の女性はこの両方のカタを一気につける。
この映画には、偽物たちによる彼らなりのけじめの付け方が描かれている。
新宿武蔵野館のロビーにて、アマチュア楽団員の一人を演じていた俳優氏におすすめされなかったら、見に行ったかどうか分からない作品。
だけども、オープニングのシークエンスの固定カメラのショットの連続は明らかに小津安二郎へのオマージュを感じさせ、とりわけ、港に高速船が入ってくるシーンの防波堤の赤い灯台は「浮草」の冒頭を思い起こさせる。
私は気付かなかったが、もしかしたら成瀬の「浮雲」へのオマージュを感じさせる演出もあったのではと再観賞の誘惑にかられる。
あるある、楽しかった
半文字違い?
呼んだ、呼ばれた。どうする?
リタイア前なら、あたふたと責任論と保身に走る課長に同情。
でも今は、演奏したいメンバーとそれを助けるヒロインに一票。
いずれにせよ、もしもこんなことがあったら、どっちもあるある。
予想していたより面白かった。軽くて楽しめた。
ハートウォーミングなスラプスティック
先行プリミア公開で鑑賞。
新鋭監督坂下雄一郎のデビュー作ながら、小気味よくツボを掴んだ演出は熟練を思わせる。
吉本新喜劇的な着想だが、主人公だけが冷めていてドタバタしていないところが面白い。
屋久島ロケだけど、原生林が必要なのではなく、ド田舎であることが要件。
でも、日本なのだから、どんな田舎でも現代人の営みがあるのだ。
退屈な日常に焦りは感じつつも、変える努力まではしない主人公。
何かに熱くなることもなく、田舎の役所勤めを続けているが、上司と不倫する強かさはある。
そこに勘違いで招かれた素人楽団のメンバーもまた、演奏に直向きさをもっているわけではない。中途半端な連中だ。
だが、その場凌ぎのゴマカシを続けるなかで、少しだけ本気になってみようと彼らが思い、やらせてあげたいと彼女が思う。
その変化や葛藤はハッキリと描かれてはいないが、だから軽く観る者の心を撫でていく。
あくまでも軽く笑わせて軽く揺さぶる。
出演者の殆どは初めての映画出演の役者たち。
中西美帆は初主演作。
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