劇場公開日 2017年3月18日

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「アニメ映画としてはゲド戦記以来の駄作」ひるね姫 知らないワタシの物語 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)

0.5アニメ映画としてはゲド戦記以来の駄作

2017年3月30日
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鑑賞方法:映画館

寝られる

ストーリー=自動車会社の会長の娘(主人公の母親)と父親が駆け落ちをして出来た娘が自動走行プログラムをめぐり現代と夢を往き来する。
「ひるね姫」の題名がいささかこじつけに感じる。
現代と夢を往き来する意味すら感じるのが難しい。

自動車会社内部抗争をステージにしているが、誰得でこんなステージを見るのだろうか?
大人か?大人ならこんな形でアニメなんて見たく無い。
視聴年齢対象は何処か?
簡単でも無いのに何故子供向けのアニメーションにするのか?さっぱり意図がわからない。
ステージと映像手法がこんなに噛み合わないのは初めてだ。

CGアニメーション=頑張っている感じはあるのだが、視覚的(物理的や工学的にも)に???と感じる所が多かった。(建物の角度&見える角度が変。アップダウンのガレキ坂道なのに、一定の速さで一定方向のみ走る主人公など違和感たっぷり)
アニメでも納得出来ない演出や映像手法はある。
新人か専門学生が作った様な浅い作り。

登場人物について=メインを飾る4人は分かるが他の人間に愛着が湧かない。

他は何だろう?カッコ悪い正義のロボットやそれと戦う鬼や鳥の影みたいなモノ。何を伝えたい?
最初から裏設定の予備知識なければ見れないのかな?
あるとしたら、事前に映画内で匂わせろよって話。
(こういう些細な親切ありなしが評価になり、逆に親切設定ありのサマーウォーズが受け入れられた理由だと思うし。)
主人公にSNSの予備知識がある程度もっている設定であれば、こんな内容にならなかっただろう。(連れ添う男性でさえ、それ程でもなかったし)

また、メカや操作室などデザインが飽きる。サクラ大戦や他のアニメデザインのパクリ?など思わせる。

上映時間について=繋がりがピンと来ない夢と現実の繰り返しで終始眠くなる。
30分で席を立ちたくなった。

宮崎吾朗の誰を対象にしたか分からない、自分(監督)だけ納得し見事にコケた「ゲド戦記」の様なアニメーション。

こんなん駄作観せられて、私は金返せと言いたい。

巫女雷男