「ユーモアたっぷりの溢れるセリフで14歳の心境をみずみずしく描く」グッバイ、サマー ドライトマトさんの映画レビュー(感想・評価)
ユーモアたっぷりの溢れるセリフで14歳の心境をみずみずしく描く
フランス版、「スタンド・バイ・ミー」。
セリフ多めなとこがフランス映画っぽくて、個人的に好きなところ。
フランス人って、本当に議論好きだよねぇ。
映画の随所で、クスっと笑えるユーモアたっぷり。
そのユーモアが、単純に「子供っぽい中学生のおバカ」だったり、「大人顔負けの深い議論」だったりして、少年と青年の間の微妙な時期、14歳の心境をみずみずしく描いている。
「30年後に再開して、その時夢をあきらめたなって昔ばなしでもするのか?」
「あの夏を覚えてる。自作の車で旅に出よう」
って感じの場面があって、これが、この14歳の夏休みが終わった後、彼らはどんな30年を歩むんだろう、とか、30年後の彼らにとっての「14歳の夏」はどんなだっただろうと、映画が終わった後にも広がりを持たせてくれる。
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